KAWASAKI ZL 1000(1987 A1)
ETC取付 (2013/2/10 16637km)
※当記事はあくまで設置の予行演習です。本設置はちゃんとショップで行いましょう!!
設置場所の選択
早速ですが400SEからETCを移植することにします。
そもそもこのETC、エリミ250時代に某世田谷Nにてキャンペーン中に購入したもので、
導入してからもう5年くらいは経っておりますが、全く不具合発生することもなく
順調に稼働しています。さすが日本製機器、という感じでしょうか。
さて、分離型なので、アンテナは前部、ユニットは濡れない箇所に隠す、ということになります。
400SEの場合、タンデムシートの下に丁度よい工具入れスペースがありまして、
ユニットはそこに収納しておりました。
←400SEの図です
ZLはエンジンも大きく、タンクも大きく、車格的にも400よりも一回りも二回りも大きいバイク。
納車された実車を見ると、リヤもシートとライトの間隔がかなり広い(ように見える)。
ま、収納場所には困らないだろうとタカをくくっていたんですが・・・。
シート外してみると、ムムム、何か雲行き怪しそうな感じ。
まず、400で使っていたタンデムシートの下、にスペースはありません。
シート外して見える場所に、明らかな収納スペースもありません。
確か250SEの時は、サイドカバー外したところに工具入れあったなぁ、
などと思いつつ、メッキのカバーと“1000ZL”と書いてある黒いプラカバーを外してみます。
メッキの場所はエアクリの出入り口でしかなく、黒カバーの中にもスペース無し。
ざっくりと眺めて考えて、ETCユニットを置ける場所はどうやら「バッテリーの上」しかないようです。
どう考えてもあまり良い場所でないような気がしますが、ま、仕方ないですね。やります。
取 付
取付は極めて簡単です。ただ私は電気(も)シロートですのでこれで正しいのかどうか・・・。
@アースの場所を探す→AACC電源を探す→Bアンテナ付ける→Cコードを這わす→Dコード連結
E最後に作動確認(とりあえずパイロットランプ点灯確認)
@アースの場所を探す
すぐそばに、アースポイントとして使われている箇所がありましたので、さび取りして銅グリース塗って共締め。
AACC電源を探す
ACC電源と言うか、ACC以降エンジン始動後も通電している箇所、ですね。
付近のコネクタを抜いて、検電機使って、ACCオン、エンジンオン時共に通電している箇所を探します。
結構太いコードで、常時電源の場所がありましたがこれ一体何でしょうか?
同じコネクタに来ているコードのもう1本がACCオン、エンジンオン両方で通電しましたが、太くて怖いのでやめます。
(もちろんヒューズは挟みますが。)
←何でしょうこのコード |
やはりここは無難に、ライト関係のコードで探してみることにしました。
リヤ方面へと向かうコードといえば、リヤメインライト、ウインカー、ブレーキライト、ナンバー灯など。
コネクタを外し適当に挿し、ACCオンにしたところ、どうやらビンゴのようです。
ZLはヘッドライト常時点灯(多分US仕様だから)で、ライトに関するOn/Offのスイッチはありません。
常時と言ってもヘッドライトだけはACCオンだけでは点灯せず、エンジンかけると初めて点灯します。
全回路これなら、ACCオンではつまり通電しないはずですが、それはヘッドライトだけのようで、
実際リヤライト、ナンバー灯はACCオンで点灯しました。
ビンゴした赤いコードに配線を割り込ませて、電源取りは終了。
B400の時には、遮蔽物(カウル)の関係もあり、右ミラー付け根部に付けていました、アンテナ。
そして今回、400の時と大きく違うのは、左右どちらにもリザーバタンクがあること。
ということは左右どちらにも同じように障害物があるわけで、それなら操作に邪魔にならない方にと、左側に付けました。
ただ元々付属していた、かさ上げ用金属カラー1個ではまだタンクをかわせません。
ここは不格好ですがとりあえず、カラー2個付けて高さを稼ぎ、取付けました。左右のミラーの高さが大分違います・・・。
(後日カラー付けて高さ調整済み)
あとは多分、ブレーキシステム刷新を考えるのかなと思いますので、それを見越して右側は空けておきます。
Cコードを這わす
コードを這わすのには、タンク脱着は避けて通れません。タンク下のフレームに這わせてある、
他の配線の近くを通すのが無難だからです。そういうわけでガソリン空ですが、まだ入れずにおきます。
18Lもガソリン入れてしまったら、外す時にまた腰をおかしくしてしまうので。
タンク外しますが、400とは固定方法が違いました。400はシートとの境目にあるボルト外すだけで取れましたが、
でかいタンクだけあって、そうはいかないようです。
タンク前方、左右2点で同じようにボルト留めしてあり、計3点留めです。
これらを外し、ガソリンホース、キャブへのホース抜いてタンク外します。
ところどころバンドで留めながら這わせてゆきます。
コードの長さは充分です。少し余りましたので、エアクリ上でまとめておきました。
D→E 連結、作動確認
バッテリー前方、キャブの少し後でユニットからのコードとアンテナコードを連結。
ACCオンで緑のパイロットランプが無事点灯しました。(赤→赤緑点滅→緑点灯)
最終的にこんな感じで収まってます。赤いバッグ(中にETC)の下がバッテリー・・・。
※当記事はあくまで設置の予行演習です。本設置はちゃんとショップで行いましょう!!