久二男さんの木尽くし日記 その40



ミズバショウ(水芭蕉)
04/05/02

パソコンの、勘違いしていて目にいいといわれる緑、その画面を見続けて、そして帰宅途中に目に飛び込んでくる緑、冬の時期には絶対と言っていい程味わえないサラリーマンの「ほっ」、明るいうちに帰れる時もある。口には出さないがきっと知らずに心に入っていると思われるこのいい浅緑、季節。

尾瀬もそうだが今、玉原湿原にはミニ尾瀬といわれてミズバショウ(水芭蕉)が訪れる人の目を楽しませている筈です。ツキノワグマが冬眠から目覚め(冬眠中に出産もします。偉いなー)、それまでたまっていた物を排出するため、毒草であるミズバショウを雪の残る湿原などで食べます。下剤として本能的に食べるのだとか。

箱根湿生花園を造った女性講師、玉原湿原も入念に調査していました。なんでミズバショウって人気あるのかなー、さといもの仲間でしかも毒草、特に女性(失礼おばさん)にやはり尾瀬ですかねー。ある時期、故郷新潟の刈り終った田んぼに植えて育てたことがあります、田舎では手腐れ(てくされ)と呼んでいました。毒草ではあるが、まさか手が腐ることは無いと思うけど、大昔からこの植物に限らずやたらに「採るな」という先人の知恵だと感じます。ミズバショウはそういったところから箱根に運んだと先生には聞きました。

心配なのは、尾瀬への入りすぎです。もし尾瀬に行くのであれば「車はやめなさい」といいたい。上越線沼田駅前には素敵な女性がやっているお蕎麦屋さんもありますよ。これから目指すものをきっと与えてくれるバショ(−)になります。

それでは、休みありますか?くれぐれも働き過ぎないようにネ。漫漫(自分の好きなことば)。





続きはショウブ(サトイモ科)   メニューはこちら   りっちゃんちはこちら