Motorcycle Top /ZL1000 Top


KAWASAKI ZL 1000(1987 A1)
 

(2014/4/27~5/8 42758Mile 通算40226km 納車から5343km)

KERKERを入手してみた


ヤフオクにて、中古の黒メガホンを入手してみました。
実はZ1、Z2、Z1000MKUなど用ですが。

エキパイ付き、で15,000円ほど。



ご丁寧に、オリジナルの箱付きにて送られてきました。
販売元が藤田商会の物のようです。

早速開梱してみました。

エキパイは使い(使え)ませんからどうしましょう。
オークションにでも出しましょうか。サビ有ですけど。

欲しかったのはメガホンサイレンサーですので、状態を確認してみます。

サビはありませんが、そこかしこに赤っぽい傷があります。
それはいいとしても残念な箇所は、エンドキャップ留めるためか、
メガホンエンド部にネジ用穴が追加してあります。


本来は(多分)水抜き用も兼ねてメガホンの下になる部分のみ1箇所に
付いているはずの穴ですが、こんな目立つ箇所に。
で、なんか変なキャップが付いていたんですよね。
レーシングバッフルのエンドキャップみたいなのが。
ここには手持ちの中古キャップを付けます。

この穴、埋めたいけれどちょっと自分の道具とスキルでは無理かな。薄い箇所だし。
当面このままですかね。排気漏れさえしなければ。

インナーバッフルはスタンダードタイプ、反対側にも突き出る、
400SEと同じ長い物です。抜き取ってみました。
スタンダードバッフルは意外に簡単に抜けるのがいいですね。


私の400SEのKerkerもそうでしたが、屈曲部から先にはウール等が巻きついていません。
自分で入れた感じからは、ここに普通の厚さでウール巻き付けても、
押しこむ時に屈曲部で押し戻されてしまい、入っていきません。

それにしても良い色のウールです。サビで消音、てな感じです。

マスキングテープで巻いてあるところ見ると、オリジナルのウールかもしれません。

いずれにしても剥がしてしまいます。
2層になってまして、パンチングに近い部分はこんな感じでした。
まあ普通に焼けてますね。


もちろん右側がエンジンに近い方。

そしてパンチングパイプが登場します。


緊張の瞬間、計測です。そうです。またもや見込みで入手。
まるっきり400用と同じだったら、付ける意味ほとんどないのでは、と思います。
(400用付けた時と同じ結果になる、という意味で)
各数値は以下のようになりました。

  パンチング全長 入口径 比率 出口径 比率
400SE用 440mm 29mm 1.00 31mm 1.00
750以上用 570mm 39mm 1.34倍 38mm 1.23倍

少なくとも同じではありませんでした。ああよかった。

剥がしてしまったウールの代わりに新しいウールを巻き付けます。
デイトナのセラミックウール(L)と、ステンレスウール。

前述の通り、普通にやったんでは屈曲部分には厚めに巻いたウールは入りません。
ですので、何も巻かないよりはと、この部分にはステンウールを巻いておきます。


で、後半部分にはセラミックウールを。
で、ワイヤーで固定。


エンドキャップは少々難あり(割れあり)ですが、手持ちの物を使用。


さて、取付ですが、もちろん予想していましたが、集合エンドの径と、
入手したカーカーのメガホンの入口径、合いません。
具体的に言えば、エキパイ出口は外径50.8mm、2インチ。
カーカーの入口は、内径約63.5mm、多分2.5インチ。

ネットにて適合するアダプターなりなんなり購入すれば何とかなるだろうと、
軽く考えていましたが、これが無い。ありそうで無い。

42.7→50.8とか、50.8→60.5とか、54とかはあるんですが、
とにかく63.5というサイズが無いのです。
ごく稀に見かけた2.5インチ物も、主にクルマ用ですが、
相手が大体太くなっている物で(3インチとか、4インチとか)、
相手が細くなっている物は見つけられませんでした。

あともう一つ不安要素が実はありまして。

カーカーもエキパイも、「差し込みバンド留め接続」です。
で、通常市販されているアダプターはこんな形状が多いですよね。



太い方をサイレンサーに挿入、出っ張り部分でアダプターが止まり、
装着されたアダプターのおかげで、「細」の方から適合したサイズの
エキパイを差し込むことが出来る、と。

これは多分ですが、「スプリング(と)フック留め」のシステム前提で
作られているんじゃないかと思うのです。
これに対して私のはバンド留め。仮に適合するアダプターがあったとしても、
当然素の素材よりも少し厚く作られているはずのそれを、
漏れなくキッチリ締めあげることが出来るのか??

じゃあスリット入れれば?て話ですが、スリット入れて締め込めるかも不明。
締め込めなくとも、要は漏れなきゃいいんですが。
スリット入れて締めて漏れたら、その時点でその品物「未使用キズ物」になって無駄な散財。

はてさてどうしよう、しかしいずれにしろこれはどうやら
特注関係になってしまいそうだし、その方が早いなと思いまして、
色々と問い合わせや調査した結果、発見したのがこのヤフオク。

http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k177085571

変換アダプターのワンオフ製作。値段も手ごろ。注文してみました。
私の場合「スリット入れ」、「特注サイズ」なので結果5,000円になりましたが。


多分受注後の製作開始でしょうから、商品到着までは私の場合10日程度かかり、
届きました。


エキパイに刺さる方を内径50.8mm、メガホンの方を外径63.5mm、
エキパイ側にスリット、との指定でその通りの仕上げ。
材質はステンレスです。

早速挿し込んでみることにしました。まずメガホン側にはめ込みます。
が、ユルユルよりもちろん良いのですが、メガホンの方の受け口が、
歪んでいてうまく入りません。ちょっときつくてそのままでは無理な感じ。


無理やり広げて差し込みました。入りましたが次に取る時が少し不安です。


あとから拭き取るとして、液ガスべっとりと。

そしてエキパイ側に装着。
エキパイ側はほぼ問題なくスッポリオン。


ステーですが、とりあえず5mm厚の市販ステーを
あぶって曲げて、黒く塗って使用します。
手作り感満載(笑)。



とりあえずこんな音になりましたが、まあのバッフルですから
意外に静かです。フン詰まりがあるかどうかは
しばらく走ってみないと分かりませんね。





Motorcycle Top /ZL1000 Top