09.11.06(FRI) | 水沢山 | 榛名山 |
さる人(いぬだよって言われそう)のブログを見たら、伊香保の河鹿橋の紅葉が見頃だと言う。実は伊香保温泉、近くだし何度も泊まる機会もあったのに、有名な石段街を歩いたことがない。河鹿橋は石段街を登ったどんずまりだというので、いい機会である、運動不足解消に歩いて見ることにした。水沢山は何度か登ったが、これも初めての伊香保森林公園側から登った。どちらが付け足しか分らないが合せて一つである。 |
コース(河鹿橋):徳富蘆花記念文学館駐車場10:20→伊香保神社10:35→河鹿橋10:45-11:20→駐車場11:50 (所要時間1時間30分) コース(水沢山):登山口駐車場12:25→アンテナ塔12:45→水沢山山頂13:00-13:10→駐車場13:40 (所要時間1時間15分) 駐車場は登山口手前に10台分ほどある。トイレはない。伊香保森林公園の林道は走り易い広い舗装路である。 |
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水澤観音から見た水沢山 |
水沢観音に向う車窓から見る水沢山はすっかり秋色に変わって、登るなら今の季節と思わせるほど美しい。今日はこちら側から登るわけではないけれど、あまりきれいなので水澤観音の駐車場に入れて、何時もの角度から一枚写真を撮る。駐車場は朝市で賑わっていた。キャベツ1個100円、ダイコン一本50円などのダンボールの値札が付いている。妻の話では新鮮で安いという。 | ||
水澤観音の朝市 |
車は徳富蘆花記念文学館近くの無料駐車場に入れた(駐車場は少なくとも近くに3箇所くらいあるが満車に近かった)。旧ハワイ王国公使別邸前の石段の一番下から登り始める。登り口近くの石垣に小さな小屋の入口のようなものが有って、お地蔵さんでも祭ってあるのかなと思ったら、ごみの集積所と消火栓だった。成程な。 | ||
石段の湯(共同浴場:日帰り温泉) |
石段街は400年位前からの歴史があるそうだが、今の石段は最近整備されたもののようで、角が磨り減って苔むしているような古びたものではなく、すっきりと真新しい。両側にお土産屋さん、射的場、下駄屋さん、共同浴場、甘味処、温泉饅頭屋さんなどが並び、歴史のある温泉街の風情を残している。 | ||
甘味処、おいしそ! |
きり絵で何度か見た構図だね 石段に与謝野晶子の詩が刻まれている。 |
石段街の最上部:伊香保神社の鳥居 |
石段街の最上部は伊香保神社で、下からここまで標高差80m、360段だそうである。河鹿橋には神社の左側を回りこんで右側の沢沿いの道を進む。石段街が整備される以前の古い伊香保温泉はこの沢沿いだったそうである。 |
伊香保神社 河鹿橋には左側をさらに奥へ。 |
崖に張り付いた古い木造家屋 元祖、湯の花饅頭屋さん |
伊香保神社の裏で車道と合流して、沢の上流にしばらく進むと橋が二本並んでいる。川下の一本は木造朱塗りの太鼓橋で河鹿橋、その奥の橋は沢をUターンする車道で紅葉橋と言うらしい。この二本の橋周辺の紅葉が素晴らしい。深い谷あいなのに、ここだけスポットライトを浴びたように紅葉が光り輝いている。ここに太鼓橋がある由来もよく分らない。伊香保の紅葉の名所を盛り上げるための観光施設なのだろうか。 |
河鹿橋手前の休憩所 | 河鹿橋の紅葉 |
河鹿橋の紅葉 | 河鹿橋の紅葉 |
河鹿橋には車道があるのだから車でも行ける。橋の袂には狭いが駐車場もある。しかし道は狭いし駐車場は平日でも一杯だった。橋の周辺は観光客と写真教室などのカメラマン達で盛況である。 |
紅葉橋の上流側に、伊香保の旅館街とは随分はなれてホテルが一軒ある。その裏の薄暗いところが蘆花公園らしい。その奥の沢のどんずまりが露天風呂で、気楽な入り易そうな入口である。左側が休憩所のようになっていて、温泉の源泉の一つを見ることが出来る。 | ||
再び河鹿橋の素晴らしい紅葉と、賑わいを見ながら、来た道を駐車場まで下った。 | ||
河鹿橋の紅葉と賑わい |
水沢山 |
徳富蘆花記念文学館駐車場から、車で榛名湖への道を登り、二つ岳の手前の分岐を左に伊香保森林公園、スケート場方向へ入る。伊香保森林公園の案内図のある広場(トイレ完備)の先の分岐を右に入る。分岐は狭く感じるが先は広く走り易い舗装路である。その先の広いカーブを曲がるとこれから歩く水沢山の稜線がよく見える(展望台がある)。 |
水沢山は水沢観音の裏山なので、水沢山の名前に親しんできたが、本当の名前は浅間山らしい。標高差を調べようとして地図を見て初めて気が付いた。標高差は約120m、登山口の案内には距離1kmとある。 | ||
水沢山山頂部稜線 伊香保森林公園側から |
登山口駐車場 (榛名森林公園) |
水沢山登山口 |
登山口付近 | アンテナのあるピーク |
木の間越しの山頂目指して | だんだん険しくなる |
やせ尾根 こわ! | ヤバイよ |
車で峠まで登って、後は30分程の尾根歩きだからと、登山靴は履いたが散歩気分で空身で登った。ところが出だしこそ散歩気分にふさわしい長閑な道だが、アンテナのあるピークを過ぎた辺りから尾根はひどく痩せて来て、岩場があったり、滑り易い軽石の急登があったり、ぞっとする崖があったり気の抜けない道だった |
山頂 我々よりずっと若いおじさんが一人 |
榛名山山頂部 手前二つは二ツ岳、左相馬山、真ん中榛名富士 |
山頂は快晴、360度の展望で言うことなし。ただ暖かかったので午後になって霞が濃くなって、あまり遠望は利かなくなっていた。喉が渇いてお腹もすいたが、何も持って来ていないので、一時展望を楽しみただ下るのみ。飴玉一つないんだから。味気ないなあ、やっぱりちゃんと背負ってこなければね。 |
山頂には中年の男性が一人。我々より一時早く若い男女の二人組み、一時遅く水澤観音側から中年の男女の二人組みが登ってきたが、両方ともすぐ下ってしまい、我々も下ったので、また男性が一人残された。長閑で居心地のいい、静かな山頂を、心行くまで独り占めできただろうね。 | ||
霞むお隣の赤城山 |
ひたすら来た道を下り、車で駆け下りて、例によって遅い昼食は、水沢から下る道の中華屋さん、満菜館の五目ラーメンで済ませた。すきっ腹に塩味のスープが美味かったなあ。 | ||
アンテナのピーク目指して下る。 |
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