通常の乗換駅(連絡駅)となっていなくても、異なる駅名の駅が至近距離内にあることがよくあります。 なお、ここでは以下の定義の中で、首都圏以外のものを今後、紹介していきます。(首都圏のちか駅はコチラ) 掲載内容に誤り等があれば、ブログ内にコメントいただければ幸いです。 |
駅名も異なり、通常の連絡駅(以下、Level2/3参照)となっていないにも関わらず、両駅の出入り口、ホーム、構造物等を同じ地点から目視できるもの。(但し、路面電車・鋼索鉄道・索道は除く) なお、近くても両駅を同時に目視できる地点を確認できないものは割愛する。(例: 岡本-摂津本山, 上沢-大開, 雑餉隈-南福岡) |
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駅名が全く異なっていても、連絡運輸の扱いがされていたり、鉄道会社のパンフレットやWebサイトに掲載されていたりするなど、公的に乗換駅と扱われているもの。(但し、路面電車・鋼索鉄道・索道は除く) |
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駅名が若干異なるものの、その地域を代表する地名がどちらにも使われていており、基本的に乗換可能駅とされているもの。(但し、路面電車・鋼索鉄道・索道は除く) なお、駅名の冠名が運輸会社名程度で異なっても、事実上、同一の駅と認知されているものはここでは割愛する。(例: 須磨-山陽須磨) また、乗換駅扱いであっても両駅を同時に目視できる地点を確認できないものも割愛する。(例: 伏見稲荷-稲荷) |
対象の駅 |
説明 |
詳細ページ |
東北地方 |
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JR東日本津軽線の津軽二股駅と北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅は乗換駅です。 新幹線の奥津軽いまべつ駅開業前は、JR北海道海峡線の津軽今別駅がありましたが、同様の位置関係でした。 |
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JR東日本・仙台市営地下鉄南北線仙台駅とJR東日本仙石線あおば通駅とは、乗換駅です。 |
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東海地方 |
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名鉄蒲郡線蒲郡競艇場前駅とJR東海の東海道本線三河塩津駅は乗換可能駅です。蒲郡競艇場前駅が長らく単独駅であったが、50年の歳月ののち、JR東海が並走する東海道本線に三河塩津駅を新設した。違う駅名としたのは、JRとしては、特定の施設名を駅名とするのには抵抗があったのだろう。 |
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名鉄名古屋本線の岡崎公園前駅と愛知環状鉄道線中岡崎駅は乗換駅です。 岡崎公園前駅開業の後に、中岡崎駅は国鉄岡多線の駅として開業したが、国鉄としては岡崎市街中心地に最も近い駅であったので、この駅名は譲れなかったのかもしれない。 |
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名古屋市営地下鉄栄駅と名鉄瀬戸線栄町駅は乗換駅です。また、久屋大通駅とも地下通路でつながっています。 |
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近畿地方 |
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阪急京都線京都河原町駅と京阪本線祇園四条駅は乗換駅です。また、京阪本線祇園四条駅と京阪本線三条駅は隣駅でありながら、両方の駅を同時に見通せます。 地元の住民はこの付近を「四条河原町」と呼ぶ。祇園四条駅については、もともと「四条」駅であったが、2008年に観光振興のために名称変更をしている。地元の住民からは、「四条京阪」と呼ばれる。同様に、三条駅周辺も「三条京阪」と呼ばれ、地下鉄の駅名にもなっている。 京都河原町も、もともとは「河原町」駅だったが、2019年に「京都河原町」に名称変更している。 |
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阪急京都線烏丸駅と京都市営地下鉄烏丸線四条駅は乗換駅です。なぜ同じ位置にありながら、全く異なる駅名となっているかは、烏丸通の下を走っている地下鉄線が四条通と交わる場所であり、また四条通の下を走っている阪急線が烏丸通と交わっている場所であり、わざわざ自分の路線が走っている通りの名前をつける必要がないとの理由と思われる。観光客泣かせですが。 |
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JR西日本片町線(学研都市線)河内磐船駅と京阪交野線河内森駅は乗換駅です。京阪交野線にはかなり昔、今の河内磐船駅近くに、京阪神磐船駅(当時は京阪神急行電鉄)というのがあったが、昭和23年に廃止となっています。 |
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JR西日本(東海道本線・大阪環状線)の大阪駅、阪神電車・阪急電車・大阪市営地下鉄御堂筋線の梅田駅、大阪市営地下鉄谷町線の東梅田駅、大阪市営地下鉄四つ橋線の西梅田駅、JR西日本(東西線)の北新地駅は、事実上の同一駅です。 そのため、JR西日本の大阪駅・北新地駅には、同一駅として見なす乗車制度の特例があり、また大阪市営地下鉄の西梅田駅・梅田駅・東梅田駅にも同一駅とみなす特例制度がある。 なお、2019年10月に阪急や阪神の梅田駅は、「大阪梅田」に改称されたが、駅構造物の表記は、「梅田」のまま残っているところがある。 |
