《 2005年のメンテナンス 》



2005/1 ボンネットエマージェンシーケーブル取り付け


2000ベルリーナはクーペ系などと同じく、フロントウインドウ側からボンネットが開くようになっています。

ジュリアスーパーの様にフロントグリル側から開くようにはなっていません。

そしてクーペ系のセンター1個と違い、ボンネットロックは左右に2個付いています。

        

つまりもしもボンネットワイアが切れた場合、スーパーのように「グリルを全部外して」何とかする、というわけには多分いきません。

しかも2個あるロックを両方とも解除しなければ開きません。

そんな事考えたくもありませんし、またそう簡単には切れるとも思えませんが、やはりオリジナルには「エマージェンシー用」のケーブルが設定されています。



しかし私の車には付いていませんでした。何らかの理由で切(ら)れてしまったようで、切れ端は付いていましたが。

という事で取り付けることとしました。



材料的には多分何でも良いのでしょうが(強い紐、適当な針金、それこそワイヤー)、とりあえず取れてしまった跡にほんの少しだけ付いていた、

「極太のピアノ線」みたいなのが在るのかどうか、その他のこまごまとした部品も含め、AFRAに問い合わせてみました。

すると、「ピアノ線」はあり、「かしめる金属の筒」もありましたが、これ欲しいな、と思った

「コクピット内に引き込んだケーブルの末端に取り付ける取っ手」はありませんでした。


取り付けは特に難儀するほどの物ではありませんでした。エマージェンシー用のケーブルを通す穴がロック自体にありますので、

(コクピット内引き込み穴に)遠い方のロックにケーブルを通し、わっかにして金属の筒でかしめます。

そしてうまく張った状態で(これ重要!!)、今度は近い方のロックの穴に通し、また輪を作ってかしめます。



なぜ重要かといいますと、「キャブのチョークワイヤー通しと固定」をやったことある方ならお分かりかと思いますが、

ま、チョークワイヤーは堅いので間で中だるみしませんが、これはピアノ線なので2個のロックの間でたるみます。

そしてそのまま固定すると、いざ引っ張ったときに片方(近い方)しか引けません。そしてそれでは開きません・・・。


簡単にやるならば「2個のロックそれぞれに1本づつ別のケーブルを通し、非常時にはケーブルを2本引っ張る」様にすれば良かったのですが、

パーツリストにあるとおりに、「1本のケーブルで両方のロックを引っ張る」形にしようと思ったため、多少面倒でした。


そのケーブルをファイアウォール左側(運転席側は中がごちゃごちゃとしてるので)にある穴からコクピット内に引き込み、

足元のカーペットの裏まで持っていき、大き目のナットを取っ手として付けました。

      


