久二男さんの木尽くし日記 その16



翌檜・サワラ・檜
03/11/09

アスナロ、サワラ、ヒノキ。

やはり漢字じゃーないと、感じが出ませんよね。ですので、説明するときには、地面あるいは雪の上に漢字を書いて話をしました。年配の方には通用しても子どもには理解してもらえません。本当に、こどもに対しては植物の話は難しい。

カエル、ヘビ、クワガタ、カモシカ、キツネ、タヌキ、時にはツキノワグマといった動物たちが出てくれると簡単です。黙っていてもいいわけですから。

木の名前を「漢字」で。これもなかなか難しい、しかも当て字、和製の漢字が多すぎる。植物は、そのほとんどが大陸から移動してきています。中国に無くて、日本にあるというものは僅かです。そこで中国の植物名を調べてみることにしました。

漢字そのものの意味、扁と旁(扁旁、へんぼう)の意味です。しかし今でもほんのちょっぴりという漢字です。いや感じです。

人が木に寄り添う、旁(かたわら)に立つと人偏に木、つまり「休」。時々、森にいって気持ちを癒しませんか。

アスナロ、分厚い葉をした常緑の木、材はヒノキには負けますが、明日はヒノキになろうと頑張ります。そこで明日なろう、アスナロ。

サワラもヒノキの仲間ですがはっきりと区別できます。その区別は一度覚えるとずっと一生忘れません。それは、葉っぱの気孔という部分、空気の通る孔なのですが、アスナロはその形がW、人間の体で言えば胸のところ(年配者にはおっぱいの)。サワラはX、触らないでね。ヒノキはY、足の付け根の部分。

アスナロ、サワラ、ヒノキ。カタカナの頭文字をとるとなんと読みますか?。「ア、サ、ヒ」チャ−ンと宣伝も当時、忘れませんでしたよ。




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