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大阪市営地下鉄堺筋線扇町駅とJR大阪環状線天満駅は乗換駅です。ただし、駅間の見通しができないので、慣れていない人は乗り換え時にはちょっと戸惑うかもしれません。 ちなみに、「扇町駅」は「おうぎまち」と読みますが、最寄りバス停の「扇町」は「おおぎまち」と読みます。 |
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JR東西線大阪天満宮駅と大阪市営地下鉄南森町は乗換駅です。しかし、後からできたJR東西線の駅名をなぜ南森町としなかったのかはよくわかりません。JR東西線の中間駅は、計画時の仮称から全て変更しなければいけない理由があったのでは?ぐらいしか思いつきませんが。 |
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京阪本線・大阪市営地下鉄堺筋線の北浜駅と京阪中之島線なにわ橋駅は乗換駅です。 |
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京阪本線・大阪市営地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅と京阪中之島線大江橋駅は乗換駅です。 |
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京阪本線・大阪市営地下鉄四つ橋線の肥後橋駅と京阪中之島線渡辺橋駅は乗換駅です。 |
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大阪市営地下鉄御堂筋線の心斎橋駅と四つ橋線の四ツ橋駅は乗換駅です。 路線名の「四つ橋」は「つ」で、駅名の「四ツ橋」は「ツ」です。命名当時の監督官庁の違いにより、地名(橋名・交差点名・駅名)はカタカナの「ツ」となった一方で、線名(道路名・地下鉄路線名)はひらがなの「つ」となったためである。 |
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大阪市営地下鉄谷町九丁目駅と近鉄線大阪上本町駅は乗換駅です。 谷町九丁目駅は地元民からは「たにきゅう」と呼ばれ、大阪上本町駅には旧市電の停留所名の上本町六丁目から「うえろく」という通称がある。 |
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JR線および大阪市営地下鉄の天王寺駅と近鉄南大阪線の大阪阿部野橋駅は乗換駅です。 また、ここでの対象外ではあるが、阪堺電車の天王寺駅前駅もすぐ近くにあります。天王寺という駅名は近くの四天王寺から、大阪阿部野橋という駅名は近くの阿倍野橋からきている(但し、漢字は異なる)。なお、大阪阿部野橋には、日本一高いビル(かつ世界一高い駅ビル)となる「あべのハルカス」が建設された。 |
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南海およびJR新今宮駅と阪堺電車南霞町駅と大阪市営地下鉄動物園前駅は、乗換駅です。駅北側は歓楽街である新世界であり、駅南側は釜ヶ崎と呼ばれるあいりん地区である。 |
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大阪市営地下鉄千日前線および阪神なんば線の桜川駅と南海高野線の汐見橋駅は乗換可能駅です。阪神なんば線の桜川駅ができてから、南海汐見橋駅の利用者数が増加しているとか。ちなみに、汐見橋駅は正式には高野線という名称だが、高野山方面に行く列車はすべて難波発車となっており、汐見橋発の列車はすべて各駅停車として岸里玉出で折り返し、この区間で汐見橋線という通称がつけられている。 |
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JR大阪環状線野田駅と大阪市営地下鉄千日前線玉川駅は乗換駅です。私は以前、JR大阪環状線野田駅前に住んでいたが、地下鉄千日前線玉川駅を使って通勤していました。 当たり前ですが、岩手県にあるJR八戸線の玉川駅や三陸鉄道北リアス線の野田玉川駅とは無関係です。 |
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国鉄野田駅とは離れたところに、阪神が野田駅を作ったため、それらを区別するため、後からできた阪神野田駅付近が「野田阪神」と呼ばれるようになった。しかし、両駅とも開業してから100年を経過しているところがすごいが。 それで、その地に駅を作った大阪市営地下鉄が「野田阪神」という命名をしたのだが、さらに同地に東西線の駅を開業するJRは、仮名を「野田阪神」としていたものの、さすがにそのままの命名には抵抗があったのか、別の駅名で開業したと思われる。 |
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神戸高速鉄道高速神戸駅とJR神戸線神戸駅と神戸市営地下鉄海岸線ハーバーランド駅は乗換駅です。高速神戸駅はともかく、JR神戸駅と地下鉄ハーバーランド駅とは密接しているのに、地下鉄は別名で開業した。 ちなみに、神戸高速鉄道新開地駅と高速神戸駅は地下でつながっている。 |
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九州地方 |
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JR九州鹿児島本線門司港駅と平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線九州鉄道記念館駅は乗換駅です。門司港レトロ観光線は、貨物線の廃線後を利用して、観光目的で開業した。 |
