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カウンター論                                2003.8.24


ネット上にサイトを開設すると、他サイトのカウンター数はどうしても気になります。

しかし、トップページに表示されたカウンター値をそのまま信じることには、
疑問が残ります。

実は、カウンターには様々な種類があり、それぞれカウント方法が違っていて、
カウント数、アクセス数、閲覧者数を把握するための機能に分けられます。

主に、次の様なカウント方式があり、数値が上がりやすい方式順に
並べてみました。

 
1.トップページから違うページに飛び、トップに戻る毎にカウントする方式

    1人の閲覧が、1回の訪問で1カウント以上を加算していきます。
    トップページから掲示板やコンテンツを見て回り、トップに戻る度に
    プラス1づつ加算されていきますので、カウント数が飛躍的に
    伸びていきます。

 2.サイトを新たに訪れる毎にカウントする方式

    他のサイトを巡回し、自サイトに戻る度に加算する方式です。
    閲覧者の延べアクセス数を把握できます。
    自分や他人が、どんどん加算していくことがあります。

 3.ブラウザを立ち上げ直さないとカウントされない方式

    かなり正確な延べアクセス数を把握できます。

 4.閲覧者1人(1IPアドレス)に対し、1日1回しかカウントしない方式

    Read me! やアクセスランキングなどの大手サイトが集計用に
    採用しています。
    1日に訪れた閲覧者数です。


この様に、どの方式のカウンターを付けているかによって、カウント数の
集計方法が異なるので、1カウントの持つ意味が違っています。

当サイトのカウンターは、3と4の中間的な方式のものを利用して
いたるため、カウンター数がなかなか伸びない、かなり厳しい条件で
集計しています。
現時点(H15.8.24)でのカウント数は 35,000カウントです。

この数字を基に、リード・ミーと当サイトのカウンターなどを比較し、集
計方式の違いによる回転率(平均値)を算出し、シュミレートしてみました。

当サイトのカウンター値(
35,000)を基準に
 1の集計方式を採用していた場合。
  
約3倍の回転率になり、 100,000 カウントを越えています。

 2の集計方式を採用していた場合。
  
約1.5倍の回転率になり、 53,000 カウント程度。

 4の集計方式を採用していた場合。
  
約0.8倍の回転率になり、 28,000 カウント程度。

ですから、カウンター値が大きい、よく回っているからといって、人気のある
閲覧者が多い、アクセス数の多いサイトとは限りません。


一方、コミュニケーションを目的として楽しんでいるサイトなどは、同じ閲覧者が
毎日何度も同一サイトにアクセスしてカウンター値を上げている場合もあり、
閲覧者数が少ないからといって人気がない、面白くないサイトとも限りません。

サイトの善し悪しを評価するのは閲覧者であって、カウンター数値では
ないのです。

カウンター数値とは、管理人が自分のサイトを評価する基準であって、閲覧者
からみた人気サイトの基準ではないことを理解して下さい。

この様に、カウンター数とは如何に曖昧なものか、お判り頂けましたでしょうか。
サイト運営にあたっては、カウンター数ばかりを気にするのではなく、
コンテンツの充実と、閲覧者にとってのメリットを第一に考えることがとても重要で、
一度訪れた閲覧者が再度訪れたくなるようなサイトを作ることで、カウンター数は
自然に上がっていきますし、優良サイトとしてアナタの価値も認められます。


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