使わないに越したことはありませんがね・・・。

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2005/1 インナーライト取り外し、メッシュ化


MY BERLINAの項にもありますが、私の車には購入当時は4灯ともコイトのシールドが付いていました。

で、現在(2005秋の時点)はアウターのみ付いていて、インナーはメッシュです。

 拡大しません


この仕様にするより大分前ですが、ある日海外オークションを覗いていると、

「アルファロメオ用ヘッドライト金網」というのが出ていました。

「本当かいな」と思いましたが(ジュリアでそういう物が正規品としてあるとすればそれは多分TIスーパー用で、それはちょっとした騒ぎになるでしょう。)、

値段も、やはりビッダーの反応がいまいちのために全然上がらないので、サイズが合うんなら何とかなるでしょ、と落としました。

多分邦貨で2個で送料込み2,000円くらいだったと思います。



いざ届いた物を見ると、本当に「5,75インチのライトにかぶせる」単なる金網です。

ただ救いは「ライト頂点に向かってラウンドしている」ということです。センターに向かって凸っています。これなら多少は格好が付きそうです。造りも結構しっかりしています


ただし取り付けは、思っていたように全くの汎用扱いの付け方しかないようです。ここをオカマのここに、なんてデバイスは金網の方には

微塵もありません。と、いうことで、「結束バンド」を片方に何本も使い、ボディに固定しました。


またヘッドライトリムは、本来インナーライトを取り付けるオカマの3箇所の突起にはめ込むようになっていますが、これを付けたまま金網をつけると、

どうも見通しも風通しもいまいちなので、どうせなら、という事でオカマも撤去しまして、ライトリムも落ちないように結束バンドで金網に固定しています。




ついでに、と言いますか外したオカマは、ステンレス部は磨き、黒いペイント部分はペーパーがけして塗装を一回落とし再塗装、

きれいに「プチレストア」しときました。こうなると付けるのが惜しくなるんですが・・・。

     
      補修前                   補修後


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2005/3 ヘッドライト交換、ポジションランプ取り付け



今現在私の車に付いているキャレロ、「07.230.700」ですが、ポジション穴が付いています。




ちなみにポジション穴が付いているのと付いていないのではバケット側(リフレクタ)の品番が違ってきます。

(参考までに付いていないのは「07.240.800」、私のように付いている物は「07.241.800」です。)


で、せっかく穴があるんだし、使わないにしても塞がなければ都合も悪かろう、どうせ塞がなければいけないのなら、と

ポジションランプを付ける事にしました。


配線的には特に問題ないだろうなと思いました。2Wや3W程度の電球だし、元々あるウインカー内側のポジションランプの配線を分岐すればと。

ただどうかなと思ったのは差し込むソケットです。スペース的に、元々そうするようには考えられていないでしょうから、

多分後ろ側の長い物でしたらつかえて入らないでしょう、というか、

「ポジションランプ用のソケット」自体、それとして売っていると言う物はあまり見ませんし、いわゆる汎用品として売っている物は

大抵ご親切にゴムのカバーが全体に付いていたりして差し込めなかったり、使い勝手を考えて適当に長かったりして合いません。


色々探しましたが、結局目をつけたのは、わが愛機その2、「エリミネーター250」のヘッドライトのポジションソケットです。


(写真予定)


ちょうどその頃買い替えで2台目(通算3台目)が来たところで、ヘッドライトが2個、これはちょうど良いなと思い使ってみると、これがドンピシャ、でした。

後ろ側の長さもそれほどなく、はめ込んでみたところつかえません。(使えない、ではないですよ。)


しばらくそれを使ってましたが、バイクの方にポジションがないのも淋しいので外し、今はなんと、

たくさんある「メーター用のバルブソケット(ロメオのです!)」の、ジャック部をスペース節約のため折り曲げて(!)、

使ってます。とても贅沢なポジションランプです。


(写真予定)



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2005/3 カムカバー磨き



ご存知のとおりウチのベルリーナは、我が家においての「ワン&オンリーカー」なので、走れない時間は最小限にしなければいけません。


カムカバーをきれいにする、ってのはやってみたかったんですが、そうなるとその作業が終わるまでは当然車は走れません。

そこへひょんなことから中古のカムカバーが手に入った物ですから、やってみました。「カムカバー磨き」。



まあ、めんどくさがりやのやった仕事ですので非常に中途半端です。もう少し頑張れる人なら鏡面ですね。

でもこの程度なら誰でも出来ます。ちなみに私はロゴ周辺以外は全て手作業です。ロゴの周辺はハンドリューターで磨きました。


               


手順としては、100近辺のペーパーで(私は80から始め、結局その痕跡を完全に消すことは出来ませんでした)表面の粗い部分を思い切り削り取って白くなる感じまでにし、

以後順に番手を上げながら(私は120、180、240、360、とかそんな感じでした)、前の番手の痕跡が消えるまで磨きます。


ペーパーを使うのも手ですが、私は240以降ぐらいからはこれを使用しました。安くないですが耐久性は高いのでお勧めです。

800〜1000相当くらいまで磨き上げたら、私はもうあきらめてチューブの(ホルツの)コンパウンドに換え、後はピカールで仕上げしました。



まあ以上、あまり記事的に参考にならないですが、その程度の物だと思います。そんなに難しいことでもありません。


ただ、私の入手したカムカバーもそうでしたが、物によっては「何で?」と言うくらいにカムカバーガスケットが貼りついている物もあります。

ほとんど石(炭?)と化した、液体ガスケットで貼っ付けられたガスケットを剥がすのはそれは大変でした。何が大変かって、それが一番でした。

どうしても取れなくて、実はサンダー使って、削り取りました。(その際にカムカバーも少し”面研”してしまいました・・・。)



