久二男さんの木尽くし日記 その76



水、木、土そして雪
05/2/24

行ってきました。

トンネルをくぐるとやはり雪国です。だが昔とちょっと、あれっ違うなと思ったのは天気がその日は良く、空が「鉛色」じゃーなかったからだ。凄まじい量の雪だったなー。

雪の下のバルブ

18日、朝6時34分大宮発、9時頃から『あの辺に、家の周囲が3bの雪で埋め尽くされているが、くまなく解かすため、水を流す「開閉バルブ」がある』。今閉まっているが、それを掘り当てたいと、義理の姉にいわれました。後で聞くことになるのですが「絶対まさか掘り当てられないだろう」。

太陽が雪に反射して、まぶしいくらいに出ているのですが、始めた所はちょうど家の陰、しかしたちまち大粒の汗、トレーナー1枚に下は長靴の上に完全防水ウェアーで、正に雪との格闘です。人間同士の格闘には弱いけど、負けると解かっていても自然との戦いは厳しいが「超」気持ちいい。

2階の屋根とほぼ同じ高さの積雪、道路と両側の建物の間、直径10bのちょうど中間位にそれはあるだろうというのだ。道路はすっかり雪は無くアスファルトが出ている。しかし両サイドは4bの雪の壁。特定しながら取り掛かったのは家側からだったが、途中から道路からに変更した。横穴堀で進む、つまり「カマクラ」です。道路からほぼ斜めに掘り下げ2b程進んだ所に、遂に「バルブ」が姿を現した。「土」も出てきたし、真っ青な草花も、温もりとある匂を発しながら命を見せ付けてくれています。早速報告をし、バルブを開放にしたところ「水」がかなりの勢いで雪と地面の間(雪と地表面の間は絶対0度以下になりません)、トンネルに吸い込まれていきます。勿論、片付けた大量の雪の下でもあります。やったー、腰は痛いし腕も肩もしびれるようだが達成感は最高。1人でやるのは少し淋しいが、結構こういう作業に向いていると思います。

「よくやってくれたね」と言われたいため?いやいや格好つけたいだけかな。

日本晴れ

3日目、家の周りの石垣に沿って堀があるところに「松」、「雪椿」が植えられていたが、雪椿の1本の枝が無残に折れていた。「雪囲い」がどこの木々にも施されているのにだ。しかし枝だけで被害は最小限に食い止められていたよ。流石(さすが)ー。

「水」を作り出す木、土、雪。

自然が織り成すバランスのとれた環境、地球に住む人間全てが共生しながら、守られながら真剣にやっていこうよ。

写真もデジタルカメラで撮ってきました。お見せしたいな。まだまだりっちゃんには寒いかも知れないから、暖かいところで熱燗でも飲みながら報告したいけど、まず体調が大事、ご自愛くださいね。それではまた。









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