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KAWASAKI ZL 1000(1987 A1)
 




(2021/1/14 32523km 通算55215km 納車から20424km)

車 検 終 了


いやぁ、寒いんでどうしたもんかと思っていましたが、
天気予報とにらめっこして「最高気温14℃」という日に2日前に予約を入れて、
車検を受けに行ってまいりました。


いつも通り、横浜の港北区、横浜陸運支局です。


前回の車検とバイク的に違う箇所は、
・もう外すのもめんどいので、
 サイドバッグ両側とも付けたまま行ってみる。
(400SEの時には何も突っ込まれなかったので)





少なくとも右側は全く張り出していないので大丈夫かと。
左も、ハンドルバーよりは出ていないかな、と思いつつ。


・スムーズに交換できるか自信が無い(KERKER→オリジナル)ので、
 KERKER両出しのまま行ってみる。
(アプリで測ってみたら4000rpm時で80db台だったので。まあ全くあてになりませんが)


まあこの2点が大きな違いです。
マフラーがもし通らなかったらもう帰ります。帰って出直しです。


出発する前に用意する物。
・クリップボード&ひも→首にかけて検査ラインを通るため
・念のためにボールペン、エンピツ、三文判
・現車検証
・現自賠責保険証
・点検整備記録簿→自作
・インターネット予約受付メールを印刷
 またはスマホに転送(番号入力がありますので)
・いざという時のための簡単な工具
 (プラスドライバー、10や12、13辺りの六角など)
・お金
などなど。



さて当日、現地に向かい、正門近くの代書屋で自賠責更新。
2年前よりもさらに安くなっていました。
24ヶ月、9,680円。

最初のユーザー車検から、
13,640円(2015年)→13,640円(2017年)→
11,520円(2019年)→9,680円(2021年)
という感じで、4,000円近く下がってます。

また昨日辺りののニュースで言ってましたが、
さらに下がるようですね。まあ結構なことです。


庁舎に戻り、印紙購入。
重量税 5,000円
検査費 1,700円


最低限必要なのは以上です。
合計で16,380円。

かつて徴収されていた用紙代30円とかなくなっています。
また以前でしたら、隣の建物に行って税金書類の提出などありましたが、
もうそれも無し。確か前回から。
(検査受付時にチラリと見せるだけです。)


書類を受け付けに出して確認を受け、いよいよラインに並びます。

天気も良く車検日和でしたが、バイクの数は少なめ。
まあいつもそうですが、この日も3〜4台しかラインに並んでいません。

@原動機型式確認、OK
A車体番号打刻確認、OK
Bウインカー、ブレーキランプ、ホーン、OK
 (案の定ホーンが一発目鳴りませんで、少しアクセル開けてOK・・)
他にいろんな箇所、知らないうちに目視確認しているんでしょうね。

さて次・・・


ををっ!!集音機持ってこない!!
C排気騒音検査、無し!!
ちなみにですがもちろん、CO2検査はありません。

そしていよいよラインに入ります。
Dスピードメーター検査 40km/h、OK
Eフロントブレーキ、リヤブレーキ、OK
相変わらずリヤは少し踏みしろ深いですが、
効き具合に問題は無いようです。

そして、
Fライト検査。
バルブはもちろん事前に、
RAYBRIG ハイパーハロゲン・サーキットクリア
に換えてあります。2年に一度のご登場です。

「まあ悪くて光軸かなぁ、でも全くいじっていないし、多分一発で通るよなぁ」
なんて思っていたのですが、結果は「x」。

「やっぱり(光軸で)ヨビケン行きかぁ」なんて思いつつ、
書類持って検査官詰所へハンコもらいに。
すると意外な一言。


「ライト暗いですね」


ええええええ???
って感じです。


バイクでは初めて言われました。
かつて1974年のアルファロメオのユーザー車検で
確か言われた記憶がありますが・・・

前回の車検と全く同じライトユニットで臨んでいるわけで、
それで「暗い」と言われてしまった・・・
瞬間、結構暗澹とした気持ちになりました。

と、言うのも、
今ここで何をどうすれば、という案が全く思いつかなかったからです。
「こりゃバルブ変えるかライトその物変えるか、ああ、バッテリーかな?」
とか思いましたが、どれもその場ですぐに対処できるような
メニューではなさそうです。