 でこぼこなんです。これでも。


ですので剥がした跡がきれいに真っ平らにならず、仕方なくカムカバー側には液体ガスケットを付けて装着しました。


ちなみにですが、元から付いていたカムカバーは液体ガスケットは全く使用してませんでした。カムカバーガスケットを挟んで締め付けてあるだけ。





本来はこうらしいですね。ですから次回元のカムカバーに戻す時は、液体ガスケットは使いません。(でもまた磨かなきゃ・・・。)


あとおまけとして、「カムシャフト」です。こんな事でもしなければ拝めない場所ですよね。


      
                           105.48.03.200.01

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2005/5 キャブ交換その2


これはエンジンマウントを交換した際に、副次的に発生してしまったようなところもあります。


エンジンマウントを交換した際、邪魔なのでキャブも外して行いましたが、そのついでと言っちゃ何ですが、キャブの左右でも入れ替えてみようと思いました。

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2005/5 エンジンマウント交換


エンジンマウント自体はかなり前から入手してあったのですが、結構な作業になると思い延び延びになっていました。GW中の暇な時間を縫って、

ようやく行いました。


作業手順ですが、私のやり方としては、

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2005/5 クーラー用プーリー補修、ベルト交換

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2005/5 ブレーキマスターシリンダー交換


このマスター交換ですが、実は以前に一回挑戦したことがあります。

品物(新品マスター)自体はちょっと前にすでに入手していたのです。それでやろうと思い、少なくとも私よりは車に詳しい、現日産自動車勤務、

(ホワイトカラーですが)、カート歴ウン年(もち自分でメンテ)、S30Zのエンジンをを自らの手でOHした経験を持つという、高校時代の同級生を

監修者に招き、(以降編集中・・)

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2005/9/11  プラグ交換 (22334km)


交換する前まではNGKのB6ESが付いていましたが、NGKのHPを見てみると、ジュリア系用のプラグは「BP6ES」とあります。

(「ジュリア系」ではなく「2000」でした。訂正します 9/11)

両方を比べてみると、「P」の記号が示すとおり、BP6ESは少し突き出ています。

     (左B7ES、右BP6ES)

しかしこと2000エンジンに関しては、バルブが少し大きいらしく、突き出しタイプのプラグを付けるとバルブとプラグが干渉することも

あるそうですから止めた方が良いらしいです。


が、いったい何が違うのかと思い、あえて「BP6ES」をしばらく付けてみました。


全く体感できませんでした・・・。


で、そんなリスキーなプラグをいつまでも付けていても意味は無かろうと思い(干渉していなかったようですから大丈夫なことは

大丈夫なんでしょうが。「締め込んだプラグがどんな位置で燃焼室内に収まるか」で決まるんでしょうか。)、

ちょうどたくさん持っている、「ゴールデンロッジ2HL」に久々に付け替えてみました。



久々というのは、以前2000GTVに乗っていた頃にも使っていましたから。でもこの車になってからは試したことはありませんでした。


まずは取り外した「BP6ES」を観察してみます。幸い、何か当たった跡は見受けられません

  

