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KAWASAKI ZL 1000(1987 A1)
 

(2017/1/17 28420km 通算50393km 納車から15603km)

車検前整備


車検前の整備って、当日やるものではないです(笑。
しかしながらそうせざるを得ない事情が発生してしまったのです。


本当は1/17、朝二発目の車検を予約していましたが(AM10時〜)、
どうもそういう訳にはいかなそうなので、前日に、その日の午後にずらしました。


それは後ほどとして・・・


基本的な整備は、その前の週の日曜日辺りに済ませてあります。
つまり、
・タイヤ溝、空気圧チェック
・ブレーキパッド残確認〜フロントちょっと鳴いていたので、一回パッド取り外し、
 軽くキャリパー清掃の上、パッドグリス塗って再取り付けで、音解消。
・灯火類点検〜ヘッドライトバルブは白っぽい物なので、この際なので交換。
 交換したバルブはこちら


備忘録的な意味合いも含め記録しておきますが、
RAYBRIG [ レイブリック ] ハイパーハロゲン・サーキットクリア RR89
実は写真の物はRR79、少し前に買ったものです。
新商品になったのか、検索してもRR79は出てこず、89が出てきました。

ケルビン数は3200K、多分かなり黄色い(白熱灯方向の)色だと思います。
車検に通すには当然問題ない色です。かつ多少黄色がかったライトは、
雨天時に強いという実用面での利点がありますし、とにかくこのバルブは明るくて良いです。

耐久度も、400SEにかなり前から付けていますが問題ありません。


こんなのも買ってみました。バイク用H4 LED。いずれ試してみたいと思います。
でも安いからなぁ〜  2,000円くらい(笑)





他に、各部ガタ点検、締め付け、消耗部品チェック等々、
点検整備簿に則り、しっかりと行いました。行いましたよ〜。



そんな中、実は一か所不安な点が出ていました。

ある日走っていたところ、何の前触れもなくエンジンがストップ。
突然火がいかなくなるような感じでストップです。

パッと考えうる感じとしては、
・キルスイッチが作動
・イグニッションスイッチ接触不良(OFFになる感じ)
・スタンドスイッチが走行中に作動
みたいな感じの止まり方です。


あちこちグニグニといじっていたら、復活したので、
とりあえずその日は家まで帰りつけました。
しかし後日乗った時にも症状は超不定期に発生、困りました。
このままではとてもじゃないが車検は受けられません。
テスト中にエンストして、スイッチとかグニグニしてたら、
まず受かりませんよね〜


ただこれ、要因としては「スタンドスイッチではないか?」
と疑っていました。

スタンド修理時外しておいたスイッチは、配線そのままに、
適当にエンジン部などに縛り付けておきました。
戻せばいいのでしょうが、実はスイッチの戻りが非常に渋くなっていたんです。

一度再装着しましたが、スタンド戻しても押されていたロッドが戻り切らず、
ローに入れるとエンスト、指で強引に戻して、なんてことが起きていましたんで。

これが走る振動でどこかに当たり、それでのエンジンストップかな〜?
とか思っていたわけです。


ですんでこの際、スタンドスイッチは撤去することにしました。
撤去は抜いて抜くだけ。あと配線の処理。




ご覧いただければお分かりのように、ロッド部、本来付いているはずの
ゴムのブーツが切れて無くなっています。
全く皮をかぶっていないナントカのようです。

中もきっとグリス切れのカラカラの状態なんでは?と思われます。


撤去したスイッチのコネクター部分は、元のカプラーを使って直結させました。

元のカプラーを外し、


新たに端子組んでコードで直結、


元のスイッチに差し込んで終了。


どんなんかなと元のスイッチ分解してみようかと思いましたが、
裏側は樹脂かなんかで頑丈にコーティングされており、破壊不能。
よって廃棄しました。


この部品は、エリミ250〜1000まで共通ですので、
その気になれば良品中古あたり簡単に入手可能でしょうから、
いずれまた入手して取り付けたいと思います。



さ、これで大丈夫ということで。
これが確か車検の前々日です。


で車検の前日の朝、出かけるために1000を始動。
ブレーキ鳴きがなくなったか、いじったキャリパー問題ないか、
その他全般のフィールは問題ないか、
というまとめも兼ねての出動です。


ところが、暖気時はまともだったのですが、
走り出してすぐ!!!
エンジンストップ!!!


イグニッション当たりなどグニグニしてなんとか再始動、
ほんの少し走っただけでまたもストップ!!
用があって出かけてるわけですから、そんな面でもこれはまずい!!

ということでなんとかかんとか家までたどり着き、
心配はとりあえずほっといて、400に乗り換えて出かけました。



・・・・・・



さて帰宅。何もせずにこのまま車検に行くことはあまりに無謀。
とは言え帰宅したのはもう夕方遅く。辺りは真っ暗で作業なんて無理。

ということは必然的に、明日車検に行かないか、
午前中くらいに出来ることをして、一か八か行くか・・・

明日以外に取れる日もあまりないし、明日の午前やるだけやって、
それでだめなら当日キャンセルしかないな、ということになり、
とりあえず予定を当日午後にずらした、というわけです。


色々検索もしてみましたが、やはり自分の見込んだ、
・スタンドスイッチ
・イグニッションユニット
・キルスイッチ
は怪しいようです。
その他にも、電気系統の不調を疑う記事などもありましたが、
まずは出来ることをやるしかないべ、と、

@キルスイッチ周り配線確認、清掃
Aイグニッションユニット接点部清掃、確認
を行いました。

限られた時間しかありませんでしたので、写真はありません。

@はアクセルワイヤー外し、配線も抜いて右スイッチを一回外し、
キルスイッチの部分確認、端子部など清掃。
接触スイッチ押しのスプリングを少し伸ばし強くしておきましたが・・・
ん〜、全く問題なさそうだなぁ。
アクセルワイヤー戻すのがめんどい!!

Aは少し面倒。イグニッションユニット外すのが。
車種によっていろいろでしょうが、ZL1000の場合IGNユニット外すには、
・ハンドルクランプ部外し→イグニッションカバー外すため
・ヘッドライトユニットずらし→IGNユニット下に抜くため
作業スペース確保のため
・両メーター外し

など必要です。で当然ヘッドライトのオカマに入っているコネクターも抜いて、
一度IGNユニットを外し、寒いんで家に持ち込んで、分解、清掃。

こちらは少し接触部に汚れが目立ちました。
なので清掃して、ヤスってピカピカに。
ついでにこちらも同様に、
接触部を押し上げるスプリングを少し伸ばしておきました。

もちろんどちらもコネクター部、スプレー吹いて清掃。


これくらいしか出来ることはありませんねぇ・・・。


各部戻し、エンジンON。
一番最初のアイドリングは問題ないんですよね、大体。


走り出してみると、とりあえずは出ません。


んじゃあ、ってことで勢いで車検場まで。
無事にたどり着きました・・・


以来、車検合格以降、一度も症状出ていません。



これで終わればいいけどなぁ〜・・・




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