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KAWASAKI ZL 1000(1987 A1)
 




(2019/8/21 31343km 通算54035km 納車から19244km)

エンジンオイル&フィルター交換、ゴムダンパー考察など


前回交換2018/9/23、今年のGW付近にやらねばやらねばと思いながらもタイミングを逸し、
そうこうするうち酷暑に見舞われ更に体が動かず、
結局ほぼ1年ぶりのオイル(&フィルター)交換となりました。


と、同時にいくつか付帯作業も行いました。

@キャブ脱着時にエアクリーナーケースを穴の少ない物に交換、
それに伴い番手下げてみたメインジェット(135→130)でのプラグの焼け具合。

A水温センサー交換後もそのまま残してあった配線の撤去。

Bラジエター取り付け部のゴムブッシュ、代替部品あるかどうかのチェック。

などです。


まずエンジンオイル交換。

・東単のオイルフィルター
・オイルフィルター底のパッキン
・ドレンボルトワッシャ2個


フィルター貫通するボルトの根元のゴムパッキンも変えたかったのですが、
ありませんのでそのまま再利用。


エンジンオイルはいつも通り。


PennGrade1(10W-40)、1クォート3本。(946mlx3≒2.84L)
フィルター替える際には、この量でオイル窓ちょうど中間位です。


各部きれいにフキフキし、新しいフィルターをセットし、元に戻します。




さて次に、配線撤去。
ただ抜いて取るだけの作業ですが、タンクを一度
ヨッコイショしなければいけません。


ガソリン満タンに近い時のそれは、腰に危ない作業となりますが、
この日はほどほど。半分無いくらいでしたのでヒョイと外しました。



リザーバタンクへと向かう黒ホースの上の「茶黒」のコード。
電源側はセンサー交換とともに抜いてありますので、
プラグのアーシングに共締めしたアースを取り外します。


タンブラースイッチ。
また使うこともあるかもしれませんので、当然保管。


で、ガソリンタンク外したついでに、プラグも外します。

左から4.3.2.1。4はフットブレーキ側です。

バイク使用状況が、多分チェックに適した状態ではなかったと思うので、
(高速域ほぼ不使用、ストップ&ゴー多し)
参考にはしきれませんが、くすぶり気味。焼け気味ではないのでとりあえずヨシとし、
いずれ高速域使用した際にもう一度チェックしてみたいと思います。


カーボン落として再使用。



そして最後に、ラジエター固定ボルトのゴムダンパーの件です。

そもそもが、北のZL乗りさんがBBSに書き込んでくださった記事です。
「ラジエターを留めているダンパーが硬化でダメになりました。ダンパー(92075-1773)は案の定廃番でした」
とのこと。


すぐに私もその部分のチェックしてみましたが、アクセス非常に悪し。
見るだけとか、ちょっと触るならば難無いのですが、いざこのゴムダンパー外すとなると、
・少なくともラジエターガードは外す。
・ラジエター外せば完璧、でもそうすると水抜きが必要。
上記2点でほぼ寝ころび必須の作業。さらに、
・ラジエター外さないで強引にずらし、
 こじってゴムは取れるのかどうか?の検証。

など懸案がいくつかありましたので、まとめてやろうとこの日になりました。


ただ実はそれ以前に、形状が似ていてもしかしたら合うかもしれないという
カワサキのゴム部品を数点入手していました。



上図4点。
92075-1690
 少し調べたところでは、W650のメーター用ダンパー
92160-1167
 ヘッドライト固定用のダンパー
92075-1123
 サイドカバー用ゴムダンパー 
92075-209
 ラジエターマウント用ダンパー

これ以外にも元々在庫してあったのが、

90275-1057
こちらはガソリンタンクの取り付け部に挟まるダンパーです。
が、サイズ的には少し大きめ。


さて、肝心のラジエターの方ですが。
カバーを外しました。



このようにダンパー部分は露わになるのですが・・・





ボルトそのもの、及び金属カラー、ワッシャはもちろん簡単に取れます。
しかしゴムダンパー自体はH形状で、バイクボディ側のステーを挟んでいますので、
そう簡単にはしかも、ラジエター装着のままでは隙間が出来ずに取るのは至難の業。


特に上部2か所のブッシュは、ラジエターのアッパーホースが短いために遊びがなく、
ボルト外しても全くと言っていいほどラジエター自体は動きません。
ですので上部はこじるために工具を入れる隙間すら出来ない感じです。


ならばと寝転んで、まだホースの遊びが大きい下側かと、
下の両ボルトを外し、ダンパーをチェックしてみたところ。

まあ、見事としか言いようのない硬化ぶりです。カッチンカッチンです。
下のダンパーとボルトは、エキパイと至近ですから、熱でこうなってしまうんでしょうね。

ですので、もう仕方なく割って外してみました。

割れて外れた物をもう一度接着し、購入した4種類のダンパーと並べてみました。



92075-1690(左)と、外したゴムダンパー(右)。
92075-1690自体は、上下の大きさは同じ、
上下外径いずれも約24mm、厚み12mm、穴径約10mm。

大きさ的にはいけそうです。


92160-1167(左)と外したゴムダンパー(右)。
熱により縮んだはずのオリジナルよりもまだ小さい。

う〜ん。どうでしょう。

ちなみに外径20mm(上下同じ)、厚み12mm。
穴径約10mm。


92075-209(左)と外したゴムダンパー(右)
こちらは別車種のラジエターマウントゴムとして使われています。
でも上下径は同じです。

上下外径22mm、厚みはこちらも12mm。穴径約10mm。


92075-1123(左)と外したゴムダンパー。
実は、こちらを採用しました。
元の物のように、上下の径が違います。
つまりラジエター側に来るゴムがやや大きく、
外側に出るゴム(ZL900と書いてあるほう)がやや径が小さい。

装着してしまいましたので、実はサイズ測り忘れました。


実は結論的には、「4か所同じものを使う」ような前提で行けば、
上記4個のゴムダンパー、いずれも使用には耐えうるような気がします。

というか経年で硬化しているゴムダンパーに比べれば、
新品ならば柔軟性充分で、大きくサイズも違わないし、
機能は果たせるのかな、と。

ですが一応、オリジナル形状を考慮し、92075-1123にしてみました。
とりあえず硬化して割れたクラッチ側、下のゴムダンパーを替えました。



装着。結構面倒です。





ボルト締め後。金属ワッシャ浮くこともなく、
一応機能しているように見えます。


機能していないと言えば他の箇所のオリジナルゴム。
カチカチとまでは言いませんが、かなり縮んで
目いっぱい締めこんでもワッシャが浮いています。

つまり金属カラーでただ押さえつけて留めている、
という状態です。

これではだめですね。




いずれ同じ品番、または別品番でも、
同じ物を4個そろえて交換したいと思います。




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