−[“惜しい!”編]−
対象の駅 |
説明 |
関連画像 |
JR西日本湖西線大津京駅と京阪石山坂本線皇子山駅はちか駅Level2でした。(残念ながら?)2018年3月に皇子山駅が京阪大津京駅に改称されたため、ちか駅ではなくなりました。 |
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伏見稲荷-稲荷 |
京阪本線伏見稲荷駅とJR西日本奈良線稲荷駅は徒歩で至近の距離です。両駅は、外国人が選ぶ日本の観光地第一位となったこともある伏見稲荷大社の最寄り駅です。ただし、両駅間は、観光客がごった返す土産物屋が並ぶ参道になっていて、両駅を見渡すことはできません。 |
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JR西日本奈良線新田駅と近鉄京都線大久保駅とは近いです。 ただ、両駅の間には、高低差や建物がなにげにあるため、互いに見渡すことができません。 |
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JR西日本桜井線(万葉まほろば線)畝傍駅と近鉄橿原線の八木西口駅とは近いです。 ちなみに、近鉄橿原線の八木西口駅とお隣の大和八木駅も近いです。これら2つの駅は、同一路線上にあって構造上は別の駅であり名称も異なる2つの駅であるにも関わらず旅客営業上は同一駅として扱われているが、このような例は、日本国内では唯一の事例のようです。 なお、畝傍駅と八木西口駅の間は、建物が重なり、両駅を同時に見渡すことができる場所がないため、ギリギリで「ちか駅」認定はできませんでした。 |
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JR西日本和歌山線香芝駅と近鉄大阪線の近鉄下田駅とは近いです。もともとJR和歌山線の香芝駅は、下田駅という名称だったが、JR和歌山線の下田(当時)・高田間の新駅であるJR五位堂駅開業のタイミングで、「下田駅」の駅名を「香芝駅」に変更したので、当然といえば当然です。両駅の間は、狭い路地でつながっていて、両駅を同時に見渡すことができる場所がないため、これも「ちか駅」認定はできませんでした。 |
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崇禅寺-柴島 |
阪急京都線崇禅寺駅と阪急千里線柴島駅とは近いです。おそらく柴島高校の屋上からは両駅を見通せるとは思うものの、現時点で両駅を見渡せる公の場所はないので、「惜しい」扱いとしています。画像のように、2012年現在行われている阪急の高架化工事が完成すると様相は一変するかとは思います。ちなみに、柴島は「くにじま」と読みます。 |
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大阪城北詰-大阪ビジネスパーク |
JR東西線大阪城北詰駅と大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅とは近いです。しかし、両駅を見通せる場所がありそうでありません。 |
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岡本-摂津本山 |
阪急神戸線岡本駅とJR神戸線摂津本山駅とは近いです。しかし、岡本駅が商店街で囲まれているため、両駅を見通せる場所がありません。駅間には、画像のような看板があります。 |
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湊川公園-新開地 |
神戸市営地下鉄湊川公園駅と神戸高速鉄道新開地駅とは近いです。新開地の駅ビル(神鉄本社ビル)と湊川公園駅とは同時に見渡せますが、さすがにこのビルを見て新開地駅と認識する人は少ないと思うので、ちか駅認定はしませんでした。 |
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上沢-大開 |
阪神神戸高速線大開駅と神戸市営地下鉄の上沢駅とは近いです。しかし、上沢駅の入口があまりにも地味なこともあって、両駅を同時に見渡すことはできない。 |
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瀬野-みどり口 | JR山陽本線瀬野駅の山側に作られたニュータウン「スカイレールタウンみどり坂」への連絡のために、短距離交通システムであるスカイレールみどり坂線が1998年に開業し、みどり口駅が瀬野駅に直結する形で設置された。残念ながら、2024年5月1日をもって、スカイレールが廃止された。 | Link |
JR山陽新幹線新岩国駅と錦川鉄道錦川清流線御庄駅はちか駅Level2でした。錦川鉄道は、旧国鉄岩日線が第3セクターとなったもの。御庄駅の方が先に開業しているが、新幹線が開通しても長い間、駅名は改称しないまま至っていた。しかし、岩国錦帯橋空港が開港したこともあり、(残念ながら?)2013年3月13日より、御庄駅を「清流新岩国駅」と改称することになったため、ちか駅ではなくなりました。 |
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雑餉隈-南福岡 |
西鉄天神大牟田線雑餉隈駅とJR鹿児島本線南福岡駅とは近いです。しかし、雑餉隈駅付近がアーケード街となっていることもあって、両駅を見通せる場所がありません。ちなみに、雑餉隈は「ざっしょのくま」と読む。 |
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