合宿に行ってきました。相模湖の次の藤野というところです。駅から２５分。軽いと思って歩き出したけれど、のぼりが多くて結構きつかった。体力、まだまだ本調子じゃないのかなぁ
山は春色。歩道はないし、自動車は飛ばしてくるしであんまりいい道ではなかったけれど、あちこち山吹やらおお犬のふぐり、踊子草も咲いていました。宿舎の向かいの山は山桜のピンクと萌黄色、それにぼんやり色とでも言ったらいいのかな。春の色で染まっていました。雑木の山は手入れが大変とかで杉をたくさん植えちゃった所もあるけれど、雑木の山はこんなにきれいなんだよ。
練習も収穫があったよ。どうも廻りの声の語尾が強すぎて気になっていたんだけど、伊崎先生がね。もっと楽に歌えって。フレーズ感と言葉のイントネーション(アクセントの位置)について、教えてくれたんだ。そう歌うと楽チンだから声も出やすい、息も続く。
私もだけど、日本人はどうもつい頑張っちゃう。フレーズの最初はポンと明瞭に出て、後はその余力でラクチンでいいんだって。語尾が強いと怒っているみたいだしね。弱いのとは違うけれど、優しく丁寧にって感じかな？
ミサ曲の中では、私はクレドが一番好き。信仰している人がね、復活は喜びなんだと教えてくれたの。復活を信じてはいないけれど、喜びなら表現できる。楽しくて楽しくてしょうがない。うきうき気分で歌うとこれがまたラクチンに歌えるんだな。先生方はクレドが一番難しいといって、一杯練習させてくれる。ムフッ。合宿でもいっぱい歌えて､シ・ア・ワ・セ!!
合宿といえば呑み会。疲れるから早く引き上げようと思いつつ､遅くまで起きてしまった。翌日は居眠りも出てしまった。でも､楽しかった!!ギター侍が登場。テレビのない私はうわさでしか知らなかったんだけどね。｢私が好きな食べものは､天丼うな丼､中華丼､でも一番すきなのは"ハイドン"」やったぁ!!私と一緒だぁ!!
伊崎先生も一発芸をビートルズの名曲に載せて｢家捨てたディ｣。ま、名指揮者も、受けないギャクを飛ばすこともある。翌日の練習は、なかなかおもしろかった。内の合唱団で抜群に上手なテナーが､やっぱり力が入れすぎだったからかなぁ。｢歩きなさい｣と言われて歩きながら歌ったんだ。本当にラクチンに歌っていたよ。楽しそうに演技している人もいて､見ているほうも楽しかった。
本番まで､もうそんなに練習する時間がない。そのまえにゆったりとたっぷりと練習ができてよかった。みんなも何かをつかんだようだ。ますます本番が楽しみ。私も練習に力をいれて､いや力を上手に抜いて､歌おうっと。