恥ずかしいくらい、隅々まで真っ黒です。カーボン付きまくりです。実際の話、女房が乗った後はこうなりがちですね。

「回して走れ」と常に言ってますが、なかなかそういうタイミングを掴むのも難しいでしょうし。

しかしこれでも、カブって止まってしまうことはここのところ全くありませんでした。


そしてロッジを取り付けます。「オイルを塗布」してが基本ですが、ものぐさな私はCRCをネジ山に一吹きして入れました。

手で止まるところまで締め、あとはプラグレンチ(21mm)で止まるところまで再び締め、そこから1/2回転くらい。

締め過ぎの弊害(シリンダーヘッドにヒビ、プラグネジ山破壊など)は、緩過ぎの弊害より多分多いでしょうから、外れない程度に「キュッ」と締めておきます。



ちょい乗り程度で走ってみましたが、結構イイですね。あくまで私の体感での比較ですが、低回転域でのフレキシビリティが増しました。

「3速でそのまま交差点クランククリア」した時に、「あっノッキングしちゃう。」と今までの感覚で思いましたが、それもなく、比較的スムーズに回転は戻りました。

あとは低中速回転域でのレスポンスも多少ですが増したような気がします。「あれ?こんなに走ったかな?」

新品の「BP6ES」との比較ですから、私の体感での感触は「古くくたびれたプラグと、新品の比較」ということではないと思います。


一般にロッジは「カブりやすい」という定評もありますが、そこのところはまだ分かりません。


ただ、車庫入れバックのとき(段差乗り越えがあります。)にNGKよりは簡単に、3回くらいストールしてしまったのは事実ですので、

少しそういう面はあるのかとは思いました。


そのあと少しキャブ調整をしました。現在アイドリングはこんな感じです。オイルキャップの上に缶コーヒー?何とか乗るかな?


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2005/9/18  ダッシュボードにアーマオールパック
 (22355km)

私の車のダッシュボードは、自分で言うのもなんですがとても綺麗です。

元々綺麗でしたので私が特に何かした、と偉そうに言えるわけではありませんが。



割れやヒビやクラックの類は一切ありません。


しかしこれも放っておけばいずれ恐ろしいクラックが走るんでしょう。

てことで思い立ってアーマオールパックしました。(実は放置プレイです。単なる。)


アーマオールは2000GTVの乗っていた頃からインテリアには良く使っていました。

運転席に塗るのはちょっと恐ろしいですが(ダメですよ!滑ります。)、それ以外のプラやビニール部分には良く塗っていました。

今回使うのは当時買ってまだ残っていた、「10年物」です。(ん?ちょっと匂いが違うかな?)




やり方は至ってシンプル。最初にティッシュをダッシュボード一面に置き、アーマオールをティッシュにかけまくります。

ダッシュに直がけすると垂れてしまいますのでご注意ください。




そして後は放置。適当な時間放置したらティッシュを取り、さっと一拭き。あらこんなに綺麗に。


      
      使用後                       使用前



綺麗になるだけでなく、もちろん保護の役目もしているようですから、皆さんもお試しください。


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2005/10/22  ETC装置取り付け (22620km)


