第二部:ザ・ラスト・インビテイター2




『ふー、やっと妙神山についた・・・・。』
なんだか疲れきったような表情で横島が言った。もう顔は、衰弱しきっていて、見るに耐えない
『たったアレだけ飛んだだけで疲れたんでちゅか?だらしないでちゅねーこれだから人間は・・・・。』
あきれたようにパピリオが言った。
『あんな飛び方すれば誰だってこうなるわーい!!考えなしに、猛スピードで飛ぶわ、飛行機に突進かますわ
 ルシオラ生き返らす前に死んでしまう!。』
横島が、怒とうのような勢いでパピリオに叫んだ。あたりまえである
『ま、まあ、落ち着くでちゅ。早速小竜姫に会いにいくでちゅ♪』
『はっ!そうだった!小竜姫さまーーッ!!』ズドドドドドド!!
そう叫ぶと横島は鬼門を蹴破り猛然と小竜姫のところに突っ走っていった
パピリオはそれを茫然と見ていた
『・・・・・速い、はっ!あのバカ何考えてるでちゅか!』
そうしてパピリオも後を追った

一方、小竜姫は修行のあいまの休憩中
平和な午後である
『ふー、一段落つきましたね』
小竜姫は雪之丞の、修行の相手をしていた
『ああ、俺もヨコシマに負けてられんからな!』
『ふふ、そうですね♪・・・・ん?」
『どうした小竜姫?』
雪之丞が少し険しい表情でかまえた
『いや、向こうからヨコシマさんが・・・・・』
小竜姫が、ゆびを指すと、間もなく奴がやってきた。そう、先ほど小竜姫に向かって走っていった、横島である
『小竜姫さまーーーー!!よこしま感激ーーーッ!!』
『きゃあーーー!!よ、よこしまさん!?』
あまりの速さに、小竜姫も驚いている
『何考えてるでちゅか!!お前ルシオラちゃん一筋じゃなかったでちゅか!?(怒)
 ルシオラちゃんを侮辱するとぶっ飛ばしまちゅよ!!』
いつものノリで小竜姫に抱きつく横島に、パピリオが後頭部に飛びゲリをぶちかまし突っ込んだ
どうやら追いついてきたようだ
『あうっ!?わ、わかってるって、からだがつい反射的に・・・・あっ!雪之丞てめー、こんなとこでちゃっかり何やってんだー!!』
そういいながら、横島の手にはすでに文殊が・・・投げる体制である。文字は・・・「殺」・・・ええっ!?
『あ、い、いやちょっとまた修行にでもと思って・・・・』
『こんなところで小竜姫さまと!なにを・・・・ゴツ!!』
『話がちっとも進まないじゃないでちゅか!』
パピリオが学習せず取り乱してる横島を、後ろから岩で殴って黙らせた
横島はいつものごとくどくどくと血を流してがっくりしている
『そうだ、小竜姫さま、パピリオが言っていたことって本当にできるんですか?』
急に起き上がった横島は、マジな顔になりたずねた
『ええ、事実上可能です・・・・しかし、あまりにもリスクが大きいのではないかと・・・
 それにアレは本来人間には教えてはならない技・・・・』
『・・・・・・・』
雪之丞は、それを聞いて少し小さくなっている
『大丈夫です!おれあいつの為ならなんだってやれます!あいつも俺のために命かけてくれたんです!!おねがいします!!』
『私からもお願いするでちゅ、小竜姫・・・ルシオラちゃんを生き返らせてあげてくだちゃい!
 このままじゃルシオラちゃんがかわいそすぎまちゅ!』
横島とパピリオが、頭を下げて言った。パピリオは泣きそうになっている
『わかりました、やりましょう!世界を救ったあなたの頼みです。しかし特別ですよ♪』
『ほ、本当ですか!?ありがとうございます!!』
小竜姫の返答に横島とパピリオは涙を浮かべてうれしそうに顔を見合わせている




つまーさ「私が考えていた話より面白いです(苦笑)」

パピリオ「当然でちゅjね(微笑) お前文才ないでちゅし」

つまーさ「・・・そんなこと言う人、嫌いです(苦笑)」

パピリオ「『人』じゃないから別にいいでちゅよ(笑)」

つまーさ「・・・・・・」






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