【2005年12月18日 更新】

各地の鉄道の珍しい切符を紹介します。

 ●おことわり

 ・切符は有価証券的な性格を有するので、悪用防止のために
切符の中に
  「見本」という文字を作者が入れました。

 ・このページに掲載した切符は作者の大切なコレクションであり、また各1枚
  ずつしか保有していないので、譲渡を希望されても一切応じできませんの
  で、悪しからず。
 

 

●大型入場券  

●普通入場券  

●特急券・急行券

●様々な切符 

●テレカ・オレカなどの磁気カード 

●車内乗車券 


 

 大型入場券

  1985年の「つくば科学万博」
 開催時に設置された臨時駅
 のもの。
  ちなみに、入手したのは万
 博終了の前日(^_^;)。

   「干支もの入場券」の一種。

  これは1985年の丑年に、常
 磐線牛久駅で発売されたも
 の。

  有名観光地によくある横長
 の大型入場券だが、これは
 豪勢にもカラー写真入り。
 



 普通入場券

  ニューシャトルの別名を持つ埼玉
 新都市交通の、大宮駅の入場券。

  既に硬券が衰退し始めた頃に開
 業した路線なのに、律儀にも硬券
 を用意しているのは立派!

  今では旅客営業を廃止した
 小坂精錬小坂鉄道の終着駅
 の入場券。
  下半分に引かれたオレン
 ジ色のラインが地方私鉄の
 切符らしさを出している。  

  これは大胆に社紋を入れた
 入場券。

   同様のものは南部縦貫鉄道
 でも見られた。  

   かつて受験生に人気があっ
 た、蒲原鉄道狭口駅のもの。

   入手当時は既に廃駅になっ
 ていたが、入場券だけは継続
 して売られていた。  

   通常の硬券入場券が在庫切
 れになった時、最低運賃の切符
 に「入場券」のスタンプがペタリと
 押されたもの。当時でもなかなか
 お目にかかれるものではなかっ
 た。



 特急券・急行券

  「みどりの窓口」が無い駅で発
 売された急行列車指定席券。

  1枚でいろいろな距離の急行
 券が発行できる合理的なもの。

   昭和60年3月の国鉄ダイヤ
 改正に伴い、常磐線から急行
 列車「ときわ」が全廃されること
 を記念して出された急行券の
 特別バージョン。 



 様々な切符

  これも昔懐かしい地図式の硬券。
 しかも国鉄ではなく、東急のもので
 ある。
  田園調布と多摩川園の「園」の字
 が「口」になっているが、これはミス
 プリントか?

  団体客が国鉄を利用するときに
 使用した(と思われる)切符。

  地図に書かれた範囲からすると
 東京都内の客を対象にしたものら
 しい。
 

  現在のJR横浜線町田駅の駅
 名が「原町田」だった頃の切符。

  蛇足だが、小田急町田駅は以
 前『新原町田』という何とも重っ
 苦しい名前だった。


  何ともレトロな明治調の切符。

  ・・・でも残念ながらこれは明
 治時代のモノではなく、愛知県
 にある明治村の中を走っている
 SL列車の乗車券である。


  今では休止となってしまった
 京成電鉄の「博物館動物園」駅
 発売の切符である。
  ここには自動券売機は無く、た
 った一人の駅員がペラペラの紙
 の切符を手売りしていた。

   地方私鉄の切符というと硬
 券が多いが、既に廃線になった
 野上電気鉄道のそれは、実に
 薄いペラ紙であった。

  かつて国鉄には硬券の往復切
 符が多かったが、これは廃線に
 なった国鉄相模線の寒川支線用
 のもの。

  わずか1駅でもチャンと常備券
 があった。

  国鉄職員やその家族が国鉄の
 切符を買うときには職員割引が
 適用された。

  その際、中央に「職」 というオ
 レンジ色の文字が入った切符
 が発行された。

  今ではすっかり珍しくなった地
 図入り切符。

  右上に書かれた「2等」という
 標記も懐かしい。
  



 テレカ・オレカなどの磁気カード 

  京王5000系が引退した時に発行
 されたテレカ。

  撮影場所は、おそらく高幡不動駅
 近くの、道路を乗り越す築堤であろ
 う。左側には、複線用地らしい空き
 地が見える。

  今は亡き営団丸の内線500形
 をモデルにした、営団のメトロカー
 ド。

  四ツ谷付近で撮ったであろう写真
 には、春らしい黄色い花が彩りを添
 えている。

 


  雪を被った八ヶ岳?と、JR東日本
 のE351系スーパーあずさ号とのツ
 ーショット。

  なんか違和感ある写真だと思った
 ら、架線や架線柱が全く無い!
 E351系のディーゼルカー版が出た
 ら、こんな感じになるのかな?(爆)
 

  大手私鉄で廃車になった車両
 を改造・整備して、地方私鉄へ
 流通させている『京王重機整備』
 が、創立50周年を迎えたのを
 機に発行したオレカ(非売品)
 である。

  同社の製品?が1枚に5種類
 ずつ並んでいて、車両ファンに
 は実にタマらない一品となって
 いる(^^;

  さすがに京王の関連会社だけ
 あって、改造元の車両は京王の
 が大半だ。特に、わたらせ渓谷
 鉄道と一畑電気鉄道のは、元
 の車両が京王5000系とは思え
 ないほどの変貌ぶりである。



 

  1992年7月に開業した山形
 新幹線の開業記念テレカ。
  これは、山形新幹線の車内
 にあるテレカの自動販売機で
 購入した。

  開業以来活躍している400
 系はリニューアルされ、この旧
 塗装の写真は貴重なものにな
 るだろう。

  JR岡多線を引き継いだ第3
 セクター『愛知環状鉄道』の開
 業記念テレカ。

  車両上部にあるはずの架線
 は画像修正?で消されてスッ
 キリしているが、パンタグラフ
 が目立たないのでディーゼル
 カーみたい(^^;



 車内乗車券 

  

  今は亡き蒲原鉄道の車内乗車券。

  五泉−加茂間の全線が健在だった頃のもので、七
 谷や冬鳥越といった懐かしい駅名も見える。

  新潟の小私鉄だったからでもあるまいが、国鉄のも
 のと比べるといくぶん小ぶりのサイズだ。

  このきっぷを見ていると、釣り掛けモーターの音を
 響かせながら雪に埋もれた上り坂の線路を懸命に
 走っていた古い電車を思い出す。


 



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