オークションにて、安価にて入手した(と本人は思っている)ETC装置を取り付けました。


品物はセットアップ、送料込みで8,400円、パナソニック製のCY−ET900Dというモデルです。

アンテナをフロントウインドウに貼り付け、カード差込の機械は車内どこにでも設置可能なタイプです。




まず、配線からやってしまいましょう。あ、その前に。

アンテナは普通に付けるとして、機器自体をどこに設置するかを考えました。


一番最初に「グローブボックスの中に付ける」というのを考えました。


「防犯上効果あるでしょ。」なんていう、もっともらしい事を言いたかったのと、外見的にどうせなら「完全に隠す」という事を

出来ればしてみたかったので。で、そうするとなると当然「グローブボックス内の、上側(から吊る感じ)」

ということになろうかと思いますが、見てみるとグローブボックス内の件の場所は、上側にくぼんでいて、しかも穴が開いています。




あえなく断念しました。カード抜き差しにも難儀しそうです。というか無理そう。


そこで女房が、「じゃあ横向きに(ボックス内センターコンソール側)付ければ?」と言ってきましたが、

「どうせやるならグローブボックス外して」やらなければ気が済みませんし、それをするのはクーラーユニットが邪魔してかなり面倒そうだったので、

結局女房の案も(端から)採用せず、まあ普通に、ステアリングコラムカバー周辺に取り付けることにしました。



ということで、コラムカバーの周辺まで、配線を引っ張ることにします。



アンテナ〜


電源のケーブルもそうですが、長さが何と3.5mもあります。電源ケーブルは当然切りましたが、

こちらは切って繋げる物なかどうか知りませんので、切らないで使います。


 →  →  → 
       @                   A                 B                  C

@アンテナ本体(スピーカー内蔵)はルームミラーの裏側の窓に貼り付けて、上側の窓ゴムに沿ってAピラー右まで持っていきます。。

AAピラーの室内側には、装飾用の黒いビニールレザー張りのカバーが付いていますので、ケーブルをその下に隠して、

下まで引っ張っていくことにします。よってそれを外します。

Bケーブルの余計な長い分は、ここで何往復かさせて、テープで止めておくことにしました。

Cダッシュボード横から車内下に引き込んでおきます。


電源&アース〜


機器を作動させるのに必要な電源コードは3本だけです。常時電源(+B)、ACC電源(ACC)、アースの3本。


それにしてもこの3.5mのケーブル、何とかならないもんでしょうか・・・。

もちろん切れば良いんですが、途中にヒューズボックス(1A)が仕込まれていて、

その部分にあまり見たことの無い端子(ヒューズをそのまま掴むような形になっている)が使われていて、

その端子は、ヒューズをきちんと経由させようと思ったら使い回さなければいけません。こんなことでわざわざ買いたくはありませんし・・・。


まとにかく、ああだこうだでケーブルを短くし(ヒューズも挟み)ました。約50cmくらいにまでしました。



そして電源の取り場所ですが、今回は「イグニッションスイッチ」から取りました。


もちろんヒューズボックスから取るのも一考しましたが、現在ヒューズボックス周辺はご覧のような「阿鼻叫喚」の様相を呈しています。



特にACC電源は、以前にオーディオをつけた時にヒューズボックスから取り、もうすでに二股にしてしまっていたような気がしますし、

これ以上ぐちゃぐちゃにするのも気が引けるので。


そこでイグニッションスイッチへの電気の来方を調べました。


イグニッションスイッチを奥(エンジン側)から見た絵で、写真右側がステアリングシャフトです。



裏側には8本の端子が出ています。そのうちの4本(上図@、A、E、D)には既にケーブルがつながっています。

@は茶色、Aは青、Eは赤でDは黒です。

配線図を見ると、どのモデルもイグニッションスイッチからは配線は3本しか出ていません、赤、黒、茶です。

青は何でしょうか?辿っていないので分かりませんが。


検電器によって調べていったところ、C、E、F、Gに常時電源が来ています。

(Eに来ている赤の太いコードは、ヒューズボックス経由でバッテリーと繋がっています。)そして@、AがACC電源です。

BとDはエンジンをかけても通電しません。アース取り口でしょうか。Dのケーブルが黒いですし。


常時電源は結局C(上の写真ではちょうど赤いケーブルの裏です。)から取りまして、

短く切った黄色いコードを、メスの平端子を使って差し込みました。


ACCは本来1本余ってるはずでしたが、謎の青いコードの占拠されていっぱいでしたので、@のコードに割り込ませました。




