マツムシソウ[松虫草](マツムシソウ科)マツムシソウ属
そろそろ秋風の吹く頃となりました。やっとという感じですねー。
この涼風の立ちはじめたスキー場や草原に、高さ80a位、大きさは4〜5a、淡い紫色の花を一面に咲かせます。和名の謂れはマツムシ(昔はスズムシのことをマツムシと呼んだ)の鳴くころ咲くからとか、大阪住吉に残る松虫塚の由来説、六部(巡礼)の持つ松虫鉦が花の終わったあとの頭花に似ているとかがあります。花のあとは花床が膨れ上がり、イガグリ坊主のようになりますので、訪れた人は「あっと」思うよ。平地にも見られるが、高原のような美しさは無い。
この属は世界に60種以上あり、特に地中海沿岸に多く、セイヨウマツムシソウのように園芸化されたものも多い。
生息地が、草原といってもスキー場が主ですね。スキー場は、農薬を使わないのでまーまーなのですが、ゴルフ場はいけません、源流近くで大量の除草剤を投与しています。従っていっさい山野草は入り込めませんよ。
これ以上作らないことと、除草剤の禁止を言いたい。
オリンピックも終りに近づきました。
時差の関係で、早朝6時ごろから号外発行体制をとらざるを得ないということもあって、睡眠時間も徹底的に少ないし、「年齢」が影響し、だいぶ疲れました。飲む、食べることはぜんぜん衰えていませんので、五輪後は切り換えてまた植物の話を送らせていただきます。よろしく願います。