《 2008年のメンテナンス 》





2008/12/28 車検出します(35843km)


結局今年は2000km走りませんでしたねぇ・・・。まあ色々とありましたし。


車検が11月末で切れて早約1ヶ月。ユーザーはもう時間的に余裕もないんで無理だと断念し、
車検はプロにお願いすることとしました。


その下準備的なことですが・・・。


まず車検に預けるために車を移動すべく、仮ナンバーを取りに行きました。
これはいたって簡単で、地方によって違いは多分そうはないと思いますが、

「車を回送する期間に有効な自賠責」
「車検証」
「本人証明書類」
などを揃え、役所に行けば即日発行してくれます。

そしてこんなのが発行されました。

 


もちろんナンバー自体も発行されます。





久々にちょっとした距離動かしますので、オイル交換でもしましょうと。

これまで入れていたシェブロンの鉱物油が結構高くなっていたんで、今回はペンズにしました。





クォートのボトルが5本入って、スティックの大体真ん中程度。落ち切っていなったかもしれませんが。

今回はフィルターは変えませんでした。


あとは車入手してから、確か1回しか換えていないエアフィルター、
たまたまあったんで換えてみました。

たぶんオリジナルNOSの、FRAM製です。

箱はまったくもってヨレヨレです。 割と頼りになりそうな適合表。


これまで付けていたのは、網目の大変細かい、新品で入手できる物でしたが、
汚れ具合はどんなものかと、取り外した後に分解してみました。

左旧品、右が未使用品 未使用品の内側
使用済みの内側、ところどころ黒く 開けてみるとこんなです

用をなさないほどひどいと言うことでもなさそうですが、そんなこと言ってたら
いつまでも換えませんしね。いい機会なんで換えました。


あと前に付けたフュエルポンプですが、どうしても取り回し上ホースが折れ曲がってしまうんで、
またまた同じメーカーですが、違うタイプのたぶんロメオ用、を入手しましたので、
こちらも換えようと思います。こんなのですがさあ大丈夫なのか・・・。

一応上には出ていますが、長くないか? 適合表

結果はどうなりますやら。色々と他の部分にも何かあるかもしれませんしね・・・。

追ってご報告します。



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2008/11/30 車検切れの実態とは・・・。


お恥ずかしい話です。車検切らしてしまいました。


今回の車検をさてどうするか、に関しては、以前と違い自由な時間もあまりないし、
プロに任せようかどうしようかなどと考えていました。が、
車を移動させられないことにはどうにもならない!!

何故車を移動させられないのか、なんですが。

それは「ウインカーの不具合」です。

一見瑣末なことにも思えますが、ウインカーが出ない、というのはもう明らかに「整備不良」
ですし、走る上においてはどう考えても危険ですし。

これを解決しようと、時間ないながらもしばらく奮闘していましたが、
ようやく解決の糸口が、と言う時にはもう時間切れ、でした。


で問題の不具合ですが、こんな状況です。


@症状

右にウインカーを出すと、問題なく点灯します。
が左に出すと、「ジジッ!カチカチ!」とリレーがおかしな反応を示し、
不規則に電気が流れるような感じで、ライトはと言うとほとんど点灯していません。
よぉく見ると、微弱にですが点灯しているんですが、使用に耐えうるような明度ではありません。

こんなときは基本ですが、疑うのは「アース不良」や、「回路の短絡」ですよね。



A対策



で、まずありがちな末端部のアース不良、を疑います。

リヤライトユニット、サイドマーカー、フロントウインカーユニット、です。


まず簡便なところから手をつけましたが、リヤライトユニットです。
ライト本体またはそのごく周辺に不具合があるのならば、ユニットのすぐそばにある
コネクターを引き抜いて、まずそちらに電気が行かないようにすれば、と思い、
コネクターを抜きました。


で、ONしてみるとなんと、ウインカーちゃんと点くじゃないですか!!