これで一応アンテナ設置と電源の確保、各ケーブルの取り回しも完了しました。



〜機器の、コラムカバーへの取り付け〜


機器はステーを介して取り付けますが、基本的には貼り付けです。

ですんでコラムカバーを付けたままでも出来ないことはないのでしょうが、それでは気に食わない私は、当然外しにかかります。


下側はネジ5本(1本無くて私のは4本ですが)を外し、キー差込口にあるゴム状のリングを外せば簡単に取れます。

別の項にありますが、この時についでにコラムスイッチの作動テストもしようと思った為、上側も外そうと思いました。

するとステアリングが邪魔して外れません。そこでステアリングも外します。今日もまた堅かったです。ステアリング。

前回に外したときに「これでもか」とグリスを塗りたくっておきましたが、全然ダメでした。外すのに人力で約30分・・・。


手で引っ張り、下側をゴムハンマーで叩き、少しづつ、あまり無理な力がかからないように・・・。


何とかステアリングを外し、アッパーコラムカバーを外します。メーターパネル下端に引っかかって取りにくいですが、

こういう時は力技、メーターパネルを無理やり上に押し上げたりしながら引っ張り出します。


あらわになったステアリングシャフトとコラムスイッチです。


結果的には、コラムカバーをちゃんと外して、機器を取り付けたのは正解でした。


というのも外さずに見当だけで貼り付けてしまうと、また考えてもいませんでしたが機器自体の幅があまり大きいと、いざ取り付けたは良いが、

実はコラムカバーのネジ穴を塞いでしまいます。私がやったらきっとそうなります。そしてコラムカバーが取れなくなって、

ある日唖然・・・、というパターンに陥るのは目に見えています。


コラムカバーのネジ穴5点は、前側2点、奥側3点で(私の車は、多分他のジュリアもそうでしょうが)、

奥側の3点は等間隔でなく、機器を取り付けたほうが若干広く、でもその間隔は約7.5cmしかありません。

まあこれに関しては運が良かったとしか言い様がありませんが、購入した物は幅が7.1cm、まさにぎりぎりでした。


機器またメーカーによって、取り付け(機器の固定)方法が若干違って、あとから簡単に取り外せるような物もあるでしょうが、

私の購入した物は、取り付けステーを先に付け、それに機器をドッキングさせる、という方法です。

とはいってもステーに機器を取り付ける際には、ステーから出ているツメに、機器に付いている穴を入れ込んで、

両面テープで固定してしまうので、実質的には一度固定してしまうと、取り外しは一仕事になります。


ここに付けようという方は(機器の幅など)注意した方が良いかもしれませんね。


ということで、今考えるとぞっとしますが、ぎりぎりですが特に問題なく付いたので、取り付け時は何も考えず、粛々と作業は進みました。


コラムカバーに両面テープでステーを取り付け、ドリルでコラムカバーに穴を開け、タッピングネジで固定してしまいます。

      

そしてETCの機器をステーに貼り付けます。



これでほぼ完成です。



コラムカバーを元に戻し、配線をつなぎ、キーを挿し、ACCポジションにします。



旧車にはおよそ似つかわしくないような、「ネオンブルー」のイルミが灯り、取り付け完成です。が。

しばらくすると、「カードが挿入されていません」という音声が、頭上アンテナ部に仕込まれたスピーカーから。



ですのでETCカードを挿します。するとなんと!!

「カードを読めません。エラー03、ピ、ピ、ピ」・・・ 数秒後に再び、「カードを読めません。エラー03」



私の行った作業は多分問題なくいったと思います。ですからこのような音声が出ているのでしょうが、果たして本当にそうか・・・?

何度やっても結果は同じ。カードを読み取ってくれません。私の作業に問題がないとすれば、考えられるのはセットアップ不良・・・。


「やっぱりなぁ。俺の仕事がこんなにスムーズにいく訳無いか・・・。」と半ばさばさばした気分で、パソコンの前に座り、

購入先にメールでお伺いを立てようと思い、症状を伝えるメールを書き上げ、送ろうと思いましたが、その前に一応説明書を見てみました。


「エラー03」・・・「挿入する向き(前後裏表)が正しくない」


???挿入する向き?うらおもて?


一応裏表を逆にしてもう一度挿し込んで見ました。すると、警告時とは違った、ずいぶんと優しい声で

「ポーン。ETCカードを確認しました。」


・・・。私は何の疑問もなくICチップが仕込まれている方(表側)を上にして差し込んでいました。間違ってました・・・。




その後さらっと第三京浜を試走がてら走り、無事に作動を確認することが出来ました。


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2005/10/23 ステアリングコラムカバー補修 (22620km)



