05.11.17(THU) | 茂来山 | 西上州(東信州) |
茂来山は群馬の山歩き130選にも西上州の山として紹介されているが、場所は南佐久郡で信州の山である。2年前の12月にも妻と登っているが、今回は6月に天狗岳に一緒に登った会社OBのOさん、Hさんと出かけた。今の季節、多少天気が崩れても危険の少ない山として選んだ。 |
コース:槙沢登山口10:10→大木の尾根11:05→山頂12:00−13:10→大木の尾根13:40→登山口14:25 (所要時間4時間15分) 国道141号から南佐久大橋を渡って、国道299号を十国峠に向って約3〜4km走る。槙沢橋という橋を渡ると、すぐ右側に茂来山登山口の案内がある。案内に従って右折、林道を1kmほど入るとまた案内板があり、折り返すように左折、更に1km弱で路側に4〜5台とめられる駐車場と登山口がある。トイレはない。 |
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茂来山山頂(バックは浅間山) 浩宮様の小さな登頂記念碑がある。 |
OさんとHさんは二日前に二人で高岩を登ってきたと言う。Oさんは高所恐怖症で岩場は苦手とか言っていたが、男岳の垂直の鎖場をクリアしたと言うからビックリ。Oさんは今年北岳、間の岳、それに羅臼岳と歩いて大分自信をつけたようである。Hさんは北海道育ちで子供の頃から懸垂やスキーの山登りは得意だったと言う。なんだ全然心配する必要ないね。 |
登山口付近 | 大木(ブナ?)のある尾根 |
すっかり落葉した沢沿いの道をHさんをトップに歩き始めるとやはりペースが速い。ちょっと下がって二人が歩く姿を写真に撮ったら、一生懸命歩いても前の二人に追いつけない。気付いた二人に待ってもらって間に挟んでもらってやっと登る。茂来山ってもっとずっと楽な山だったはずなのに。大木のある尾根に抜けて一休み。やれやれ。 大木のある尾根からは尾根伝いのかなり急な道を登る。たまに展望が開けて八ヶ岳が見える。一緒に登った天狗岳も雪の付いた白い北面を見せている。話好きなHさんが居るから3人で賑やかに登る。二つ目のピークの先くらいが山頂かなと思っていたら、さらに2つくらいピークがあって例によってだまされる。記憶もいい加減である。 |
霧久保沢への分岐を過ぎた辺りで枯葉の道に踏み跡があって、熊かな、なんて言いながら歩いていたら、マサイ族(だったよね)の話だと、人食いライオンは老婆のはらわたが大好物なんだそうだ、とHさんが言う。だからマサイ族はライオンに襲われても平気なんだ、今日は老婆が居なくて残念だけどねって(ぼ、僕が言ったんじゃないよ)。そのうち前を登っている同年輩のご婦人(老婆?)が見えてきた。 | ||
山頂(バックは浅間山) Oさん撮影 |
山頂の展望(八ヶ岳と南アルプス) |
山頂へは伊勢崎から来たと言う二人連れのご婦人達とほぼ同時に到着した。空気に真冬のような透明感はないにしても、独立峰に近い山頂の360度の展望はやはりいい。山頂直下に広場があって6〜7人の団体さんが休憩していたが、すぐに山頂を通って下って行った。四方原山の方へ縦走する計画だったようだが道が不明瞭なのでやめたといっていた。 |
風も無く快晴で暖かく、山頂直下の広場で昼食、担いで行ったコーヒーを入れてゆっくりくつろぐ。ご婦人達はお昼寝のようである。広場の巣箱のような箱の中にノートがあり、開いてみると毎日のように書き込みがある。落ち葉の道もそれほど踏み荒らされた様子はなかったが、結構人気のある山のようである。 | ||
山頂直下の広場 |
帰りは来た道を淡々と下ってきたが、カメラを取り出す余裕も出来て、前を歩く二人を何枚か写真に撮ったので、槙沢コースの登山道の様子をご紹介しよう。 |
霧久保沢分岐付近、落ち葉の降り積もったかなり急な登りが多い。細かいあられの様な風花の名残が残っている。 | やせた尾根。下の急登を登りながら見ると山頂に見える。 |
こんな岩の崖もある。大木のある尾根の上部 | 大木のある尾根より下の道。厚い落ち 葉に覆われた気分の良い広い沢 |
駐車場に下って帰り支度をしていたら、登山口のすぐ右側にシモバシラ(シソ科の多年草)があるのを見つけた。登る時に気付けばもう少しいい状態で見られたのかもしれないが、2時半ではもう大分融けてしまったようで、自然のオブジェといえるような形のいいものは無かった。昨年も偶然子持山で出会った。気を付けて見れば案外あちこちにあるのかもしれない。 参考:日帰り温泉 磯部温泉 恵みの湯 わかり易い所にあり、駐車場もお風呂も広々していい湯でした。 |
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シモバシラ |
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