「なるほどこれか。俺にしちゃ上出来な解決だな」と喜び、当のユニットの果たしてどこに
不良箇所があるのかを探し始めました。


バルブの刺さる部分に錆があります。またちょっと緩くなっているようでもあります。
実際バルブを少し動かしただけで消えたりします。「を!これはしめたもんだ!」

その部分をしっかりと対策し、(錆落とし、バルブの刺さる丸枠を少し縮め)一件落着、です。


その後数日は何事もありませんでしたが、予想通り、再発しました・・・。
そしてここからが何とも出口の見えない奮闘の始まりだったんです・・・。



B原因究明の果てしなき旅へと・・・


どこから調べ始めたらよいものか、実際手当たり次第にいった感じですが、
後学のためにも少し整理しながら記しましょうか・・・。


疑わしい場所を考えてみました。

・フロントウインカー
・サイドマーカー
・リヤライトユニット
・コラムスイッチ
・ウインカーリレー
・自己流改造により、かなりの多くの接続端子が付いている、ヒューズ周り
・配線のショート

あとウインカー関係で電気が行っている所といえば、インジケーター。
でもこれに関しては左右の別がなさそうなので、おかしければ右の時も
左の時も異常が発生するでしょうから、除外。


まずフロントウインカーを当たりました。

ライトオカマを開け、ユニットそばにあるコネクターを引っこ抜きます。
スイッチオン、状態変わらず。

次にサイドマーカー。コネクターの手前で分岐されて、フェンダーに向かっています。
ここはコネクターではありません。コネクター部分はどうやら奥の方にあるようです。
となると、「スプラッシュシールド」を外す必要があります。まあタッピングネジ4本ですが。

外してみるとコネクターが2箇所。結構怪しいと踏んでいたんですが、どちらを外しても
状態変わらず。ついでですのでバルブ交換し、錆取りしておきました。

リヤライトユニット。チェック済みです。大丈夫と思います。

で、コラムスイッチなわけです。

巷間よくコラムスイッチは、結構な高値で取引されてますよね。
今やリビルト?新品?とにかく全くの中古でない物が流通していますが、
それにしたって安くはありません。

これが逝かれている可能性もあるわけで、よもや自分がそんな目にあうのか、
とは意外でもありました。とは言っても、まだ壊れていると決定したわけではありません。
どこが壊れやすいんだろう、と言う風の感じのパーツではあると思うんですが。どうでしょう。

で、ここで一つ、私らしいと言えばそんな風のミスを犯しました。
原因探求の一環で行ったのですが、
「左右のコネクターを入れ替えて、右合図の動作で左が点滅するように」したんです。

コラムスイッチからは、青と青黒の線が出ていまして、
それらが各「青→右」、「青黒→左」のユニットへと、
リレーによって制御された電気を送っています。(んだと思います。)

先端部にコネクターがあり、それを入れ替えることで左右を入れ替えることは可能です。

試してみると、当然ですが本来「左に合図」のアクション(スイッチ下へ)で、右が点きます。
また逆に、上に上げた時に今度は左が点くんですが、こちらがやっぱりおかしいようです。

ここで私は、どっちかといえば自分が思っている方向に故障の原因があるもんだ、
との早合点で、「コラムスイッチがおかしい」という間違った推測にはまってしまいました。
全く逆の勘違いを、今だから分かりますが、この時点でしてしまったというわけです。

実はこの時点で、コラムスイッチではないかと疑っていたんで、コラムスイッチ入手の手はずを
整えてしまっていたんですね・・・。そんな先走りもあって・・・。


「さあこれでコラムスイッチ到着すれば終了だ」なんて、早合点な私は、
「ちゃんと動く物が来いよ」とばかりに荷の到着を待っていたわけです。


数日後、中古のコラムスイッチが届きました。配線の色が微妙に違い、これは古いタイプでしょうか?


何にしても意気揚々と、作業に取り組みました。
配線繋ぎ終えて、ステアリング部には取り付けずに作動チェック。


今考えれば当然ですが、その時点では全く意に反し、以前と同じような状態・・・。


「コ、コ、コラムスイッチじゃないぃ?」
コラムスイッチであってくれ、そうでなければ一体どこなんだぁ、と思っていましたんで、
結構暗然とした気分になりました。


そこで、です。ちょっとこの行動が今考えれば順番的には遅いんですが、
コラムスイッチまでの導通はいかなものか、と思いまして、パイロットランプを作成しました。

具体的にはコラムスイッチから出ている青線と青黒線に直接電球を繋ぎ、アースを取って
点灯の確認をする、と。


これ最初からやっていれば、コラムスイッチまでの状態は確認できていたんですよね。
(コラムスイッチ、リレー、ヒューズ周り配線)


