2020/9/12 フロント&リヤタイヤ交換(27000km)
リヤタイヤはともかく、フロントタイヤはスリップサインが出てもう交換時期。
フロント。ダンロップK300GP
リヤ。K555。まだ結構大丈夫ですが、時期を合わせる意味で替えます。
自転車なんかそうですが、通常早く摩耗するのは、荷重がかかるリヤタイヤ。
ウチの自転車、2台ほどリヤだけタイヤ交換していますし。
バイクは違うんですかね?
接地面もフロントの方が少ないのでタイヤへの負担も大きく、
ブレーキもフロント使用の割合が大きい、なんてことでしょうか?
何にしてもウチに来てからは400の方は、タイヤ交換はしていません。
と確か記憶していたんですが・・・
ならばと製造年月を調べてみることに。
フロント ダンロップK300GP 100/90-18(純正サイズ)
「X 0713」とあります。=2013年第7週(2月)
リヤ ダンロップK555 150/80-15(こちらも純正サイズ)
「VA2M 2110」=2010年21週目(4月くらい)
ふむ。
やはり新車時からの物ではさすがになかったようですね。
しかし400SEがうちに来たのは2009年。・・・
2009年時点で2010年と13年製造のタイヤが付くはずはない・・・
やはり交換していたんですね。一度は。
ちゃんと記録残してくれーー 自分ーー(笑)
(製造から)10年とそれ近く経過しているタイヤ、まあ交換時期としては
遅すぎるくらいでしょう。交換しましょう。
しかし今回、なんとかなるだろうと自分交換をもくろんでいて、
やろうやろうと思っていましたにもかかわらず、この酷暑でなかなか腰が上がらず。
実はタイヤに至っては(ネットショップの)カートに入れたのが確か、
「キャッシュレス決済の優遇が終わったのにふと気づいたある日」
だったので、7月。
あれが良いのかとかこれはどうなのかと、グダグダし続けて1ヶ月。
ようやく購入に踏み切ったのが8/26。
タイヤが家に届いたのが8/31。
そしてアップ日(9/12)の2、3日前にようやく交換しました。
色々悩み、結果今回チョイスしたタイヤは以下の2種類。
フロント ダンロップ K505F 110/80-18
リヤ ダンロップ Kabuki D404 150/80-15
メッツラーとかBSとかピレリとかIRCとかシンコーとか、
まあとにかく色々さがしましたが、前後で同じ銘柄は、調べた感じでは無理。
(メッツラーだけ、ウルトラマラソンで揃いそうでしたが、あまりにショップの反応悪くて・・・)
同じブランド(メーカー)で揃えることはダンロップ以外でも出来そうではありますが、
価格的にかなり違う(高い)とか、ネットの売り手の反応があまりに悪いとか。
ちなみに今回の品物は、フロント9,340円、リヤ11,610円でした。
なおフロントは純正とはサイズが違います。
100/90-18から、110/80-18としました。
Kabuki D404と似たようなパターンのタイヤを物色し、
今まで通りのK300GPでもいいかなと思いましたが、
ちょっと気分替えてみようかと。
タイヤ円周長が、2000mmから1988mmと、約12mm短くなります。
てことは、え~と。
タイヤ円周99.4%、40km/h表示時に39.76km/h、かな?
40km/h表示は正確には約40.2km/h・・・
特に気にする必要はないかと思われます。
交換に躊躇していた理由は、暑さに加え「場所の確保」でもありました。
一旦タイヤ外すと、はめ込むまでバイクを移動できません。
普段置いている家の横は屋根も無いですし、狭いところに置いていますので、
スペース的にも条件的にもよろしくない・・・
ところが、屋根付きの駐車場に普段置いている我が家の2台目、
VWのポロが、娘が乗って2~3日出かけるということになり、
「これはこの機会しかないだろう」とやることにしたのです。
しかしなんにしても初めて。
必要と思われる工具もありません。
それらを適当に入手してみました。
・タイヤレバー300mm 2本
・タイヤレバー400mm 1本
・リムプロテクター
・バルブコア外し
・ビードワックス
あと使ったのは、すでに入手してあった
L字型のエアバルブ、2個。
フロントは既にこれが付いていましたが、
リヤは現状ストレート。
真横から差し込めるエアゲージを持っていませんので空気圧も測れず、
その際には、ストレートの先っぽにL字のアダプターを付けていました。
さてさて、まずフロントからやってみることにしました。
ジャッキで上げてタイヤ取り外し。
例のジャッキ使うわけですが、
実はこれが意外に面倒であることが分かってきました。
スタンド立てた状態だとバイクはかなり傾いています。
その状態で、均等に上げるこのジャッキをバイクの下に入れ込むことは
なかなか難しい。というか無理。
なのでまずなるべく、バイクを正立させる必要があります。
今回は、スタンド側からバイク持ち上げ、スタンド側にウマ。
反対側に倒れこまないように反対側の同じ個所にもウマを置き、
倒れ予防。
そんな感じで完全正立ではないですが立てて、ジャッキを入れました。
上はその図。
で、まあ、タイヤを外しました。
まずバルブコアを、ムシ回しで外し、空気を抜きます。
ものすごい勢いで空気が抜けますので、
バルブコアが飛んでいかないよう注意が必要です。
空気が抜けたらビード落としの為、タイヤの下に敷物をします。
段ボール敷きましたがちょっと弱いかもしれません。
まずタイヤ外周を踏んでみましたが、やはりこれでは何も起きません。
何も起きない、というのはもちろん「ビードは落ちない」ということ。
