Ｔさん夫妻に誘って頂いて、旧国道に沿ってマチガ沢の出合いから順に芝倉沢の出合いまで連れて行ってもらいました。基本的に林道（清水峠越えの旧国道）歩きだから、一の倉沢を始めとする沢の観景と、新緑と可憐な花々と共に一日童心に帰って遠足を楽しむことができました。

　 あさ６時前橋発。我家としては例外的な早発ちです。谷川岳は春霞でややぼけていますが、良い天気です。白毛門、笠ｶﾞ岳、朝日岳側も良く見えました。マチガ沢の手前のシャクナゲの林を送電鉄塔まで登りましたが、シャクナゲは咲いていますが今年は当年ではなかったようです。その代わりイワウチワがちょうど見頃であちこちで可憐な花を咲かせていました。

　 幽の沢からは残雪がやや多く、倒木を越えたりいきなり跳ね上がる埋もれた小枝に驚いたり、残雪に消えた道を探したり、何とか芝倉沢に辿りつきました。芝倉沢の雪渓は何となく険悪な雰囲気で乗ってみようとか渡ってみようとか言う気にはなりません。

　 帰りは幽の沢の手前から巡視小屋のほうに下り湯檜曽川沿いを歩いてマチガ沢出合いに登り返しました。巡視小屋への下りでは１０ｍ程の残雪の急な崖をＴさんのお助けロープにすがって下ったり、河原に下りてフキノトウやこごみを探したり、マチガ沢では巡視小屋付近で出会った若者に再開したりして、おしゃべりしながら駐車場まで歩きました。