2016/12/14 今度はなんだぁぁぁぁぁぁ!!!(21192km)
やっとこうして、一気筒不調とその原因と思われる水リークがおさまって、
揚々とバイクにまたがり出かけました。(12/10のことです)
しばらく走るうち(2〜3分のことです)、吹け上りがおかしくなってきます・・・・・
でも違うんです。これまでのとは。
一気筒吹けないという状態ではなく、全体的に吹けません。
回転が完全に頭打ちで、上がりません。
で信号待ちで止まったらエンスト。
チョーク引いてかかるも、そのうちに完全にストップ。
いくらスターター回してもエンジンかからなくなりました・・・・。
とりあえずコンビニの駐車場に引っ張り込んで、様子を見ることにします。
時間が少し経つと何もなかったように直ったりしますし。
その間に、一応ガソリンタンク覗きます。もちろん入ってます。
しばらく経ってスターター回すも、やはりかからない・・・。
少し途方に暮れていましたが、感じとしては、
どうもキャブにガソリンが行ってないような感じの音。
(スターターの音も、空打ちする?ピストンの音もごく普段の感じです。
自分がやったとはいえ電気は一応ある程度一新してるし・・・。)
ここで私、少し勘違いを起こします。
キャブにガソリンあるのかどうかと、キャブのドレンを少し緩めてみました。
するとガソリンが「ツル〜」と垂れます。
ガソリンは来ているのか・・・。こりゃわからんなぁ。
という勘違いです。
実は実は、ガソリンが来ていなかったんです。
しばらくしてから、まさかとは思いましたが、ガソリンコック、
「ON」から「PRI」にしまして、数秒おいてからエンジン始動。
何事もなかったかのようにエンジンオン。スムースなアイドリング(笑)。
キャブドレンから出たガソリンは、
吸いきれない残り、とかだったんでしょう多分。
ONでガソリンが流れない、ということは、
・負圧ホースつなぎ忘れ
・負圧ホースの詰まり、つぶれで負圧がかからない
・ガソリンコックの負圧開閉機能の異常
等が主因でしょうか?
キャブ側の問題、もあり得ますがここでは除外しておきます。
上記3つのうち、上の2個は消去です。確認しましたし。
てことは、かねてから少しガソリンのにじみが気になっていた、
「ガソリンコックの負圧機能異常」ですね。
ガソリンダダ漏れでなく、流れないわけですから、
ダイアフラムの穴あきか、ダイアフラムの劣化で負圧の分伸びてしまい、
肝心のストッパーを動かせていないとかでしょうかね?
どちらにしてもよい機会ですので、ガソリンコックをOHします。
ガソリンタンク外して(←これは必ずしも必要ではないですが)、
タンクからガソリン抜きます。
4.5Lほど入ってました。
コック外して家の中に持ち込み分解、洗浄ですが、
その前にタンクとの接続部の写真です↑
改めて分解前のコックをしげしげと観察。
前面 錆びてます。
側面 ホコリ等で奥の方は黒く汚れています。
裏面 タイヨーギケンの文字が見えますね。
側面その2 ダイヤフラムの挟み物の変色が目立ちます。
ということでバラします。
バラしました。
そこそこ経年してる場合、ダイヤフラム部はバラしたら再利用は無理ですね。
明らかな漏れの原因を一か所発見!!
コックレバーについているゴムのOリングが破断してます。
これがにじみの原因ですね。
さてダイヤフラムは、と思いましたが、
取り外す際に端の部分が少し破れます。これで真相は闇の中に・・・。
ただ、明らかに穴が開いている、という状態ではありませんしたので、
ゴムが伸び、負圧を吸収してしまっていたのでロッドの動きが十分でなくなった、
ということにしておきましょう・・・。
ちなみにロッド先頭のふたをするゴムOリング、は良い状態でした。
そりゃそうです。でなけりゃ逆の状態(ダダ漏れ)に陥りますもんね。
用意したパーツは以下。すべて純正品です。
92055-1085 Oリング 216円
コックレバーのゴムOリングです。左は旧品、切れてます。
670B1504 Oリング ウンドウヨウ 1個 181円
ダイヤフラムのロッド先端の、ガソリンを止めるOリングです。
が、今回別に購入した新品のダイヤフラムに付属しており、
使用しません。
51039-003 リング 311円
写真撮り忘れましたが、楕円形の、
タンクとの取り付け部に付くゴムのガスケットです。
ちなみに旧品には、わずかに亀裂あり。漏れてはいませんでしたが。
43028-1021 ダイヤフラム 1,278円
今回の交換のキモです。
11009-1188 ガスケット 336円
コックレバーの裏のガソリン出口選択穴ガスケット
ちなみに旧品にはほとんどダメージありませんでしたが、交換。
92081-1240 スプリング タップ ダイヤフラム 在庫品
なぜか家にありました。ダイヤフラムのスプリング。
これもほとんど替える必要なさそうですが、替えます。
各部洗浄、再組み付け。
コックレバーのOリング部分にはシリコングリスを塗りました。
清掃前↑
清掃後↑
清掃後
ポジション表示のメッキカバーが、
メラミンで異様にきれいになったので大満足です。
タンクに再度取り付け、タンクをボディに戻し、
ガソリン入れて終了、症状は完治しました。