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KAWASAKI ZL 1000(1987 A1) 

・プラグコード交換、プラグ交換(2013/3/2 17069km 納車から432km)

今のところ、ZLに特に不満はないのですが、あえて挙げるとすると
・燃費をもう少し上げたい
・朝イチの暖まりが遅い→エンジン止まらぬよう、停止時アクセル常に開け気味→さらに燃費悪化
ということがあります。

さらに、タンク外す際左側のネジ回す時に、1番のプラグコードが少し干渉します。
その時によいしょとよけてドライバー入れるのですが、そのコードの固いことと言ったら・・・。
多分オリジナルの新車時からの物かもしれません。古く、性能的にも劣化していると思います。

前述燃費改善にも一役買えるのかと思い、今回
・プラグコード交換
・プラグ交換
・偽○ロジー
を施すこととしました。

出来るだけ早くやろうと実は思っていたのですが、やる気を少し萎えさせる原因はこれでした。
とんでもないイグニッションコイルの位置。

  赤丸位置にネジが・・・

位置はしょうがないとしても、ネジへのアクセスが最悪です。
左側は上にラジエターキャップ、サーモスタッド、電気配線、フレーム。
右側もフレーム、電気配線の接続ターミナル、その他ケーブル。
あれ外しこれ外し、バイクの前半身がらんどうにしてやらなきゃいけないことかなぁ、と、
整備頻度が比較的高そうな箇所へのアクセスの悪さに納得がいってなかったのですが・・・。

最悪全部外せばいいかと腹くくって、始めました。

材料ですが、
・キジマのシリコンコード、赤、2本(2m)


・デイトナのイリジウムプラグ、NGK製MAXFIRE、DR9EIX相当
 400SEで少しイリジウムに懲りたのですが、また手を出してしまいました。
 しかしパッケージに「3〜5000kmで交換しろ」とは。


・その他、平編み銅線、熱収縮チューブなど。


・プラグキャップ関係はオリジナルを流用

イグニッションコイルの取付ネジ、まさかナット外したらポロっとボルトが下に落ちる
なんてことないだろうな、なんて思いながら(外したはいいがそんなの取り付けする自信なし)の作業。
幸いにしてコイル側に固定されたボルトでしたが。
最後の取付時に気付きましたが、コイルのネジはフレームにある穴に通してあるのではなく、
凹字型の金具にいわば、はめ込んであるだけでした。

 こうではなく

 こうでした

  見えますかね

ナット少し緩めれば外れたんですが、そんなこと分かりませんから、全部外しました最初は。

まずプラグコードひっこ抜こうと思ったのですが、2番のプラグ、ものすごい急角度で前に向かって折れています。
これはイグニッションコイル(と硬い硬いコード)が上にあるからです。多分高さが稼げず引き抜けません。
ですのでこれはまずイグニッションコイルから外そう、と思った次第です。

何とかかんとかコイル外して、コードも抜きました。
プラグはまだ抜きません。異物混入(この場合自分が原因のネジとか)考えるだに恐ろしいので。



備忘録的に記しておきます。

コイル左(クラッチ側)配線 左から赤(-)黒(+)コード左からC、@



コイル右(アクセル側)配線 左から緑(-)赤(+)コード左からB、A



コード順番はクラッチ側から C@BA、です。
マイナスに赤って不思議ですがそうなっています。

純正コード長(見えている部分のみ)
@25cm
A33.5cm
B28.5cm
C32cm

純正部品からは、プラグキャップ、キャップ止め、コイル先端のネジ込、
コイルにコードを押しつけるワッシャ、ゴムは使いますので大事に取っておきます。
 
   

今までの物ですが、やはりコードは大変な硬さです。
今後のプラグ交換のことなど考えると、これは換えておく方が吉でしょう。

多分コードの接続はどちらもねじ込み(受け側にネジ山)だろうと思い、
どちらもねじりながら外します。実際そうでした。



計測したコード長よりも、取付で隠れる部分を考え1cmだけ長く、シリコンコードを切りだします。
実際に隠れる部分はキャップ部分とコイル部分考えると1cmでは足りませんが、
シリコンコードは非常に柔らかく、取り回しに苦労することはないだろうから、これでいけると言うことで。



プラグキャップとコードの接続部分、かなり頼りない感じです。防水の面で。
しかしここは一番折れる部分なので、あまり防水だからと色々付けると、
せっかくのシリコンの柔らかさが無駄になります。太さにも差があり、収縮チューブもあまりうまく付きません。
意味あるかどうか、コードのみに収縮チューブを付け、少しだけ太さを増すようにし、
キャップに押しこんだ際の両者の密着を上げることでよしとしました。

コイルに押し込む前に平編み銅線と熱収縮チューブで仮装します。が、

平編み銅線は最終的にバッテリーマイナスから来るアーシングケーブルと繋ぐわけで、
アーシングケーブルのエンド部分の場所決めしないと、平編みをどの程度の長さで切り出せばいいか
分かりませんので、先ずアーシングケーブルをバイクに取り付けます。



400SEの時も使った、ピンクのアーシング用ケーブルがまだ余っていますので使います。
末端は水関係が比較的かかりにくい(と言っても駐車時だけですが)、左側にします。
そうすると、アバウトですが平編み銅線は、
@10cm
A10cm
B15cm
C20cm
余分に切ればいいことに決定。

銅線に途中で菜箸で穴をあけ、ケーブル通し、収縮チューブで覆って、丸端子圧着して出来上がり。
オリジナルの番号シールも使い回しました。



コイルに再接続し完成です。



そうそうそういえば、以前400の時にも同じことしたのですが、
その時にネットで購入したワイヤーカッター。優れモノです。
平編み銅線が、まるで細い銅線のように「ザクッ」と切れます。



さてやっと、旧プラグ抜きます。
エンジン幅広い分、250や400の時よりもずいぶんと楽です。
外したプラグはこんな感じ。入っていたのはD8EA。抵抗入りじゃないんですね。



4番(のみが)が結構うまく焼けていると思います。その他はすすけ気味。
バランス良く全気筒きれいに焼けるってあまりないとは思いますし、
直前の走行状況にもよりますから何とも言えませんが・・・。
8番でこれか。大丈夫か?9番、しかもかぶったら最後(と言われている)のイリジウム。
オリジナルは確か(NGKの)9番だったと思いますが。

ま、番手下げてるわけではないので、
発生するとしても壊れない方のトラブルだろうと楽観的に様子見ましょう。

新品プラグ挿して、コード、コイル取り付けます。
アーシングケーブルも接続。




エンジン掛けます。
当たり前ですが、「新品コード」と「新品プラグ」です。
調子いいに決まってます。

全くのエンジン冷間時のスタートでしたが、交換前よりもアイドリングがんばってます。
走行試験はまだです。イリジウムの寿命の件も含め、少し様子見ることとしましょう。



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