08.05.28(WED) 荒 山 赤城山


 今日は1人で荒山のツツジを見に行く。その前に鍋割山の獅子が鼻へ寄ったので、箕輪の駐車場へ着いたのは正午に近かった。もうみんなが山頂でのんびり食事中の時間だから、この時間から登ろうと言う人はもう誰も居ないが、姫百合駐車場はほぼ満車状態だった。手前の赤城森林公園の桜の広場はもうレンゲツツジが満開で、そちらにもよりたかったが時間が取れなかった。

 コース:箕輪(姫百合)駐車場11:55→展望の広場(荒山の尾根)12:45→荒山山頂13:35-13:55→展望の広場14:20→駐車場14:45 (所要時間2時間50分) 
 
 姫百合駐車場から荒山高原へ登る途中から、荒山高原をショートカットして、直接荒山の稜線(展望の広場)へ抜ける道が二箇所ある。一箇所は姫百合駐車場のすぐ上から、きのこの公園の上を通るコースと、最初の小さな尾根?から案内板の裏の急な道を登るコースだが、この道はすぐ上で前記の道と合流する。最近案内板も整備されている。道の傷みの少ない静かないいコースである。
荒山の稜線から鍋割山


 最初の小さな尾根(といえるかどうか分らないが)から、新設された案内板に従って展望の広場への道を登る。登り始めるとすぐヤマツツジが鮮やかな赤い花を付けている。獅子が鼻にいた頃には日差しも強かったが、何か雲行きも怪しくなって森の中はひどく暗くなったりする。もつかなあとちょっと心配になる。淋しいなあと熊鈴でも出そうかと思ったら、上で熊鈴の音がして、しばらく登ると、きのこの森の方から来たご夫婦がヤマツツジを見ながら休憩中だった。


荒山山麓のヤマツツジ ヤマツツジ


 きれいですね、と声をかけて先に行かせてもらう。赤城は稜線のヤマツツジも凄いが、何と言ってもこの新緑の森の瑞々しいヤマツツジが私は好きだ。ミツバツツジも少しは残っているがこの稜線の下ではもう終わっている。


荒山山麓のヤマツツジ


 展望の広場(というほど広くはない)で一休み。稜線を山頂に向かう。稜線はまだミツバツツジの季節でまだたくさん咲いている。ヤマツツジが真っ赤なツボミを膨らませている。ズミの花もつぼみが膨らんで開きかけていた。


荒山稜線のミツバツツジ 咲き始めたズミ


 誰もいない花の稜線をゆっくり登る。天気はどうにか持ちそうだ。シロヤシオを探しながら登るが、この稜線にシロヤシオは少ない。東面の崖の下に花を沢山つけた小さなシロヤシオがあるが遠すぎる。西の稜線の上にも一、二本細い木があるがほとんどが咲いていない。とうとう新しい発見はなく、いつもの山頂直下のシロヤシオのところに来てしまった。咲いてはいたがまだ早いのか花は少なかった。


ズミ 荒山山頂直下のシロヤシオ


 花に誘われて結局山頂まで登ってしまった。山頂には誰もいなかった。一回りしておにぎりを食べていたら、東屋の方から6〜7人の同年代のグループが大きな声でおしゃべりしながら登ってきたが、私には気付かなかったようである。私が登ってきた西尾根のほうからは若い女性が1人で登ってきた。私より遅く山頂に来る人も居るのである(威張ってちゃいけないな)。


尾根の下のシロヤシオ 登山口のクリンソウ


 遅いし充分歩いたので寄り道はせず来た道を下る。誰にも会わなかった。登山口のクリンソウは今年も無事に花をつけていた。池だった突堤の内側には土砂が堆積しもう人が乗っても沈むこともなかった。





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