ETC取り付けの時に気づいたのですが、ステアリングコラムカバーのネジ取り付け部分が一箇所割れていて、

ネジが止まりませんので、またもや「プラリペア」にご登場いただいて、補修しました。



割れているのは、一番上、細くなっていて、ネジの頭が止まる部分です。

同じ径の穴がコラムカバーに貫通しているだけでは当然ネジを挿しても止まりませんので、

先端部に、プラスチックの一回り径の細いワッシャが乗っかるような形で付いていますが、これがどうも後からとって付けた様な感じで、

取り付け時に、上方向(ロアーカバーですから)に引っ張られるストレスに耐え切れずに、そこだけ壊れて取れてしまったようです。

ここを再生してみようと思います。



まず一回目の、「失敗したやり方」ですが・・・。(またか・・・。)


@取れてしまった部分を暫定的に瞬間接着剤等で元に戻し、「型取くん」で型を取ります。

     


A固まったら型を抜き、瞬間接着剤で付けた、壊れた頭部分は撤去します。


B再び型をはめます。




Cひっくり返して、反対側から「適当量の」プラリペアを流し込みます。




D固まったら型を外して完成、この後に適当に削ってドリルで再び穴を開けます。





・・・。なんか「良さげ」に見えませんか?仕上がり。ところがこれが大失敗。

「カタチ」にこだわるあまり、「機能」を忘れていました・・・。

どういう失敗かと言いますと、補修したい箇所の反対側、穴の上からという見えにくい位置からプラリペアを流し込んだために、

流し込んだらいい「適量」がわからずに、必要以上に多く流し込んでしまったのです。


するとどういうことになるかと言いますと、ネジを差し込んだ時に、相手側(アッパーカバー)までネジが届かなくなるのです。

本来頭部分には、厚さにして「数ミリ」のプラスチックワッシャが(留めとして)乗っている、というような形だったのが、多く流し込んでしまったので

それが異様に厚くなってしまうような形に整形してしまったのです。

断面図で説明しますと・・・。


←元々ネジが入っている時点の断面図はこんな感じです。    ←ネジを抜くとこんな形・・・。   


   →      →      →   
赤い部分が割れて、              取れてこうなりました。         取れた部分を暫定的に元に戻し、       型が固まったら抜き、
取れてしまいました。                                 型を外側から取ります。           赤い部分を撤去して、
                                                                 再び型をはめます。


   →      →      →   
上からプラリペアを入れるのですが、    型を抜くと、                穴を開けても、手持ち工具では        極端な話、少ししか
入れすぎてしまいました。         こうなってしまいます。           同じ大きさの穴しか開きません。       ネジ部分が出ません。これでは
(本当は赤い部分のみ)                                                      アッパーカバーに届きません。



穴あけの工夫でどうにかする方法もない事はないのでしょうが、また実際に完成後の穴開けでは、

まずネジの径よりも少しだけ大きめの穴をうがち、ネジが通ることを確認した後、プラリペアを流し込んだ方向から

かなり大きめのサイズのドリル(ネジの頭よりは小さめ)で、ぎりぎりのところまで削ってみましたが、

ドリルでの削りは「先端テーパー状」にしか出来ませんし、その止め具合を計るのも、見えないので難しいのです。

 ←削ってもこうなってしまいます。またぎりぎりまでは削れません。(抜けてしまうので。)


まあやり直しが効きそうなので、結局固めた部分を太いドリルで抜いてしまい、くじけずに次の方法をトライしました。


今度は機能面だけを重視し、外見は二の次という事で。その為には「上からプラリペアをかぶせる」という方法しかありません。


   →      →      →     
ひっくり返します。             赤い部分はもうありませんので、      先ほどとは逆側から、「流入防止」       型が固まったら、
                      実際はこんな断面です。          の目的で型取くんを入れます。         上にプラリペアをかぶせます。



   →      →   
プラリペアが固まったら、          ヤスリで整形します。           ドリルで抜きます。
型を抜きます。



出来上がった「再生穴」はこんな感じです。外見的には余分なところにプラリペアが残っていますが、

アッパーカバー(この部分はステアリングシャフトの金属部分)と接触する部分が平らになっていれば良い、という事で気にしないことにします。




それにしてもこの「プラリペア」は重宝しますね。今度はどこを直そうかな、なんて。


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