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KAWASAKI ZL 1000(1987 A1)
 


(2021/7/20~7/28 32978km 通算55670km 納車から20879km)

 オルタネーター交換 


事が起こったのは2021/7/20のことです。
酷暑の中、現場に向かっていましたが、あまりアイドリングが安定しない。

これまで暑くても、アイドリングがどうということはあまりなかったのですが。

そうこうするうちにエンスト。まあ雑にクラッチ繋いだからかなぁ、なんて思ったんですが。


再スタートしようとセル押すも弱い!!
「ギュ・・ル。。ルルル・・・」

240㎏の車体、火事場のナントカで押して路肩方向に避難し、
その時にはしばらく休んで何とかかりましたが、
走り出してふと、水温計についたテンプメーター(に付属する電圧計)
確認してみると、何と「10V台」!!
時には9V台まで落ちます。


まあ、計器全て鵜吞みにするのもどうかと思いますが、
まあバッテリー電圧ですからさほど間違いようもなく、
「これはもう無理だな」と早々に予定をあきらめて(発電不足でいずれ走れなくなる)
先方に連絡し、真夏の杉並の明大正門前でJAF待つこと1時間以上。

普通車運ぶほどの大きな積車にドナドナされ、自宅へと戻りました。


と、いうわけで発電不良をどうにかしなきゃいけなくなったわけです。

がしかし、ZL1000は400とは少し違うようで、
400はまず簡便に疑うべきレギュレターがバッテリーケース裏に付いていますので、
そこをどうにかしてみてダメならまた考える、という道もあるにはあり、
400の時にはそれでどうにかなりました。

ZL1000はそういうわけにもいかず、オルタの前面にレギュレターが付いており、
レギュレター疑うにしても、作業性考えるとオルタそのものを外すのが早道のようです。

と、いうわけでオルタを外さにゃならんでしょうと、作業開始。



右側オイルフィラーキャップの脇に付いている袋ナット、合計3か所は、
外してもフタしか取れません。
奥側にカエルの目のようにぴょこんと出ているボルト2本(+下側1本)を外し、
コネクター抜いてオルタ取り外します。

レギュレターとりあえず疑ってましたので、取り外します。


下、取り外した旧品、上は入手してあった「未使用(??)」の物。

ただ未使用として入手してあった物も実はよくよく見ると、
ネジがはまっていた跡なんかが見えて、少し怪しくはあります。


これを取り付けて再始動してみましたが、
12V台と欲しい電圧(14V台)は得られませんでした。

レギュレターも完品とは言えませんが、こうなるととりあえず
発電機自体が怪しい、ということになるのでしょうか??


さてさて。

その後紆余曲折ありまして、結局中古のZX-10用発電機を購入しました。
(送料入れて4,700円ほど、中古パーツのサイトからの購入です)

そちらがこれ。




購入してから「アッ!!」と思いましたが、肝心なエンジンからの動力を伝える
金属の羽→ゴムダンパーにはまる、が付いていません。今までの物を移植するしかなさそうです。



それと、コードの長さが違いました。
上が純正オルタ、下が購入したオルタ。
かなり短いので、純正のコードを切り取り、延長。



ケーブルカバー、新たに購入し装着。
今までの物の流用もありますが、コード延長の分だけ太くなり入らず、
少し太いものをチョイスし使用しました。



ケーブルの準備OK、ヒトデを咥えるための金属パーツの移植します。


共回りしますので、一瞬で外すためにインパクト使用しました。


右上の方に写っている十字を、右のオルタにはめ込みます。


オルタネータカップリングブレードボルト、で良いと思うんですが、
指定トルクは9.8NM(≒0.98kg/m)

羽根を押さえてトルクレンチで確認締め。


で、コードを何とか上まで這わせ、同時にオルタも再装着します。





緑色のコネクターに、オスのコネクターを新調して端子つけて結線します。




装着完了、エンジンかけてバッテリー電圧確認。

14.4V、完璧です。


外したオルタネーターですが、一応ブラシの残もチェックしてみましたが、
6.5mmと6mm、と許容範囲の4.5mmは上回っていました。



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