樂の音その8

樂の音その8



合唱指導者
05/2/2
 りっちゃん

私たち団員にとって大きな存在はまず、合唱指導者です。この間の練習で、お隣の人が「いいわぁ、安藤先生って。マイナスのことを言わないから・・・」と

そうなんです。「ピッチが低い!」ということはまず言わないですね。「声が揺れる」というのも。あまり途中でとめたりもしないけれど、「アベベルムコルプス」でとめた時は「そのデマリアはなんだかわからない」「マリアの方が大事でしょう?マをはっきりいうかデを弱くとも違うけど、弱くいうか、意味が伝わるように歌ってください」と言ったのよね。

マイナスの点をはっきり教えてくれる先生も教えてくれないよりはずっといいのだけれど、「じゃあ、どうすればいいのさ!!」と文句をいいたくなる時もある。解決方法も伝授してくれないとね。それと、やはり、歌は気分でぜんぜん違ってくる。楽しくなければ、練習にも行かなくなってしまう。「けなすよりは誉めろ」、と言うのは子育てに限ったことではない。安藤先生は誉め上手でもある。

府中の第九で、「応援だから」と誘われて、オケ合わせからの参加だったかな。田中先生に、「一人だけ長い!!」とにらまれたことがある。指揮も見てはいたけれど、福生で慣れた歌い方をしていたから、怒られてしまった。こういう時「自分のことだ」と思うのは自意識過剰かな?とも思うのだけれど、大体そう思っていた方が音楽もよくなるからそう思うことにしている。私一人の声を聞きとってくださってありがいこっちゃ。それにその後、「それでもなかなか歌っている」とかフォローもしてくれた。

もともと直前参加よりは、地道に練習が好きなタイプで、それ以降府中へも行っていないし、「応援」とやらにも行っていない。たとえその回限りでも、「自分の」合唱団で歌いたいものね。体力的に不可能と言うものあるけれど・・・

合唱指導者の立場から合唱団員にいいたいこともあるかしら?「君たちの耳はちくわの耳。何度言ってもはねかえってしまうか抜けてしまう」とは、よく瀬川先生が言っていたっけ。何度も繰り返して言ってください。音楽も繰り返して身につくもの。注意もきっと何回目かには脳みそに記憶されるわ。一番身近だから文句もいうけれど、みんな「合唱指導者を頼りにしているし、好きなんですよ。」






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