08.06.07(SAT) | 八 間 山 | 上信越高原 |
八間山には過去に二回登ったことがある。前回登ったのはホームページを始める前だから、少なくとも7〜8年は経っている、と思ったら14年も前のことだった。何時ものことながらあきれ返る。過ぎて行く年月とはそういうものだ。その間二人とも健康を維持できたのは山歩きを継続できたからだと山に感謝している。 |
コース:野反峠駐車場10:00→シラネアオイ植栽地10:10-10:40→イカ岩の頭11:40→八間山山頂12:10-12:40→イカ岩の頭13:10→野反峠駐車場13:55 (所要時間3時間55分) 国道145は八ツ場ダム関連工事で片側通行の箇所もあるが、土曜日でもそれ程渋滞してはいなかった。 駐車場:休憩所の前と峠の手前に2面あって100台くらいは駐車可能、トイレは休憩所の隣にある。 |
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八間山 |
登山口を僅かに登ると、左手に少し入った白樺の林の中にシラネアオイの植栽地がある。丁度満開で花を見に来た人がかなりいる。途中ですれ違うと、沢山咲いていますよ、とか、もう遅いって言われて来たんだけど、今週の低温が良かったんですね、とか向こうから嬉しそうに声をかけてくれる。植栽地の手前の下あたりが逞しくなった生き残りのシラネアオイが多いところで、奥ほど若い苗が多いようだ。写真を撮りに来ている人も多い。 |
シラネアオイのツボミ | 野反湖のシラネアオイ植栽地 |
シラネアオイ | シラネアオイ |
コースに戻って山頂に向かう。八間山は野反峠から登ると標高差僅か370mほどだが、標高が高い(1935m)せいか樹林の中を登るところはない。山容は伸び伸びして、深く刻まれた登山道は何処から見ても丸見えで、分岐もないから、自ら藪こぎして沢にでも入り込まない限り迷いようもない。草も生えない岩のかけらの堆積した斜面が何箇所かあって、野反湖を見下ろしながら休憩する絶好のポイントになっている。 |
野反峠と草津白根山(雲の中) | ムラサキヤシオ |
ムラサキヤシオ | 山頂付近のシャクナゲ |
道の両側はコイワカガミ、キジムシロ、ナエバキスミレ、山頂近くではミヤマカタバミなどがずっと目を楽しませてくれる。所々にムラサキヤシオが咲いていて、シャクナゲもわずかに残っている。特に山頂手前のピーク、イカ岩の頭(面白い名前だね、こんなところでイカとはね)にはシャクナゲの大きな群落があって、しかし残念ながらもう咲き終わった後だった。林の中に咲き残ったシャクナゲが透けて見えた。ムシカリも今が見頃である。 |
山頂まで登る人はそれ程多くなく、我々が下るとき登ってきた、クラブツーリズムの40人ほどの華やかな大部隊を除けば、全部足しても20人ほどしか会わなかった。野反峠から登ってキャンプ場のほうへ下ってしまう人が結構居るせいで、混んだ感じがしないのかもしれない。我々が最後の登りでへばっていたら、我々よりはるかにご高齢と思われる老夫婦に軽く追い越された。山頂ではお二人の笑顔が待っていた。 | ||
野反湖 |
山頂 若い人も居たよ!! |
山頂の展望 白砂山は山頂が雲の中 |
山頂には10人前後の人がいた。登っている人があまり見えなかっただけに、あれ、結構賑やかという感じがした。山頂はかなり広い広場で、本来大展望が期待できるのだろうが、お天気が今一で、そういえば前回来た時もこんな感じだった。白砂山がはるか彼方に霞んでいた。 |
驚いたことに、山頂の一角に今にもつぶれそうな避難小屋がある。14年前ここに来た時も、この小屋はこんな感じで建っていた。当時から入口に扉もなく、床も抜け落ちてとても入ってみようと言う気も起こらなかった。まあよく風雪に耐えて残ったものである。老兵は何時までこの姿をとどめるのだろう。誰かが必要に応じて維持?しているのだろうか。 | ||
山頂の避難小屋 |
コイワカガミ | この花の名前は? キジムシロと一緒に咲いていたこの花 名前が分らない。 |
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