KAWASAKI ZL 1000(1987 A1)
・リザーブライティングデバイス退治??(2013/4/4 17218km 納車から687km)
さて、RLDです。
下記の考察、全くの素人の勝手な推察ですので、間違いも多いと思います。ご容赦ください。
まずは机上にてああだこうだと考えました・・・。
配線図を見ると、6本の線がRLDに出入りしています。
色別に言うと下記のように。デバイス側コネクター(オス)です。
@黒/黄 A黄緑/赤 B青/橙
C青/黄 D青 E赤/黒
以上6本。
このうち、今回あまり関連しないと思われる配線が、
@黒/黄 (アース線と思われますが、ここでは必要なし)
A黄緑/赤 (メーターパネル上の、ヘッドライト球切れ警告灯用配線)
(※配線図ミスプリと思われ、ポジションランプと書いてありますが)
の2本。
残りの4本のうち仕事がはっきりしているのが、
D青(ジャンクションボックスから来ていますので、電源供給と思われる)
1本。
あとの3本ですが、配線図から読み取れることは、
B青/橙・・・ライトスイッチへの配線
C青/黄・・・ライトスイッチへの配線
D赤/黒・・・ヘッドライト(Hi)へ直結、途中でスイッチからの赤/黒が合流
です。
ところで、そもそもRLDの仕事は、ZLの場合
・ロービーム球切れの際、ハイビームを滅光点灯
・ハイビーム球切れの際、ロービームを通常点灯
・いずれの時も球切れ警告灯が点灯 というものです。
球切れの際には、
Hi回路は遮断されているはずなのに、Hi電球が点き、同様に
Lo回路は遮断されているはずなのに、Lo電球が点く、ということが起きます。
ということは一体どういうこと??
以下のどちらかが起きるのでしょうか??
ア Lo(Hi)球切れを感知すると、Lo(Hi)回路使ってHi(Lo)を点灯させる のか、
イ Lo(Hi)球切れを感知すると、自動的にHi(Lo)回路がオンになり電気が流れる
ややこしいのでLo限定で行きますと。
「ア」については、Lo回路に電気流して、Hi電球が点くと言うことは、
・Lo、Hiの電線が共用
でなければいけないような気がしますが、となると今度は球切れ感知不可能では??
という無間地獄に陥ります。
一方「イ」については、何となく合点がいきます。RLDの「仕事」という意味では。
改めて配線図を見ると、スイッチボックスはこのようになっています。
ZLは常時点灯なので、Loオン時の配線と思われますが、
つながっている線が2本あります。
1.青/黄→スイッチボックス→赤/黄
これはロービーム配線です。間違いないと思います。
この色の配線に、スイッチ噛ませた覚えがあります、ライト付近で。
2.青/橙→スイッチボックス→赤/黒
これ怪しいですね。常時つながっているが、RLDの仕事で通電していない、
という線が濃厚でしょうか。
となると、Lo球切れに関しては、
「2」に待機(ってのも変ですが)している、滅光された電源の元が、
「1」の球切れを感知した時に、RLDの仕事により通電。
Hiに関しては少し「?」な部分が。Hi通電の時には、上記スイッチの矢印2本のうち、少なくとも
左側の矢印は一番左の「○」の方に向いて通電するはずです。
しかしそれでは、Hi球切れの際に、Loへと電流流す回路が存在しません。
と、ようやくここで理解できました。合ってるかどうかは?ですが。
スイッチボックスの2本の矢印は、常に同期して動くんですね。
上の図はLoの時の配線。Hiの時には矢印が2本とも左に動き、非常用配線(右の矢印)がLoに繋がる、と。
いや待て。そうするとHi球切れ時の、滅光電源がLoに行くんじゃないか??
Hi切れ時のLo点灯は通常点灯のはずだが・・・。
ううむ。そこをうまく分配しているのがまさにRLDの仕事ということか?(脳味噌燃料切れ)
とにもかくにもRLDは、上記のようなシステムで仕事しているのではないか、ということになります。
さてさて、それらをふまえた上での配線の入れ替えです。
とは言うものの実は、今これを書き起こしている段になって上記事項は思い至ったことです。
文に書き起こしてみると、頭の中が整理されて理解しやすくなっていくものですね。
実際の作業はあれやこれやと色々つなぎなおして、偶然にも成功した回路、という結果になっています。
そもそも初歩的な問題として、私は基本どのように、バイクの場合ライト配線がされているのか知りませんでした。
クルマの場合、車幅両端にライトが配置されているという都合上、右と左の配線がそれぞれ分かれています。
バイクも似たような感じで、Lo専用、Hi専用の配線があり、それらをスイッチによって使い分けている、と、
多分そういうバイクもあると思いますが。
結論から申せばそうではありませんでしたが。
1本のライト電源(配線)を、ハンドルスイッチでLo用とHi用に振り分ける、と言うものでした。
ま、それも知らず配線図よく見ずにRLDに立ち向かった時には、てっきり3本の線(青/橙、青/黄、赤/黒)
のうちの2本が、「Hi配線」と「Lo配線」かと思いましたので、短絡的に考えて
「青により供給されている電源を、RLD介さずにLo回線、Hi回線に直結する」ことにより解決するのでは、
と思っていました。
6Pのカプラーを用意し、青からの電源を振り分けてみました。
どんなつなぎ方したらどう光ったのか、正直覚えていませんが、3本のうち2本を色々と組み合わせて
繋いでみましたが、点いたがスイッチに全く反応しなかったり、Hiのみ点き続けたりなど色々ありまして、
こりゃどうも違うな。と。
3本つなぐのは絶対に違うな、と思ってましたので、じゃあ次にと、青から3本の線の1本づつに
繋いでみることにしました。
そこでビンゴしたのです。正解は「青から青黄へ直結」でした。
後付けで考えてみればそうかな、と。
ハンドルスイッチまでは1本線、スイッチ後にLo用とHi用に分かれる、と。
他の2本の線はRLD作動の為の配線だったのですね。
まず、これで何とかRLDの退治は出来たわけで、不要となったRLDは取り外し、
待機パーツ箱へと収納されることとなりました・・・。