エリミネーター400SE メンテナンス記録


2016/1/31  ブレーキシュー交換(19730km)



最近リヤブレーキの調整がうまくいかなくなってきていました。

調整といっても締め込みネジのみです。

具体的に言えば、ブレーキペダルを少し踏めば効く、
というレベルにまで締めこむと、シューが(多分)ホイール内壁に当たって
タイヤが明らかに回りづらくなる、という状態です。

それってどういう状態なのか?

シューが減れば、踏み込みしろが大きくなる
(大きく踏まないと効かない)わけですよね?


だから、ネジを締めこんでシューを少し開く。
という循環のはず。


なぜそう(ホイール回らない)なるのかとにかくわからないので、
ええい、と開けてみることにしました。


ただブレーキシューは交換することになるだろうと思い、
オークションでちょうど良さそうな物が廉価で出てましたので
購入しておきました。




Vesrah べスラのブレーキシュー。

ネット上には、割と廉価のエボリューションというシューもありますが、
こちらも新古品ゆえ同じくらいの価格で出ていましたので、
迷わずこちらにしました。


リヤシュー、交換したことありません。

さてとりあえずと、バラシてみました。


一気にここまで進みますが。
ま、ここまで特に難しいことはありません。
ただアクスルナットは固かったです。

で、覗いてみると意外な展開。
なのでしょうねこれ。







シューからライニングが外れてしまっています。
こういうことって多いんでしょうか??

これは多分(当然)替えるしかないだろうなということで、
作業続けます。

ライニングの残量は充分のようですが。
4mmはあります。


走行約2万キロで、リヤブレーキはほとんど使っていませんから、
これはうなずける数値かとは思います。


外した部品をいちいち観察してみます。

ブレーキドラム。
スプリングのみ再利用。



ホイール内側。
スナップリングで留まっていますので、リング外し、
ゴム部品(ダンパー)とその蓋(リヤハブカップリング)を外してみます。



亀裂等もなく(多分)問題なさそうです。




こちらホイール側。洗剤でバシャバシャと洗いました。


ちょっと気になったのはカップリング(フタ)。







この部品、上写真の内側の歯車がデフ側の歯車と
噛み合ってエンジン動力をリヤホイールに伝えている
唯一無二な、かなり要な部品だと思うわけです。

加速時のパワーをデフ歯車から受け取って、
ゴムダンパーを介してリヤホイールに伝える。

また減速時も、回りすぎているホイールを、より遅く回る
デフ歯車の力を伝えることでエンブレをかける。


ヒビが結構入ってます。替えたいなぁ・・・。
替えなくていいのかなぁ・・・。
ゴムダンパーとホイールに挟まれ、
ある程度固定されてるので、よほどのことがない限り
バラバラにはならなさそうですけど、ちと怖いな。

(実は買えます。42034-1029 8,381円)

・・・・。



とりあえず、全てを洗浄しました。



新品のシューも付けました。


で車体に再装着。

あ、一つ忘れました。ここは正直に。

ホイール側のライニングが当たる面、
スムージングするの忘れました。
もしかしたらまたライニングが取れちゃうかも・・・


カップリング問題は先送り。

付けるなら新品でしょうねぇ。


ちょっと考えます。


 
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