ロック その内に秘められしものは?

この文章は著者の偏見が多分に混ざってることを予めご了承下さい。


かのトレジャーハンター、そしてバリアントナイフ二刀流で鬼神の如き力を発揮する我らが戦力のかなめロック=コール君(25)ですが、その行動に疑問を持つ声も少なくありません。その真相はいかに?

 

シーン1 ティナとの出会い
ナルシェの炭坑で偶然(?)出会ったロックとティナ=ブランフォード。ロック君はティナが記憶喪失だと知り、驚き飛び跳ね、あまつさえ「安心しろ。俺が必ず守ってやる。必ずだ!!」などと叫んでティナを戸惑わせてます。このロックの記憶喪失への過敏な反応は例のレイチェルさんのせいなのですが、それにしても守るって口癖みたいに言ってます。

 

シーン2 フィガロ城脱出、魔導の力
とりあえずフィガロ城に逃げてきた二人でしたがそれも束の間、ケフカさんの火攻めに会い、あえなく脱出。追っかけてきた魔導アーマーと戦闘になります。んでティナが魔法を使ったらエドガーがびびってもう大変。ロックもその事実を知って「まままままままほう!あれがまほう!?」とその動揺っぷりはなかなかのものでした。しかし気を取り戻すと「その力が必要なんだ」とか調子のいいこと言って、ティナにウィンクされエドガーともどもメロメロになってます。レイチェルはどうしたんだよ?ティナ路線か?と思われたものです。

 

シーン3 セリスとの出会い
手のはやいどっかの王様には気をつけなとティナを口説いて(?)サウスフィガロに向かった我らがロック君。ついに地下の一室に拘束されてる帝国将軍セリス=シェールを発見してしまいます。クサリをはずして助けるやいなや、またも「俺が守ってみせる!」とぬかす始末。こいつ見境ないのか?という疑問はさておき出口でまたも問題発言。何故守る?というセリスの問いに対し「似てるんだ・・・」とのこと。セリスとレイチェルって全然似てないじゃん、っていうか理由はそんだけ?とかなりまあロック君の性格があらわになってきました。

 

シーン4 レイチェルとの過去
コーリンゲンにてロック君の過去が明らかになります。レイチェルさんはロックをかばい橋からおちて記憶を失ってしまいます。そして帝国の攻撃で死ぬ間際に記憶を取り戻すのでした。いままでのロック君のわけわからん口説き方はここからきてるのでした。

 

シーン5 ゾゾでの決意
帝国に潜入することを決意したセリス。当然ロック君は「心配なら俺も付いて行くぜ。」とほいほい付いていこうとします。そしてなんで同行してくれるの?というセリスの問いには「秘宝のこともあるしな。ちょっと帝国をのぞいてみたかっただけだ。」とうまいことごまかすのでした。

 

シーン6 オペラ
セリスがマリアのかわりに舞台に立つためメイクアップ。控え室にてロック君はその姿にメロメロです。あまつさえ、ほれた女を云々・・・と口説き出す始末。そして「あの人のかわりなの・・・私は?」というセリスの問いには例によってごまかして台本の話にそらすのでした。

 

シーン7 セッツァー=ギャッビアーニ
飛空艇に乗り込んだロック、セリスetcはセッツァーに協力を頼むも、セリスが自分の女になることを条件にだすセッツァー。当然ロック君はものすごい剣幕で猛反対します。もうすっかり自分の女と思ってるようです。んでセリスはイカサマでこの危機を乗り越えるのでした。ロック君とセッツァーのからみが少ないのはこの一件が原因なんでしょうか?

 

シーン8 セリススパイ疑惑
帝国の魔導研究所にてケフカはセリスに芝居はもういいから魔石をもってこいと言って、セリスがスパイだと思わせます。セリスは必死に否定しますが、そこはロック君。全然信用してません。「ロック信じて・・・・・・・」と言われても「俺は・・・・」と戸惑うばかり。しょうがないのでセリスはテレポでケフカともどもどっかにいっちまうのでした。ロック君はそれで気づくのですが時すでに遅し。「セリス・・・」などとつぶやいてもそこに彼女の姿はありません。

 

シーン9 帝国会食後
帝国との和平会食の後、大三角島にいくことになった一行。セリスがいなくなったのをいいことにロック君は「ティナが行くなら俺も行くぜ」と平気で口説き始めます。いくらセリスがいないからってもう乗り換え?ティナは滑り止めなのか?とまあかなりロック君の鬼畜ぶりが明らかになってきました。

 

シーン10 セリスとの再会
アルブルグの町の港にてロック君はレオ将軍に紹介されたセリスと再会。がセリスは黙ったまま町へ走りさってしまうのでした。そしてその夜、なんとかよりを戻したいロック君はセリスに必死に語りかけます。「どうして・・・どうして何も話してくれない?少しでも疑ってしまって・・・・」とまあ頑張るのですが、傷心のセリスはまたも無言で立ち去ってしまうのでした。

 

シーン11 船旅後
上陸後、作戦開始で立ち去るロック君を今度はセリスが呼び止めます。「あ、ロック・・・。わたし・・・・」ところが前無視されたのを怒ってるのか、ロック君は無言で去ってしまいます。なんて了見の狭い・・・。

 

シーン12 和解
幻獣とも和解し、ロック君とセリスも和解。リルムとストラゴスに「おあついねえ。」「若さ・・じゃのう」と冷やかされるほどでした。んでケフカさんが出て来るのですが、それはまた別の話。

 

シーン13 フェニックスの奇跡
魂を蘇らせる秘宝、フェニックスの魔石を手に入れ、コーリンゲンへむかうロック君一行。これで生き返ったらセリスどうすんだよ?という心配をよそに秘宝を使うロック君。しかしそこはうまいことレイチェルは一時だけ蘇り、言うこと言って、息絶えるのでした。これで負い目がなくなったロック君はセリス一筋になるのでした。

 

シーン14 エンディング
さあ、みなさん考えましょう。崩壊後、ロック君はティナと話したことがあるでしょうか?そうまるでないんです。あのサマサでのセリスとの和解以来、もうティナは用なしだと言わんばかりに、「守る」発言どころか、会話さえしないのです。それが顕著に現れるのがエンディング。ティナは残された最後の幻獣の力を使って、飛空艇を先導します。そして力つき落ちていくティナを助けるため急降下するファルコン。んでセリスなんかはティナが無事かどうか必死で探し、また「あなたの力はもう・・」と飛ぶのをやめさせようと説得してたのも彼女でした。そして次々に皆立ち上がってティナが無事なのを見るのですが、かのロック君は立ち上がって無事を確認するのが一番遅いんですよ。その上かなり遠いとこから見てるだけ・・・。ティナなんかどうでもいいんだよってロック君の心の声がひしひしと伝わってくるようです。あの守る発言はどこへいったのか・・・。いくらなんでもひどいだろ、この態度は・・・。なんかものすごくだるそうに立ち上がるように見えるし。


番外編:シーン15 エンディング2
セリスは脱出中、花を落としてそれを拾おうとして落ちていきそうなところをロック君に助けられます。そして「絶対放さないぞ!絶対に!」 「ばかやろう!そんなもののために」などロックとのやりとりの中、それまで見てたセッツァーが走り去ってしまいます。まるでイチャイチャしてんじゃねえ!って言ってるようです。やっぱりロックとセッツァーって仲悪いんじゃないの?


以上Y深読みロック編でした。


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