2019/9/19　キースター製 キャブレター燃調キット（番外編）

KEYSTAR製の、400SE用キャブ燃調キットを1台分持っています。
これにはちょっとした経緯がありまして。


もう2年ほど前になりますが、
「へぇ～こんな物あるんだ」と、オークションのウォッチリストに入れていました。
ある日スマホのアラートで、「もうすぐ終了します」という知らせがあり、
その画面を消そうとして、どこか押したんですが、
そしたらなぜか「即決落札」してしまいまして・・・

購入する気はありませんでした、正直。
キャブが不調でどうしようという状況では全くありませんでしたので。

即決価格8,640円、でした。
落としてしまったからには、全く関係ないバイクの関連部品でもないし、
買うしかないな、と買うことにしました。


が、しかし。
そのうち出品者から連絡が来まして、
「出品（即決）価格を間違えました」と。


2気筒分の価格（4,000円ｘ2＝8,000円プラス税）で、
「400SE等1台分セット」と出品してしまった、とのことです。


しかし出品者の方、「間違えたのはこちらのミスですので、
この価格で4気筒分送ります」とのこと。

差し当たり不必要な物に8,000円使うという事実は変わりないのですが、
少しお得か、と自分を納得させ（もちろんミスってポチった私も悪いですし）、
購入した、という経緯です。


定価は（今も）キャブ1基分4,000円、1台分だと当然16,000円となり、
まあ、半額で入手できた、ということにはなりますが・・・

ちなみにKEYSTARの1基分に付属している物はというと、

・ジェットニードル4種類
・ジェットホルダー　1個
・チャンバーガスケット　1個
・スタータージェット　1個
・スターター用スプリング　1個


・ドレンスクリュー、Oリング　各1
・フロートバルブ　1個
・ニードルジェット　1個
・パイロットスクリュー、ワッシャ、Oリング、スプリング　各1
・フュエルライン用Oリング　3個


・メインジェット6種類
（80、82、85、88、92、96）
・パイロットジェット3種類
（34、35、38）

以上、量的にはかなり充実していると言えると思います。

そしてジェットニードル。
これは現在新品が入手不可なので、いざという時には助かるのでないか？と。
（摩耗もあまりしないでしょうが・・・）

4本入っていますが、
①D888－L　ストレート部太さ2.515Φ、テーパー角度　0°54’08”
②D888-S　　　　 〃　　　　2.505Φ、　　　〃　　　1°00’00”
（　↑純正　N53Gに相当するようです）
③D888-R　　　　 〃　　　　2.500Φ、　　　〃　　　1°07’58”
④D888-RR 　　　 〃　　　　2.495Φ、　　　〃　　　1°15’47”

という、数値を信じるならばなんとも細かな設定。



しかし、それにしてもジェットニードル。
こんなに設定細かいんじゃ、手持ちの計測道具で測っても
違いなんて分かるわけないよな、とZL1000キャブ清掃時の
自分の計測を改めて思い返したりしました。



さて、これら部品、仮に純正を純正価格でそろえてみると、下記のように・・・

自ら一覧作っておいて、その結果に驚きましたが・・・
現在入手不可な、ジェットニードル（16009-1332）＆ジェットホルダー（13091-1463）
を除いてですら、純正品だと合計価格、「14,490円（税抜）」、もちろん1基分。


ジェットニードルですが、FCRキャブの1本が800円程度。
単純計算で4本3,200円。プラス、ジェットホルダーあれば多分1,000円以上。
純正で揃えると、1基分20,000円近い価格になってしまうんですね～。


もちろん、使用してみての具合、精度が重要となってきますし、
格安チャンバーガスケットの時に思い知りましたが、
安くても耐久性ゼロでは全く意味がありません。


私の400SEのキャブに関しては、
しばらくOHの必要ないと思いますから、検証はできません。


やってみるとすれば、カーカー付けて抜けがよくなったと思われる
マフラーを考えての、ニードルとメインジェットのリセッティングでしょうかね。


イジリ壊しはしたくないしなぁ～。

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