ネットで予習したような方法でやってみます。
「2本のタイヤレバーでホイールからタイヤを離しスペースを作る」
ここでもう1本のタイヤレバーを持ちますので必然的に撮影不能に。
もう1本の長いタイヤレバー(長くなくても平気ですがテコの原理考えると)を、
2本のすでに差し込んだタイヤレバーの間に入れ、
タイヤを下に落とすような動きをします。(スミマセンよく覚えていません)
私は隙間にタイヤワックスをふんだんにスプレーし行いました。
多分ですが、しばらくこの状態キープすると、
すこしずつビードが剥がれてくるんじゃないかと思うのです。
コジコジやっているうち、5分もかからず、この部分のビードが落ちました。
1か所落ちればあとは簡単です。踏めば落ちます。
で、タイヤは外れました。
というか実は、片側をホイールから外すのは簡単でしたが、
残りの片側を外してホイールから完全に取るのは結構大変でした。
しかしまあこれも、色々やっていれば外れるもんです。
一応ホイールをキレイにし、新しいタイヤの取り付けです。
外した時と逆の要領ですから、ああだこうだしながらなんとか入りました。
これはまだタイヤが半分しか入ってませんが、
忘れぬようエアバルブを交換します。
タイヤに付いている黄色の〇マーク、「ここにエアバルブ」の目印だそうです。
まあまだこの段階では気にしなくてもよく、
空気充填前に回して合わせればいいんですが。
古いエアバルブはカッターで切って外しました。
ところで、バイクのタイヤはほとんど回転方向の指定がありますね。
タイヤに矢印が書いてあります。こちらフロント↓
こちらがリヤ↓
タイヤ替え慣れている人なら何てことないんでしょうが、
何もヒントなく「さあはめて」と言われると、回転方向がわけわからなくなりそうです。
ですので、タイヤにテープ貼って、間違えないようにしておきました。
こんな感じに、「C(クラッチ)側」、「B(ブレーキ)側」と。
さすがにホイールのクラッチ側とブレーキ側はわかりますので
(フロントはメーターギアがある方がクラッチ側、
リヤはデフがある方がクラッチ側)、
それとテープを合わせてタイヤはめれば間違いなし、と。
そうこうしているうちに、一応タイヤは入りました。
でもホイールにはちょっと傷つけちゃったかなぁ。
で、ここからが問題の「ビード上げ」です。
ネットで見られる記事のほとんどが、
「コンプレッサー使え」
「コンプレッサーじゃなきゃ無理」
「ガソリンスタンドに持ち込め」
でした。
まあどうしても無理ならそうしよう、そうするしかないと思ってました。
でも一応手持ちで、どうにかならないかとトライはしよう、と。
まず自転車用の空気入れ。
普通にはめたタイヤを置いて入れ始めましたが、これは絶対に無理でしょう。
弱い勢いの空気が、ホイールに密着していないタイヤから
ガンガンと漏れます。
ならばとこんな物。これもネット参考ですが。
いわゆるタイダウンベルト、ですね。
これをタイヤ外周に巻いて締め込み、
その力でホイールとタイヤを密着させることにより
空気が入りやすくなる、と。
しかしこれもだめでした。
というかベルトの金属部分が新品タイヤにこれでもかと食い込むのを見て、
怖くなってやめました。
次は、「またがり作戦」です。
今回の私の場合、リヤもそうでしたがビードが明らかに外に来ていないのは1か所。
その部分さえどうにかすれば空気は入るんじゃないかと思い、
私がタイヤにまたがって座り、その部分を下にしたり上にしたりして、ポンポンとお尻を上下、
その間にヨメに自転車空気入れで空気を入れてもらいました。
するとなんと、空気が入って行きます。
入り始めりゃこっちのもの。
手動もなんなので、そこから先は車など用の電動ポンプで空気を入れました。
ちゃんと入って行きます。
「なああんだ入るじゃん」と一人ホッとしていました。
ある程度(指定空気圧、2.0barより少し多いくらい)まで入れて、
一度抜いてみます。
するとビードも落ちず、くっついたまま。
「なんだ簡単じゃん」と思いましたが、
タイヤをよく見ると変な感じ。
タイヤの上下左右を撮った写真です。
ホイールのふち(一番外側)のすぐ外側に、
タイヤの線が見えますが、その線は
本来真円であるはずですから、ホイールから均等に
外に出ていなければいけないはずでしょうが、
一番下の写真、全く線が見えません。
まあ後から考えるにこれすなわち、
「ビードがちゃんと上がっていない」
ということなんでしょうね。
さすがにこれには気づきまして、
気を取り直して再度電動ポンプで空気入れ。
「ブ~ン」というポンプの音を聞き続けること
フロントは4分~5分。結構怖いです。
空気圧が4.0bar近くになったところで2回連続、
「パン!!パン!!」と
茶色い紙袋を破裂させたような音。
これでお見事ビードが上がりました。
4枚目の写真部分(ホイールにKawasakiの文字あり)部分も、
無事キチンと上がりました。
空気圧を少し高めに、標準2.0のところ2.5くらい入れてフロント終了。
戻さないとリヤが外せませんのでタイヤを戻します。
とりあえずフロントは終了、と。
リヤに関してはほぼすべての事柄が重複ですので割愛します。
ああでもないこうでもないと試行錯誤しているうちになんとか終えました。
ちなみに、フロントは4bar近くでビードが上がりましたが、
リヤは3bar少しで上がりました。
終了画像、ってことで。
おまけ。リヤタイヤビード上げ動画。
3分30秒くらいまで何も起きません。
ただただ空気入れの「ブ~ン」という音と、
所在無げに写りこむ私の腕の影くらいしか写っていません・・・
400SE Top / Motorcycle Top