樂の音その11

樂の音その11



どちらがお好き?
05/3/2
 りっちゃん

あなたはモーツアルトとハイドンとではどちらがお好き?今、イン西東京では両方練習しています。

私はハイドンだけど、団員募集のチラシを配ると「あら、戴冠ミサ、すてきねぇ」などという方が多い。安藤先生も、「うーん、モーツアルトはよくできています。無駄なところがない。それに比べるとハイドンは、間が長すぎて・・・」とおっしゃっていた。

確かに、やたらと伸ばしているところがある。白球で・・・でも、そこがいいんだなぁ。モーツァルトは無駄がないけど遊びもない。楽譜どうり歌えさえすれば感情もちゃんとついてくる。でもそれじゃあ、私の入る余地はないでしょう?

ハイドンは声変わりした後、学校を追い出されて演歌師のようなこともしていたらしいから、歌う人の気持ちがわかるのかしら?白球のところこそ、歌心を発揮できるのよ。そうすると曲もぐんと違ってくる。だから、ハイドンが好きなんだぁ、私。

この頃では安藤先生も「いやあ、この戦時ミサという曲はいいですねぇ。ハイドンも流石、モーツァルトの先生だけはある」とおっしゃるようになった。わが意を得たりです。

昨日もらったリウマチのパンフに「1/fの揺らぎ」という特性をもつ音楽を聴くとα波という脳波が発生し、精神を安定させ、さらに血行もよくなるといわれています。そのような音楽はバロック音楽に多いとされています」とあった。さもありなん。ハイドンは私に「生きている喜び」を味あわせてくれるのだ。

この頃のように、体力気力ともに落ち込んでいる時でも、ハイドンなら楽しく歌えるのだ。






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