ときタマ日記 06年9月9日


鷺 草
(羽化二)


白鳥の編隊飛行(サギソウ) 


 また今年もサギソウが咲いた。サギソウは同じ方向を向いて咲く。今年は8月26日に我が家に珍客(キアゲハの幼虫)の来訪があった。彼らは2週間滞在し、蝶になって彼らの棲家へ戻って行った。




 昨日から蛹が黒っぽい色に変色し、死んでしまったのか、羽化する前兆なのか気を揉ませた。1頭目が羽化した9日目には羽化しなかったので、羽化するなら10日目の明日だと思っていた。今朝8時に起きたら、もう元気に伸びきった羽を動かしていた。やはり朝6時ごろには羽化が始まっていたようだ。2頭とも朝同じような時間に羽化したことなる。
キアゲハ
二頭目も羽化に成功

 早速記念撮影をする。もう元気で篭を動かすとじっとしていない。パタパタと篭のそこに落ちまた這い登ってくる。まだ飛べないようだ。しかし動き回ってもまた落ち着くのは自分が蛹になる場所に選んだピンクのファスナーの上である。この場所は空へ飛び立つために選ばれた重要な場所であることが良く分かる。昼頃までは飛ばないだろうとそのままにしておいたら12時30分頃、パタパタ動き始めた。篭の天井を開けて飛び出しやすいように籠を傾けてやったら、一頭目と同じように篭から勢い良く飛び出し、雨上がりの暗い空を、同じようなコースを飛んで見えなくなった。さようなら、また来年戻っておいで。


キアゲハの幼虫の頃と飼育の様子はこちら 


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