03.10.25(SAT)〜26(SUN) 城山(エ!) 奥飛騨

 今回は番外編、紅葉の中を安房トンネルを抜けて奥飛騨の白川郷へドライブ。城山は白川郷の合掌造り集落全体が見える展望台で、バイパスの大駐車場から合掌造りの間をゆっくり散歩して片道30分ほどである。

城山展望台からの白川合掌造り住宅群

 ドライブは渋滞もなく楽しめたが、紅葉シーズンの土曜日とあって白川郷駐車場(であいの館)は渋滞しており、観光バス優先で乗用車は割りを食わされる。ここが混んでいたら白川郷を五箇山側に抜けてしまい、すぐ右折して城山展望台へ車で登ってしまうのが正解のようである。20台程度とめられる駐車場がありガラガラだった。
 割りを食ったので悪口を言うと、かっての秘境も今は観光地である。駐車場から郷内へ渡る「であい橋」は往復する人で立ち止まることも出来ないほど混みあっている。郷内を歩いてみても誰もが失ってしまった故郷の面影は、当然ここでも失われている。畑の中のほっかむりのおばあさんの笑顔も、落ち着ける陽だまりも、土の匂いもここにはない。他人の裏庭にうっかり侵入した中年のおばさんが、出て行きなさい、と大声で怒鳴られていた。この人はその悲しさに何時も苛立って怒鳴っているのだろう。当たり前だが誰もがフレンドリーなわけでもなければ素朴でもない。写真集の世界が表舞台なら舞台裏を直接覗くような味気なさがある。わずかな時間見ただけで、勝手に想像したイメージと違うと文句を言うのは、間違いなく非はこちらにある。お土産屋さんは歓迎してくれる。

 五箇山和紙は平安時代から宮廷へ献上された記録が残るほど、歴史のある品質の良い和紙だそうである。きり絵のために少し買った。砺波泊で帰りは上越市回りで帰ったが、妙高高原付近の紅葉が色が澄んで一番綺麗だと思った。来年の秋は妙高登山を計画しようか。
安房トンネル付近の紅葉







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