★ 5日目/お風呂2日目 

今日も曇りで気温は15度前後と低めです。朝食をホテルの本館で取り、まだ水着が乾いていなかったのでヒーターをつけたまま外出。
市場に行こうと早めに起きたんですが、結構遠そうなので止めて見晴らしが良いと言う新宮殿へ。・・・行くはずが道に迷ってお城の裏に出ちゃいました。戻りながら探すと展望台みたいになっている所があったのでそこで代用。十分堪能できました。でも朝は気温が低いしお天気もパッとしないのでダラダラとウィンドウショッピングをして過しました。
Uちゃんが、「カラカラ浴場のカルキのせいか肌荒れがひどく粉が吹いたようになってしまい、持ってきた化粧品では足りないから何か買いたい」と言うので昨日の薬局へ行くことにしました。

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昨日の店員さんが今日も応対してくれました。今日も笑顔が素敵。
Uちゃんが肌が荒れてひりひりする、と言ったら「歯痛じゃないの?」と言われてました^^; 違うと説明し奨められたのはビチィ(VICHY)という化粧品。初めて目にするブランドでしたが、使用後、Uちゃんが言うには「保湿力が素晴らしい。お母さんにあげよう」とのことでした。どうもおフランスの化粧品らしいですね。ドイツじゃ「びちぃ」だけどホントはビシィと読むんでしょう。
この時私はお土産用に携帯サイズのヴェレダの歯磨き粉を大量購入。袋に入れるところを見るともなく見ていたらまたおまけをつけてくれました。今度は鳥の置物^^; 日本人が遥々来たんだからサービスしなくちゃ、と思ったんでしょうか。

それにしてもちょっと寒いわ。昨日髪を乾かさなかったから風邪引いちゃったかな? 着替えは夏仕様の物しか持って来なかったからデパートのセーターに擦寄っていってしまいそう。スーツケースに入らないから買わないけどね。
それでもウィーンは物価が高いから何か買物するならここで買って行った方が良いわよね。取敢えずタイツを買っておこうと靴下屋さんへ。あれ、でも「タイツ」ってドイツ語でなんて言うんだっけ? タイツで通じることを祈って店内へ。

「こんにちは〜。タイツくださーい」
「は?」
「タ・イ・ツ」
「あー、『Stronpfhosen』ね」
「そうそう。それ。しゅとろんぷふほーぜん!

でも出されたのは普通のストッキング。もっと厚手の出してもらわなきゃ。暖かい/warm の比較級は「wärmer」よね。
ところがこれが通じないんですよ。どーして??と思っていたら「あぁ、warmerね」と言うじゃないんですか。ちょっとぉ。私が苦労して覚えたか比較級と最上級を根底から覆すようなことしないでくれません?

何はともあれ、いくつか見せてもらうことが出来ましたがなんか高いんですよね。一番安いのが1足17EUROってどうよ? このお店には他の選択肢がなかったので、Wagenerへ。 しかしここはストッキングしか置いてません。ウロウロしていたら店員さんが声をかけてきてくれました。
ここでもwärmerではなくwarmerでした。むぅぅ、方言?
引出しから何足か出してくれ、それはさっきのお店で見たものと同じか、もうちょっと薄いものでした。「どうしよっかなぁ」と迷っていたら
「ちょっと待っていてくれれば奥から取ってくるわ。時間は大丈夫?」
と丁寧に聞いいてくれたので素直に待つことにしました。そして出された物はすげー厚手で確かに暖かいかもしれないけれど靴が履けないんじゃ、と思うものだったので最初に出してくれた中から50デニール、12EUROのものを選びました。因みにブランド名はFalke。このブランドが一番品数が多くドイツの福助もしくはアツギに相当か? ダナ・キャランとかもあったけれど30EURO超えでとても手が出ませんわー。日本はライセンスものだから安いのかな?

お昼はガイドブックに載っていた王様のカフェ(Königs Cafe)へ。お庭のお席がかわいいけれどちょっと寒いので店内へ。手書きのメニュウは達筆過ぎてで読めないよ・・・。
なんとか解読し、Uちゃんはサラダ、私はレモン風味のチーズ・リゾット(Zitronenrisotto mit Basilikum und Parmesan)。いや、美味しかったです。レモンが利いていてしつこくないんです。ちょっと多いかも、と思ったけれど全部食べちゃいました。お勧めです! でもサラダは酸味が強くて私はダメでした。Uちゃんは「これで一年分のお酢を摂った」そうです。因みにここのビールはBECK。