でどうだったかと言いますと、左右どちらも正常に点灯したんですね。
ちなみに買った中古でも、元々あった物ででも、です。

まあ試行錯誤の典型、って感じですね(笑)。

この時点でようやく、原因箇所がかなり絞られてきた感じです。

つまり、コラムスイッチの末端部のコネクター以降〜フロントユニットまでの配線、
または同部分〜リヤに行くコネクター(助手席にある)より前、です。

コラムの次のコネクターから出た各2本、計4本の線(青も青黒も2本出ていますが、
これは配線図とはちょっと違いますね。配線図は青、青黒各1本)が、
果たしてセンターコンソール裏でどのような経路をたどってどうなっているか、
と言う辺りがどうやら焦点となってきそうな感じです。

フロントボンネット内の配線は結構強固で、どこかが剥けている、なんてことは
一見は見えないんですが、まあこれも改めて見てみましょう。

ただ、センターコンソール外して、までの時間がないんで、とりあえず対策しました。

正常な部分から、異常な部分をショートカットして直結、です。

コラム直後の青黒線に、コネクタを介して元々繋がっている青黒を抜き、
新たに線を繋ぎ、それを配線の穴を通してフロントユニットまで直接持って行きました。



回り込みの不具合を防ぐ為、もちろんフロントユニット側も線は抜いてあります。

またリヤに関しては、リヤへのコネクター直後に、その引いた線から分岐させて繋ぎました。
ここも元のコネクターの、青黒だけは抜いてあります。



こうして繋いだ結果、うまく点灯するようにはなりました。

つまりリヤへの配線部にはショート箇所はない、ということになりますし、
端末部(ライトユニット)も調べ切れているか不安でしたが、アース不良はないようです。


ん?今書いていて思いましたが、あえて回り込みさせることで、
もうちょっと原因箇所絞れるのかな?という気がしますね。次回試します。


この件に関しましては解決後、報告いたします。


さあて、車検どうしようか・・・。


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2008/5/26 帰還!!(35152km)


いぁや・・・。久しぶりのメンテ帳です。


昨年のフュエルポンプ交換から約1年ぶりの記事、ということになりますね。
特に記事にするようなことも、1点を除いてはまあなかったもので、
またこれ重要ですが、モチベーションも車の調子に伴って・・・という感じでしたので・・・。


では行ってみましょうか・・・。



≪異音発生!!≫


それは人に勧められるがままに、あるエンジン添加剤を投入してしばらくしてから始まりました。
そうですねぇ、頃は2007年の春でしたか・・・。

曰く、「油圧が上がって調子良くなるよ」とのこと。

入れた直後は、悪くはなかったです。でも特にひどく良くなった感じもなく、こんなもんかな、と。

しかししばらく経つと、始まりました。「オイル漏れの突然の増大」です。

その原因を即、添加剤にそれこそ転嫁するのは、添加前と添加後にそれぞれエンジン開けて状況を
確認したわけでもないですし、自分には把握できていない何か他の要因があってのことか否かも確認
出来ていないので、もちろん断言は出来ません。

しかしそれ(添加剤)以外、運転手も運転も、使用状況も何もかも、それまでとなんら変わることなく、
ですので、私としては、それが原因と考えざるを得ません。

今まで漏れていたのに気づかなかっただけでは?なんてこともありえますが、少しずつですが
以前から漏れて(滲んで)いましたので、常に気にしていて、突然の変化だな、と感じざるを得ませんでした。

ですんで当然ですがその添加剤の具体的名称を挙げるわけにはいきませんが、
少なくとも同じ車に乗っている方にはお勧めできません。

「旧車のエンジン」とか「多走行距離のエンジン」とか、一括りにしてしまうのはやはり少し無理がある
んではないでしょうかね・・・。使用材料、素材、国籍年代による細かな違いもありますし。

(ちなみに具体的な名前お知りになりたい方はメールください。)


でまあ、確かに油圧上がったのかもしれません。
その証拠か、今までとは比べ物にならないくらいオイル消費量、つまり「漏れ」が増えてしまいました(泣)。
チョイ乗りするにも、予備のオイルをトランクに忍ばせていなければ不安なくらい。

