批評・感想の受け止め方。
 第三者による批評・感想は貴重であり、書き手にとって大切な宝である。
 意に反する感想が来ようとも、最低でもその感想をくれた一人はそう思ったというのは事実として参考にすべし。
 しかし、惑わされてもいけない。
 読者の言いなりになるのは作家としての死である。
 以前、とある有名小説家(プロ)がのたまっていた。
『ただでさえSFやファンタジーを読む人は(世間的にみれば)少数派の変わり者なのに、ましてやその感想をくれる読者なんていうのは、これはもうキ印に近い変人』
 そのくらい偏っているかもしれない意見を全部鵜呑みにするのは危険である、という趣旨の発言だったかと記憶する。
 あくまでも自分の感覚と読者の読み方のズレの指針として、自分が狙ったとおりの意図がきちんと読者に伝わっているか否か、伝わっていないならそれは何故か判断する材料とするのがよかろう。

・基本的に感想は来ない。
 実際、私だけでなく、もっと世間的に評価が高く人気があるSS作家等と話をしても、どこも似たり寄ったりの状況であるらしい。
 数千件のアクセスがあっても、直接の反響は掲示板やメールで数件あれば良い方。
 ちなみに当サイトの場合、WEB拍手の設置後、一行コメントは多数いただけるようになったが、その分掲示板やメールでの感想は減少した。
 読者は書いた作家本人のように作品に思い入れなど無い。
 わざわざ感想を送ってもらえるのは極めて稀だと思え。

・アクセスカウンタはあてにするな。
 多くのカウンタは重複アクセスもカウントしてしまう為、ロボットサーチ等が無意味に数字を延ばしている事も考えられる。
 さらに、作者本人のあずかり知らぬところで「こんな駄目なもん書いて公開してる恥ずかしい奴がいるぞ」と晒され、冷ややかに観察されているケースすらある。
 私の経験から言っても作品の出来不出来はアクセス数に繁栄されず、影響するのはもっぱらメインで扱ったキャラの人気である。

・批評はギブ&テイクで。
 技術的な問題の場合、書き手同士批評し合うのが効果的である。
 ある程度信頼が置け、かつ遠慮無く意見を述べ合える仲間を作るのは非常に有効。
 批評・感想が来なければ、自ら出向く積極性も時には必要であろう。
 ただし当然ながら、出る杭は打たれる。
 そして批評して欲しくば相手に自分以上のメリットをもたらす気概と配慮が必要。
 批評というのは問題点を突く場合も、「こうすればどうか?」という対案や改善案を示すべきである。
 相手に迷惑を掛けない配慮は言わずもがな。


 参考までに、以前数回MSNメッセンジャを利用し行われた型月系SS作家同士の批評会チャットログを以下にアップしておく。
 参加者全員ログ公開を了承したうえでの批評会ゆえ各個別に再許可は申請していない。問題あるという御仁はばんざいまで連絡されたい。
 勇気ある先達たちに敬意を表し、批評対象作共々目を通すべし。
 定評ある諸作品が容赦なく叩かれているので、大いに参考になるはずだ。
 もともとログ公開自体は副産物なので、読み辛いのは文句を言うな。
 2回目以降ログを読みやすくhtml化して下さった諸氏に感謝。
 なお、この批評会は現在開催されていない。
 参加者はおおむね言いたい事を言い尽くしてしまったというのが大きな理由であろう。

型月系SS作家批評会チャットログ

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文責 ばんざい 2004.9