久二男さんの木尽くし日記 その41



ショウブ(サトイモ科)
04/05/05

前述したミズバショウの仲間、昔、今もかな?、お風呂に入れていい匂いを嗅いだものです。お嫁さんより早くになんの遠慮もなく、真っ先に入って「ぬるい」だの「熱い」だのわがままを言ってお嫁さんを困らせた。井戸水で最高のお風呂の中で、ショウブの葉っぱでピーピー草笛を鳴らしたものです。健康にきっとよかったかと思います。これも先人の知恵です。

ところで、当時このショウブでケツをひっぱたくと元気になり、健康でいられるといういい伝いがありました。「けつったたき」と言う行事が、このお蚕さまのころにありました。

最初はショウブで向き合って勝負したのですが、次第にエスカレートして少年団の村の対抗になりました。夜7時30分ころからそれは始まります。あらかじめ打ち合わせた時に集合します。それこそ小中学生、ぶるぶる震えながら上級生に従って竹ざお、石(意志)で武装しました。桑畑に隠れ、僅かに残る月明かりの中で、じっと息を潜める、何時間も。1日6往復の「只見線」も、当時蒸気機関車。とっくに通らない線路上も戦場となったのです。今考えると「よく怪我をしなかったな」と。

それも、女の子も平気で参加していたな、子どもの頭ぐらいある石を、「只見線・薮神駅」からそのときは敵の私たちに向ってガンガン投げてきた。今でも同級会で語り草になるその人は、実は小学生からあこがれの人でした。

「ザゼンソウ」「ヒメザゼンソウ」「ヒメカイウ」なんのことはないサトイモの仲間。

さといも、ジャガイモ、さつまいもが主食だった、いや実はお米、俺等の時代は新潟だからといってお米をふんだんに食べられていたかというと違います。

誤解されやすいのですが・・・





続きは母の日、カーネーション   メニューはこちら   りっちゃんちはこちら