具体的にはそうだなぁ、100〜150km連続走行すると、MaxからMinになってしまうくらいか。
100kmで1L!?えええ!?今さらながら凄いな・・・。

ただこれも単に油圧が上がって、漏れそうな部分に今まで以上にストレスがかかって漏れだしたものなのか、
はたまた添加剤の成分がゴム部等を変化させて、そうなっているのか?はわかりません。

以前からオイルパン下部にオイルの滴りがあって、少し漏れ気味の状態ではありました。
がそれも頻繁にオイル量をチェックするほどの物ではなかったのですが、状況は一変しました。


そしてしばらくして妙な音に気付きました。アイドリング時に前から聞こえる、「ゴロンゴロン」という音。
アイドリング時、というのはある程度回っているとエンジンの音で聞こえないんです。

さらにどうもエンジン前部、のオイル漏れが特に激しいような気もします。
最終的には漏れたオイルがフロアパンの上からのぞける部分(オイルフィルターの下)の汚れを洗い流して
しまうような状況にまでオイル漏れは進みました・・・。


んんん、何かエンジンにただならぬことが起こってなければいいのだけどなぁ・・・。


こんなんです。ひどいですね・・・。


で、音ですが、チョイ乗りはすっとしていましたが、勢い高回転は恐ろしくて使えないようになりましたんで、
その音がさらにひどくもなりませんでしたし、かといって当然ですが勝手に改善するでもなし。

ただ、どうにかしなければとは思っていましたが、私的にも色々とあり、なかなか着手できず、
また何となく乗れてしまうんで、だましだましオイル継ぎ足しながら乗ってはいたんです。


そんな状況、使い方ですから、まあ使っていないに等しいようなまさに「飼い殺し」な日々ではありました。


そんな日々を約1年過ごしていたところ、事件は起きました。



≪ガッシャーン!!メリメリ!!!≫(2008年3月某日)


実際そこまで大げさではありませんでしたが。

アクシデントの概要はあまり多くを語らないでおきますが、ようするに
「カーブを曲がる(右折)時に、車留めのポールを、右ドア部分で巻き込んでしまった」のです。

直後にすぐ車を停めて、横(運転席側ドア)を見てみました。

右前ドア後半部、ベッコリとへこみました。窓開けていましたが窓ガラスは無事、
またドア開閉機能にも問題なし。
右後ドア前部が幅約5〜6p、少しへこみました。
ドア下のモールがペシャンコ。サイドシルも少しへこみました。
もちろん私もかなりその場にてへこみました。

右前ドア@ 右前ドアA
右後部ドアにも被害が。 サイドシル上部のモール、ペシャンコ


ハンドルに違和感感じましたんで、フロント右タイヤ周りチェックしましたが、
当たったのはドア部分のみですから、当然タイヤ周りに、外側から当たった跡は無し。

事故の処々の処置を済ませ、とりあえず走るんで、家に向かいます。
道中どうもハンドルの感覚が変です。ありゃ、センターずれてますよこれ。30度くらいかな。

「おかしいですねぇ・・・。」

タイヤ当たってないのになぁ、と思いつつ家に着き、車庫入れしようとしていつものようにハンドル切ると何と、
時計回り、ハンドルの切れが止まらない!!どこまでも回ってしまいます。

こりゃまずい、そうなっては困るから多分ストッパーが付いているんだし、と思ったがもう遅かりし。
停めてちょっと下覗いたら、右のコニ赤、ぐにゃっと曲がっていました。


←下の、曲がってます(まだオシャカになるには早かったなぁ、と嘆息)


衝突のショックで何かがストッパーに当たったと思われます。
実際はこんなになっていました。

地面側にグニャッと曲がっています。


さてさて・・・。とりあえず車庫に収めました。

(※ちなみに。件のポールですが、私が当たった後バイクでその付近を通過した際には、
  私が当たって15度くらい曲がった物が更に角度を増し、30度くらいになっていました。
  そして度々通るたびにその角度は増えていき、最終的には撤去されました。
  結構いろんな車が当たってたんでしょうね。でも最初とは・・・。タイミング悪かったなぁ・・・。)



