KAWASAKI ZL 1000(1987 A1)
(2015/2/11 21509km 通算43550km 納車から8667km)
フロントブレーキパッド交換
フロントブレーキがちょっと鳴きます。
原因はいろいろあるのかもしれませんが、良く分かりません。
フィールやタッチには問題ないと思えていますので、
しばらく放置していましたが、パッド残も含め一度見てみることにしました。
ちなみに、納車時に新品に替えてあり(業者の談)、
納車後の走行距離は上記のとおり8667kmです。
大型バイクの常にはおよそ当てはまらないような、ストップ&ゴーの非常に多い乗り方を
普段していますので、パッドの種類、メーカーによってはもう寿命なのかもしれませんね。
パッドを外してみたところ、どうやらそのようでした。
右パッド、厚いところで1.5mm、薄いところで1.0mm。
左パッド、厚いところで2.05mm、薄いところで1.05mm。
左パッドの方が全体的に残が多いです。少し片効きだったということでしょうね。
ちなみにこのパッドは純正品ではなく、YAMASIDAのパッドでした。
さて、新しいパッドをどうしようかというところですが、
今回はこちらを奢ってみることにしました。
デイトナのゴールデンパッド、定価@¥4,900とありますが、
通販サイトで¥3,902です。もちろん2セット必要ですので、その倍の価格。
400SEがそうなので、ZL1000も赤パッドで良いかなと思いましたが、
赤パッドはこちらよりも寿命が短いということらしく、
また赤に比べこちらの方がローターに優しいということらしいので。
本日交換しました。
キャリパ―をから外せる物を外して家に持ち込み、洗剤で洗いきれいにします。
ゴムブーツは全然問題ないので再利用します。
そんな中一箇所気になった箇所が。
下の写真です。
パッドが減り過ぎていたからなのか、常に結構出ているピストンが、
パッドを抑える金具に当たっていたんですね。
画像左側の楕円状の歪みは、その痕跡です。
これ、音の原因かもしれません。
こちらの部品のスペアがとりあえずありませんので、
このまま戻すしかないのですが、いずれ交換することにします。
ブレーキフルードはそのままでパッドのみの交換ですので、
寒空の中、水と洗剤でキャリパ―もできるだけきれいにしました。
まあきれいにっても、これくらいのもんですが。
ちゃんと油圧がかかっているなという証拠に、
ソフトタッチ(硬質プラ)のウォポンプライヤーで片方のピストンを押し戻すと、
もう一方が「ニュル〜」っと出てきます。
あまり不用意に勢い付けてやると、飛び出してしまいそうですから要注意ですが。
露出したピストン部分も出来るだけきれいにし、
それも含め最終的に各部にシリコングリスを塗りました。
さてパッドのセットの段になりましたが・・・。
ちょっとした問題発生です。
先日ブレーキフルード替えましたが、当然パッド交換前。
残のないパッドを押すべく詰め込んだブレーキフルードの圧力を凌いで、
その何倍(何十倍かな)も厚みのある今回の新品パッドを押し込むべく、
ピストンをキャリパ―内に押し戻すことが出来るでしょうか??
片側押した時の、もう片側のピストンの出方を掃除中に見るにつけ、
不安が募ってきましたので、取りあえず片側はパッドをセットしたら
すぐにディスクを挟んで元に戻しました。
(一応片側だけはこれだけ隙間空きますから、問題なく収まります。)
さてもう片側です。押し戻すべくピストン挟むと、もうセットした片側は
新品パッドとローターを挟んでいき、ピストンはそれ以上出ません。
仕方ないことです。
ギュウギュウと押しこんでいくと、一応ピストンは入っていきますが、
力を抜くとゆっくりと戻って出てきて、結構出て止まります。
とてもじゃないが新品パッドセットするほどの隙間はありません。
(掃除中の画像で、ここまでは出ませんが、この半分くらいは出てたかな。)
結局、油圧抜くしかありませんでした。ゴムプライヤーでピストンおさえながら、
ブリードバルブを少し緩め、フルードを少し抜きました。
それで問題なく収まりました。
抜いたフルードは数cc程度ですので、容量不足は大丈夫かと思いますが、
これもいずれ時期を見てチェックしたいと思います。
チョイ乗りの感じでは、ロックまでしましたので(汗)、
問題ないかと思います。
ちなみに今回はパッドの面取りはしていません。
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