「ああ、帰って出直しするしかないのかぁ、ダメだダメだぁぁぁ」
なんて思いながらも、一応ヨビケンに行ってみることにしました。
なんか隠し玉的な対処法でも教えてくんないもんかぁ、
なんて思いながら。

しかしその期待は全く的外れ。ま、仕方ないですが。
ああいうところは機械的に測定してその結果伝えてくれるだけ。
ちなみに光軸はほぼOKで、明るさが10000カンデラちょっと。
合格するには15000カンデラ以上なければいけません。

「何かないすかねぇ??」と聞いても、
「暗いことの根本的な原因突き止めないとダメでしょうねぇ」
「配線の劣化とかバッテリーの劣化とか、結構面倒ですよ」
「この暗さではかなり難しいと思いますよ〜」
と、2,200円払ってダメ出し食らいに行ったようなものでした。


車検場に戻って受付に行き、
その日に検査終了せずに帰ることに関し、色々と聞きに行きました。
(ちなみに2週間以内ならば1,300円の検査費が必要、
 2週間過ぎると最初から検査やり直し、とのこと。多分1,700円。)
受付のお嬢さんはしきりと、
「今日はあと2回受けられますので」と応援(笑)してきます。
が、まだ落胆していて帰ることしか考えていなかった私は、
「あ〜、はい、そうですか・・・」
と生返事。

「いやいやどうも出来ない、俺は帰るしかないんだ・・・」
と強く思っていました。まだ。



しかし数分たち、だんだんと冷静になってきました。
「何かできないか??」と。

そこで改めてヘッドライト見ると、実はほんのわずかに
頭の片隅にあったことですが、改めて見えてきました。
「ヘッドライトけっこう曇っていないか??」
ということ。

写真を撮っていないのが残念ですが、
その時には余裕がありませんでした。

家に戻って引っ張り出した予備のヘッドライトが、少し曇っています。


ん〜。これよりも全然曇っていたな。
要するにレンズ面はガラスですから劣化は極小、
ホコリなどを吸着してリフレクター(反射面)が汚れていたのです。

WEB上でもう少し曇ったもの見つけました。


↑これだけ曇っていると車検通らないかもしれません。
まあだいたいこんな感じだったと思います。


この汚れを、出来る限り綺麗にして再挑戦するしか道はないな、
とそこまで冷静に考えられるようになってきました。

が、しかし。

キレイにするための道具が全くありません。
バルブを外して中から拭かないと綺麗には出来ませんが、
棒もなければ濡らす水もない。


そこで何かないかと車検場隣のオートバックスへ。
そこで購入した物は・・・


・ガラスクリンビュー
・伸び縮みするマイクロファイバーのモップ
・マイクロファイバークロス数枚(セット)、一応。

ドライバーは持っていましたので、ヘッドライト外してバルブも外し、
シャカシャカと振ったクリンビューをレンズ内部に噴射!!

泡だらけになったレンズ内部をマイクロファイバーで拭き上げ!!
棒状の物が無いと、反射面側は拭けません。
このモップは我ながらなかなか良い買い物でした。(100円)
全面モップですから、反射面を傷つける心配がありません。

磨いた結果・・・


↑これでも、かなりきれいになったのです。

さて、多分もうやることはありません。
ま、80Wのバルブ(売っていたら)買って再トライ、
なんて方法もあるかもしれませんが、配線焼けないか心配ですし・・・


これで再トライ。

バイクを据え、もう4〜5000rpmくらいまで回転を上げ、
(笑、上げすぎも意味ない)
ドキドキしながらも待ち、出た結果。



合格しました。


バイクでは今までで一番時間がかかりましたが、
なんとか合格。

いい勉強になりました。
次回(とりあえず400は7月か)は、
きちんと反射板キレイにして向かうことにします・・・




今回の車検の総費用(高速代&ガソリン代除く)

重量税   5,000円
検査費用 1,700円
自賠責(24ヶ月) 9,680円
ヨビケン 2,200円
オートバックス 800円
以上合計 19,380円


と相成りました。

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