≪変な匂いのオイルが漏れだした!!≫


次の日か、車庫を見るといつもと違う箇所からオイルが漏れているような痕跡があります。
鼻をつく、変な匂いのオイルです。
いつも嗅いでいるような匂いではありません。固い、ミッションオイルの様な匂いです。

右側から出てます。もう私でも気付きます。そうです。「ステアリングギアボックスオイル」です。

まあこれは事故の衝撃で起きたことなんでしょう。直接ぶつかったんではないですが、
かなりの衝撃でしたから。問題は割れたのか、ただ漏れているだけなのかなんですが、
割れていると想定するとこれはかなり悲惨で危機的な状況・・・。

何と言っても欠品中の欠品パーツ、「バーマン右ハン用ステアリングギアボックス、ベルリーナ用」です。
(ただし、シャフト長の違いのみで、ボックス自体は右ハン同時期用が使えるという話も。)

エンジンの異音、オイル漏れ、手つかずのフロント足回り、そのうち終わるボディ、そして今回のこと・・・。
さて、そこで考えます。「どう対処するか?乗り続けるのか?いっそやめてしまおうか・・・。」

いろんな人にいろんな事情があるもんですが、これは私にとってちょっとした岐路の様な気がしました。
が、結論としては、色々と考えた挙句「直して乗り続ける」ことにしました。

ま、当然(の暴挙?)ですよね。


でもこれでもうほぼ後戻りできない状況に(笑)。



≪今回のメニュー≫

@ステアリングギアボックスの補修、場合によっては交換
Aフロント足回りOH
Bエンジン異音の原因究明と対策
Cオイル漏れ対策
D板金補修


大きな柱はこれらです。以下修理経過や結果報告です。



@ステアリングギアボックス補修

赤丸部分、クラックが走ってます。(右写真、黒っぽく曲がった線)


見てもらったっところ、やはりクラックが入っていました。某く○らさんから、
1750BのRHD用中古ステアリングギアボックスを廉価にて譲っていただき、取り付けることとしました。

2000Bのギアボックスはちゃんとオイルシールを使っているらしいのですが、1750のそれは違うそうで、
多少の加工をして2000用のオイルシールを取り付けてもらいました。

ステアリングの違いか、シャフトの長さが2pほど2000用より長いそうです。まあいいか。

ついでにと言ってはなんですが、アイドラーアームも分解、清掃、グリスアップ。



Aフロント足回りOH

こちらは基本的に全てブッシュ交換です(で済みました)。下記のパーツをそろえました。

ロアーボールジョイント ロアアームブッシュ キャスタージョイント
キャスターB(ポリ) Fハブベアリング アッパーアームB(STD) コニ赤フロント2本


その他画像ありませんが、以前から用意してあった、

・フロントスタビリンク(新品ブッシュ入り)
・フロントスタビのステーブッシュSTD
・タイロッドエンド類のロッドエンドボールジョイント全て


にてOHしてもらいました。これらの交換は特に問題なく、つつがなく終了しました。


Bエンジン異音の究明と対策&Cオイル漏れ処置


結果的にゴロゴロとした嫌な音は、幸いにもクランク周りからの物ではなかったようです。
今回の処置が済み、その音はもちろん霧消しました。完全な原因は究明できませんでしたが、
音の原因となりそうな物は一杯あったようです。

オルタボルトの欠損、コンプレッサーボルトの欠落、エンジンファンボルトの緩み、などなど。

これに関してはしっかり消えればそれで良し、ですし。

そしてそれらに伴い、クーラーユニットは撤去されることとなりました。
今までコンプレッサーだけは持ち上げたことありましたが、ステーと共に持ち上げてみて、
その重さにびっくりしました。これは残念ながらホントに悪いですね・・・エンジンには。

