★ 1日目/ミュンヘンへ 【出発から波乱含み】

平成14年7月、久しぶりにドイツへ行くことにした。今回の目的地はミュンヘン〜リンダウ〜ウィーン。ウィーン以外は初めてなので楽しみ!

でも出発直前は残業続きで、にも拘わらずスーツケースは空港に送ってしまいたいので荷造りはわたわた。私はただでさえ荷物多しなのに、今回は日傘まで入れてみました。だっていつもピーカンなんですもん。
航空券を受取ったのが出発2日前だったので同行のUちゃんに渡すことが出来ませんでした。発券しなければいくらでも変更可能なので代理店の人が気を聞かせて直前まで持ってきてくれなかったのです。 スカイライナーの券も私が持っていたので彼女とは当日スカイライナーの乗換え改札口で待ち合わせ。07時07分発なので7時丁度に待ち合わせました。

当日、心も軽く待ち合わせ場所に向かい、10分早く待合せ場所に到着。Uちゃんの性格からして彼女ももう来るに違いありません。
・・・が来ない。こういう時に限って携帯電話を持ってきていないんです。しかも近くには公衆電話もありません。いつUちゃんが来るかもしれないので待合せ場所から離れるのも躊躇われます。
結局時間を過ぎても彼女は来ませんでした。公衆電話のある所まで移動し自宅に電話します。なんつったて携帯電話を持つようになってから他人様の電話番号を覚えなくなったもので。公衆電話で母を遠隔操作して携帯の電源を入れ電話帳を開かせます。母と一緒に外出する時に使わせてあげた事が何度かあるので割とスムーズに操作が進んだけれど、やはり自分でやるようにはいきません。そしてこういう時に限ってテレフォン・カードの残度数が少なく小銭もありません。切れてしまって掛け直したりしている内にUちゃんから携帯に電話が入りました!

なんと彼女の乗った電車が人身事故で一時間以上動かなかったそうです。彼女もきっと何度もかけてくれたんでしょうに、私が電話を持ってこなかったので連絡がつかずとても焦ったでしょう。申し訳ない事をしてしまいました。
それから少しして彼女の乗る電車は無事運転を再開したそうで一時間足らずでUちゃん登場。 スカイライナーに空席があったので乗車変更してもらい空港へ向かいました。時間的には間に合うけど一応チェックイン・カウンターに遅れる旨連絡したところ「確約は出来ませんが出来るだけお待ちします」とのこと。まぁ既にスカイライナーは動き出しており、ここからなら一時間程度で到着出来るのでお互いに「まぁ大丈夫でしょう」思っているのが感じられる会話でした。

やっと空港に到着し無事チェックイン。二人とも朝食を食べていなかったので売店でおにぎりを買って食べました。その後ボーディングが始まっているのを横目に免税店に戻り化粧品を購入。ここで買うつもりで化粧品を持って来ていなかったのでなんとしてでも買わなくちゃならなかったんです。てな訳でディオールの下地とパウダーファンデを購入。締めて8,100円なり。やっぱり安い!
めでたく機上の人となってからは機内販売をチェックし、機内食を頂いたら映画も見ずにおやすみなさい。爆睡する私を乗せて飛行機は一路ウィーンへ。

ウィーンに到着したら今度はミュンヘンへ乗り継ぎです。時間調整のため空港をうろうろしていたら突然の雷雨。バケツをひっくり返したような雨とはこのことです。「私達の飛行機が降りた後で良かったね〜。危うく降りられないところだったね」等と話ながら乗り継ぎ便の搭乗口へ向かうと、飛行機はまだ来ていませんでした。ミュンヘンからきた飛行機が降り返しで戻るんだけどこの雷雨で降りらないんだって。やられました。

一時間遅れと言われた私達の飛行機は一時間が二時間になりそれがまた三時間になり結局三時間半くらい遅れての出発となりました。この時もうチェックインを済ませていたので免税店もなくただひたすらロビーの椅子に座って待つことになりクタクタになってしまいました。夏なので7時を過ぎても明るいのが救いです。
最後の方はロビーで体操などして体をほぐしていました。だってずっと座りっぱなしでからだがガチガチだったんですもん。海外旅行には何度も行っているけどロビーで体操をしたのは初めてです。

天皇機 ミュンヘンへの乗り継ぎ便はチロリアン航空
ロビーからバスに乗って飛行機に向かいます。
途中、訪欧中の天皇ご夫妻のためであろう政府専用機を横目にミニミニの飛行機に乗り込みます(なんせタラップ5段)。
しかも席は最後尾でエンジン音がすっごくうるさい。
1時間程度のフライトだからいいですけどね。
ミュンヘン空港からSバーンで中央駅に出てそこからタクシーでホテル・フォーポインツ・セントラルへ。フロントのお姉さんは優秀そうなブロンド美人。でも訛がきつくて聞き取りづらいです。南ドイツなんだな〜、と思いました。
チェックインしたのは22時を過ぎていました。お腹が空いていたけれどホテルの周りは何も無さそうです。フロントで聞いてみたらホテルのバーで食事も出来ると言うのでそこへ行きました。
ビールを注文したら大瓶を取り出したので慌てて一本に訂正しました。サラダとサンドイッチを一皿づつ注文したらどちら大盛り。確かサンドイッチは「チキンに胡瓜にトマトに・・・」と書いてあって二人で「アメリカンクラブハウスサンドみたいな物かな」と思って注文したんだけどただのハム・チーズ乗せトーストでした。トマトや胡瓜はどこに行ったの? しかし二人とも疲れていて抗議する気にもならないし結局サラダもトーストも食べきれず残してしまいました。
そしたらバーのお兄さんが驚いて「まずかったか!?」と聞いてきました。違う、疲れてるんだ、と言ったら分かってくれたみたいです。気分を害さなくて良かった。
今夜はゆっくり寝て明日から楽しむぞー!

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