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お腹が一杯になったら身体も温まったし元気も出てきました。なんだ、空きっ腹だったから寒かったのか。人間て単純。

元気が出たところで、明日の出発に備えバスの時刻を見に行きました。うーん、案外本数が無くない? 朝食を食べる時間は無さそうですが、仕方ありません。

午後からコンサート。バーデン・バーデンは湯治客のために毎日無料の野外コンサートが開催されています。ただし、雨の場合はクアハウスのホールで行われ、入場料が2EUROかかります。 クアハウス前にあるステージ前で席取りをしていましたが結構寒いです。そのせいか、他に席取りをするような人はいません。みんながっついてないんだなー、と思ったら、ステージ上に「今日は屋内にて開催」と大きく書かれているじゃありませんか。やだわー、全然目に入ってませんでした。雨は降っていないけれど気温が低いから中でやるんですね。
入口横で入場券を買いホールへ入るとちゃんど観客がいます。お年寄ばっかだけど。ホントに若者は私達だけです。
演奏はうまいんだけど曲が今一つでしたね。まぁ時間潰しにはなります。

※曲目※
Franz Lehar Ouvertüre zu "Der Graf von Luxemburg"
Hanno Hanson Träume, Tango de la Rosa, Lebensfreude
Josef Bach Unvergessene Evergreens(Teil 1)
Emmerich Kalman Melodien aus "Die Csardasfürstin"

ホテルに戻りながら夕食の買い出しです。パン屋さんでパンを買い、お肉屋さんでハムを何種類か買いました。トリアーで買ったクリームチーズが手付かずで残っているのでこれで十分です。

もう何度も通ったビレロイ&ボッホの前をまた通りました。明日出発なのでもう決心しなければなりません。Uちゃんは買うことにしました。私はウィーンで探すことにしました。だってUちゃんのスーツケースは小さいし荷物も少なくて軽いけど、私のは20kg超えですもん。薬缶なん嵩張るものを持てませんわ。
店内に入り、Uちゃんが「飛行機に乗るから厳重に梱包してください」と言ったら、店員さんは笑顔で答えて極くあっさりした梱包をしてくれました。おいおい(^^;。そしてメモに名前を書くよう言われます。何に使うのかと思ったら包み終わった商品に貼っていました。どうも、散策中に買った人が荷物を持ってお買物を続けなくていいように帰るまで預ってくれるようになってるんですね。でも私達はもうホテルに帰るからいいのよ。
お互いの荷物の多さを嘆きながらホテルに向かい、明日の朝、行きに通った坂道を延々と下って行くか、頑張って階段を降りるか相談しました。坂道もねぇ。石畳じゃなきゃ良いんですけど却って疲れそうなんですよね。時間が惜しいし。たとえスーツケースを抱えても階段を降りた方がマシということで話がまとまりました。

明朝チェックアウトする時間が惜しいので今日のうちに精算を済ませてしまおうとロビーへ行くとおじさんは言いました。
「そんな早い時間には誰もいないから朝食は出せないよ」仕方ありませんね。
「その代り、今、果物を持って行きなさい」え、ホント?ありがとー。りんごやオレンジなど2個ずつもらいました。
「お水はいるかい?」え? くれの? ヴィッテル×2をもらいました。
「バナナも持っていきなさい。このバナナは新鮮で美味しいんだよ」と言って厨房からバナナも持ってきました。まだ青いみたいだけどおいしいんならありがたく頂戴しましょう。 なんて良い人だ!

果物を抱えて部屋に戻るとヒーターは止められていました。うーん、無人なのがわかるのか・・・。でもちゃんと乾いていたからいいんだけど。
さて、一息ついたらまたカラカラ浴場へ行かなくちゃ。他にフリードリッヒ浴場もありますが値段が高いし(21オイロ/3時間)、一番豪華というローマン・アイリッシュ浴場が今日は混浴なのでパス。
昨日は見なかったローマ時代の遺跡を見物しながら浴場へ。今日も外のジャグジーで寛ぎ、屋内の水圧で背中をほぐしいい気分。捉ってないと流されちゃうのが玉に疵なんですけど私にはこれくらい水圧が高い方が気持ち良いので背中から足からガンガン当てました。
昨日は入らなかった38度のお風呂を見ると今日は普通に人がいます。まだ時間が早いからでしょうか? ここで十分暖まり今日は持参したシャンプーで髪を洗って威力の弱いドライヤーで頑張って髪を乾かして帰ります。

ヒーターを全開にして水着を置き、乾かしながらビールで夕食。ん〜、パンもチーズの美味しいです。し・あ・わ・せ。

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