この重さにも耐えうる物なのかもしれませんが、ないとこの分軽いのは事実ですし、

クーラー使い続けるぞ!!なんて大風呂敷広げてましたがあっさり撤退します。
エンジン延命のためにはもうこれは仕方ありません。

オイル漏れ処置に関しては下記に。


その他の部分、預けついでに処置してもらった箇所等等




・ペラシャフトサポート
・ペラシャフトセンターベアリング
・ペラシャフトカップリング


というペラシャフトパーツもついでに交換、また調子も悪かったんで

・リダクションセルモーター

もこの際ですんで奢りました。

大きさ(重さも)の違い歴然。→



そして、結果的にうちの車が受けた補修、また指摘されて直した部分は以下の通りです。

症    状 補 修 内 容 その他記事
ステアリングギアボックス破損 中古ASSYに交換 1750B、後期用
フロントショック破損 新品に交換 コニ赤x2、最固から1/2戻し
フロント足回りOH アッパーアームインナーブッシュ交換 x2、スタンダード
  アッパーアームキャスターブッシュ交換 x2、ポリ
  ロアボールジョイント交換 x2
  ロアアームブッシュ交換 x4 高いんすねこれ。
  キャスターボールジョイント交換 x2
  タイロッドエンド等、リンク部Bジョイント交換 x6
  スタビリンク交換(含む新品ブッシュ) x2
  スタビステーブッシュ交換 x2
  ハブベアリング交換 x2セット
ついでに Fブレーキホース交換 メッシュx2本
アイドラーアーム要OH 分解、グリスアップ  
エンジンオイル漏れ ガスケット、シール類全交換 もちろんHガスケットも
  オイル圧警告灯スイッチ交換 ひどく漏れてましたここ。
  シリンダーヘッドの軽研磨  
エンジン下ろしついでに フロント部ボディ補強 現スポット再溶接
  クーラー、周辺機器撤去 ベルト類も交換
  バッテリー移設 前へ
  キャブマウント(アルミ)再組み付け 段差最小に
  キャブマウントOリング交換  
エンジン半バラついでに カムチェーン交換 上下
  排気側バルブ擦りあわせ  
  バルタイの適正化  
  バルブクリアランスチェック  
  カムキャップスタッド打ち直し 3箇所
  メタルのチェック 結構綺麗、まあ問題なし
  クランクシャフトのチェック ちょっと傷有
  スラストメタル組み換え 向きが逆でした
その他もろもろ スターター交換  
  デスビコンデンサー交換  
  ポイントギャップ調整  
  ラジエターロアホース交換 オイルでベトベト
  ぺラシャフトカップリング交換  
     〃  サポート、ベアリング交換  
     〃  スプライン部チェック、清掃  

エンジンに関しての診断結果としては、

・オイル漏れの最もひどかった部分はフロントカバー、ヘッドガスケット、
 カムチェーンテンショナーボルト部、オイル警告スイッチ部などでした。

 それらが果たして例の添加剤に起因する物なのかどうかはまあ何とも言えない。ということでした。

 またカムシャフト周り、カムキャップを留めるためのスタッドが1本抜けていて、
 どう考えても「間に合わせ」としかいえないような方法で処置してありました。
 
 がためにカムが完全には固定されていなくて、回転時、わずかに踊っていたようで、
 バルブリフターに少しですがこすり傷が見られました。

 カムキャップ下部の位置決めスリーブもその部分はありませんでしたので、中古部品にて処置。
 この部分のせいで、完全な補修となるともう「ヘッド交換」しか残されていない状態でしたが、
 何とか補修してもらいました。
 その他の部分も2本ほど、スタッドの状態が怪しい箇所があった為、ヘリサートにて処置しました。
 
・カムチェーンが伸びきっていて、バルタイがかなりずれていたようです。
 そうなるとオーバーラップの少なくなる方向の変化がおきるようです。
 低速(低回転)では扱いやすい特性にはなるそうですが。これもカムチェーン交換とともに、
 オリジナルに戻しました。

・クランクシャフト、メタルの状態は誉められるような状態ではないながらも、完全OHを次回に持ち越す
 ということならば何とか大丈夫でしょう、という状態。
 メタルにはほとんど傷は無し、クランクシャフト先端方向に1箇所傷がありましたが、
 それと呼応するような傷はメタルにはないので、まあよし、と。




D板金修理

 メカニカルな修理が終了した後、我が家の隣の隣にある、
 BMW2000CS所有のオヤジさんの修理工場で、板金(のみ、塗装は外注)修理です。

 ここはいわゆる「旧車専門ショップ」でもない、普通の町場の修理工場です。
 かなり昔から「トンカン」やっているようで、以前リヤ側を擦った際にもお願いして、
 その仕上がり具合に満足できたので、今回もお願いしました。


