KAWASAKI ZL 1000（1987 A1）
（2022/1/5 33355km 通算55670ｋｍ 納車から20879ｋｍ）
ガソリンタンクリペア
さてこの日、ガソリンタンク外そうと、キャブへと行っているホース抜いたところ、
「ドバー！！」とガソリンがダダ洩れ。なんと恐ろしい事象が！！
チョロチョロではなく「PRI」の如く、良い勢いでドバー！ です。
もちろんコック位置は「ON」です。RESでもPRIでもありません。
とりあえず指で何とか抑え、家人を呼んでバケツ持ってきてもらいガソリン排出。
と、いうことでコックがおかしかろうと、コックのリペア、ついでにタンクも少々補修。
ただ一口に「コックがおかしい」と言ってもこの症状は？？
通常「ON」時の場合、スプリングが効いてプッシュロッドとその先端のOリングが
ガソリン排出穴を塞ぎ、ガソリン出ないはず。
エンジンの負圧が効いて初めてスプリングが縮んで穴開放、という事だと思います。
例えば負圧を司るダイヤフラムが破れているのならば、「出ない→出ない」
という症状になるかと思いますが・・・
出っ放しという事は、「スプリングのへたり」「排出穴にゴミ錆等噛みこみ」
「ガソリン止めるOリング劣化」「コック本体の摩耗」
などの理由で、負圧効いていない時にも隙間があいている、ということ。
いずれにしても。
コックリペアに際し下記を調達。
タンクとコックの間のゴムガスケット。純正品51039-010 ￥352（税込）
コックリペアキット ￥4,787（税込）なぜかMade in JapanのUSモノ。
※先ほど調べてみたら、現在（2022年12月）価格7,000円越え！！ 円安恐るべし・・
まずはタンクを外し、裏側の錆びている部分、補修しました。
こんな感じに錆びています。
やすり掛けし、サビキラー塗布。
見えない部分ですので多少の擦り傷残りは気にしません。
出ました。家庭用防錆塗料、サビテクト。
こちらを塗ります。
塗りました。
その他、ブラケット部も多少錆びていましたので塗っておきました。
さて続いてコック。
このガビガビのコックを外し、屋内へ持ち込みます。
外した直後の結合部分。ま、ここからは漏れてはいませんでした。
外したコック。まあ普通にヨレヨレで汚れてますね。
分解終了。リペアキット付属のパーツを交換していきます。
コックそのものからのしたたり漏れの主原因、レバーのOリング交換
その他、ダイヤフラム、ダイヤフラムスプリング、プッシュロッド先端のOリング、
一部ネジ等も交換、あとガソリンを振り分ける、樹脂製のレンコンももちろん交換（画像は交換前）。
ちょっと前の話で、画像が残っていませんので、
原因の究明が行われたのかどうかうろ覚えです。
が、一応終了し、「換えりゃ大丈夫だろ」と元通り組付けました。
この後ガソリン再充填してみたところ、再び排出口からガソリンが。
漏れが止まっていません・・・。
仕方なく再び外して各部チェック。
するとおかしな点を発見。
ガソリン振り分けのレンコンですが、左が旧品、右がリペアキットに付いてきた新品。
どう見ても大きさが違います。新品、小さい。
そしてはめ込んで見て改めてよく見れば、ちょっとスカスカな感じ。
純正でないにしろ、新品リペアキットだからと信用したのがいけなかった・・・
これの大きさの違いによって何が起きるのか？？
穴の位置もおかしなことになるので、ガソリン抑えきれなくて
ガスケットの隙間から出てくる？？そんなところでしょうか。
仕方ありません。元のガスケットに戻し、再装着。
これで一応漏れはおさまりました。
が結局、何が原因だったのでしょう？？
プッシュロッドOリングのへたりか、ゴミ、サビの嚙みこみ？？
一つ言えるのは、「またもやアフターマーケットの補修部品で失敗！！」
という事です。（以前キャブチャンバーガスケットで経験）
しっかりと探してみれば、実は純正品、まだ手に入る物もあります。