 出来栄えです。良いと思います。

補修前 補修後
右前ドア@
右前ドアA
リヤドアにかけて
モールは手叩きなので多少の凸凹は仕方ありません。これは中古良品を探します。


以上にて今回の修理は終了しました。

少し気になる部分は残っていますが、まず安心して乗れるようにはなりました。


さあ、後はボディだけかな。これが大変だろうなしかし・・・。




[追記 記事アップ時の現況 2008/7/12 35712km]

なんやかんやでやっと今日、記事をアップしましたがこの時点での現況です。

修理からはそれほど乗っていません。現在35712km。


まずオイル漏れに関してですが勿論ですが、完治しました。



また、距離乗っていないからなのかどうなのか分かりませんが、オイルの汚れが極端に少なくなりました。
修理時に入れたオイルはいつもの激安鉱物油です。

これまでは入れて少し走るだけで、結構すぐに黒っぽくオイルが汚れましたが、今回約500km走行時点、
ほとんどオイルが汚れてません。悪いことではないと思いますが。




他方正直気になる、又は気にしなければいけない点もいくつか出てきました。

《ステアリングギアボックスのオイルの滲み》
 
 運転席まで匂いは届きます。またボックス先端部分、少しですが触ると滲んでいます。
 垂れるまでは至ってませんが。

《ステアリングの切れ角》

 以前から比べ、右への切れ角が減少しました。元々切れの悪い車ですんで、ちょっと難儀しています。

《駆動系からからと思われる振動》

 ある一定の速度域で多分ペラシャフトからだと思いますが振動が来ます。これも前にはなかった物です。

上記に関してはまた面倒見てもらっているところと相談して、対策していきたいと思います。


このほか今回の補修とは関係ない部分として、まだ気になる点も何点かあります。
(メカニカルな部分に関してのみです)

《どうもリヤ足回りか、デフか、ペラシャフト後半部分か、回転に合わせた音、がまだしている》

《メーターパネルの裏にあるウインカーリレーが、小刻みに揺れてうるさい←固定すれば済みますが》

《タコメーターケーブル、終わりそう。アイドリング時に音がする》

《その他(笑)》


さてアシ車も来た事だし、いっちょ腰を据えて色々やってみましょうか。

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2008/7/12 ウインカーリターンスプリング切る!!(35712km)



厳密に言うと今日の記事ではないですが、1週間ほど前に起きました。

ここしばらく、ウインカーレバーの戻りが悪い状態でした。スプリングがこんな状態になっていたからです。




これだけでこの部品は用を成さなくなります。

スプリングはステアリングの回転と共に、スムーズにかつ滑らかにシャフトの周りを空回らないといけません。
このような折れ目があるだけで、スムーズに回らず、引っ掛かってしまうんですね。

どういうことになるかといいますと、ステアリングの回転に伴って、
引っ掛かったスプリングが勝手に動いてしまうんです。私の場合、左にちょっとハンドル切っただけで、
勝手に左にウインカーが出る、という状態になってしまいました。

気づいて戻せばいいんですが、ちょっと不快な感じだったんです。

それが約1週間前、ウインカー出して左の直角を左折した直後、「ブチッ」という音とともに、
スプリングが切れました。

「ああ、切れたか。どうせ変えなきゃいけない物だしいいか」と思いながら坂を下っていく途中に、
コラム部分から「モワ〜ッ」と煙・・・。

見てはいないのですが、多分切れたスプリングの端が、電気部品の端子に触れているんでしょう。

大体分かってりゃそう慌てる必要もないんで、さほど慌てませんでしたが、気持ちは良くありませんし、
過剰な電圧で関連する配線が焼けてしまう可能性もありそうなので、すぐに車を止めボンネット開けて
バッテリーカットオフ。(しないと駄目なんですよね、イグニッションオフだけじゃ。)

天下の往来ですんでいきなりステアリング外して、というわけにも行きません。
ニッパー取り出し、見えているスプリングを引っ張り出して、なるべく残りが少なくなるように切断!!


実は、1750のSボックスが少し長い、ということを前項で言ってますが、長いおかげで2000用の
ステアリングコラムブーツとステアリングの間に隙間があり、スプリング引っ張り出せたんですがね・・・。


でもボックス交換していなければ起きてもいなかったことのような気もしますし・・・。微妙。


ということで現在私の車は完全マニュアルウインカーになっています。



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