土曜山行会活動記録


土曜山行会

TOPICS


物語山


落ち葉の吹き溜まり
膝下ぐらいまであった



雑木林に熊の爪跡発見




南郷山・幕山


河」津桜は一番早く咲く


梅にメジロ


紅梅+白梅 ??






仙元山・乳頭山


南国を思わせる大量のツル


アオキの赤い実が目に付く


横須賀米軍基地のR・レーガン


乳頭山から横浜ランドマーク




鶴ヶ鳥屋山


林道の法面に掛けられた梯子を上るちょっと変わったシーン。


光り輝く富士山

山頂付近は日の光を反射してアイスバーンのように見えていた。



荒船山にて


クサギ(臭木) クマツヅラ科

クサギの実(核果)。赤い部分は萼。花は8〜9月に白色〜紅色の花を咲かせます。


秋の秩父で花見?


ミューズパークで桜を見る

晩秋から冬にかけて咲く桜がフユザクラ。何種類もあるようです。春咲く桜の狂い咲きもあるとか。


秋の鹿島槍ヶ岳山行

花は乏しい山中で目にしました


ゴゼンタチバナ(御前橘)の実


チングルマ(稚児車)の穂


オヤマリンドウ(御山竜胆)
柏原林道の下の方で咲いていた








物語山 1019m


2019年3月30日(土)
天候:曇り

マイクロバスが下仁田ICを降りて少し西に進むと、これぞ西上州の山というような形の妙義山を思わせる山々が両側の車窓に見えてくる。ほどなくサンスポーツランドの駐車場に到着。
身支度を整えてまずは舗装されていない林道を進む。長い間使われていない林道のようでかなり荒れており、途中途切れていったん川に降りる。高度が上がると、山名の由来となったメンベ岩が独特の形を見せてくる。戦国時代に北条方の武士がこの岩の頂上に軍資金を隠したいう伝説があり、それを目当てに岩を登ると滑落死するといわれている。林道からの登山道は沢を渡り植林された急なスギ林の中を行く。いくらか傾斜が緩んだところからは板状の岩が重なる急斜面となり、歩くと石がぶつかってカランコロンと木琴のような音が響いて楽しい。急斜面を上り詰めると西峰とのコル。ここらあたりから昨年登った荒船山が見える。コルから急登を少し登ると山頂。あいにく浅間山などは見えず。コルに戻り空荷で西峰をピストンし昼食をとって下山した。


サンスポーツランドに到着。いざ出発。



荒れた林道を行く



山名の由来になったメンベ岩



左手にメンベ岩が見える林道を進む



林道から沢に降りたところが登山道入り口



コルの付近から見えたの荒船山の艫岩



コルから山頂への登り



山頂からの眺め


「物語山」・・・なんともロマンチックで響きの良い山名だろう。一応ガイドブックでは初級のグレードになっているが、結構急登があり、特に下りでの転倒に注意が必要。ヤシオツツジ、ミツバツツジの咲くころに再度登ってみたい山である。(完)



南郷山 613m・幕山 626m


2019年2月23日(土)
天候:晴れのち曇り

小田急新宿駅に他行よりの1名を含む20名が集合。小田原経由で湯河原へ。登山口までのバスは意外と空いており登山口の鍛冶屋で下車。近くの五郎神社で準備体操の後、人家がまばらに建つ緩やかな舗装路を登る。風もほとんどなく、日が射して暖かい。道路わきには春を実感させる河津桜、梅、菜の花などが咲いており、これぞ春爛漫の気持良い低山ハイク!舗装路から笹が茂る登山道に入る。少し進んで振り返ると真鶴半島が目の前に見え、ほどなく南郷山頂上に到着した。昼食後の頂上からの下りはかなりの急だったが、全員無事に林道まで降りられた。下見の際はぬかるんでおり、滑りやすく難渋したそうだ。
次の幕山に行く途中、自鑑水と名付けられた小さな池に立ち寄る。「合戦に敗れた源頼朝がいったん自決を決意するが、水面に映る自分の姿を見て、髪の乱れを正し、心機一転勇気を奮い起こした」とされる池だ。
幕山山頂はカヤトの広場。たくさんの人がくつろいでいた。下山路は九十九折になっており、湯河原梅林はまだかと梅の木を探すがなかなか現れない。かなり下まで来てようやく梅林の全貌が見えるところに出た。紅白の梅が満開少し手前で見ごろだが、曇ってしまい日が射さなくなった。梅林の上部のロッククライミングのゲレンデでは垂直の岩を登っていた。各自梅園を散策し、満員のバスの乗って湯河原駅に到着。ここで解散した。


梅が咲くバス停近くの五郎神社で準備体操



満開の河津桜の下を登る



まだ菜の花が咲いていた



南郷山山頂



南郷山頂上より真鶴半島を俯瞰する



広々とした幕山山頂



湯河原梅園の紅梅



梅園の中でロッククライミングを楽しむ人たち



梅は見ごろでたくさんの人たちが訪れていた


我々が住んでいる市からはかなり遠かったが、春を満喫できる素晴らしい低山ハイキングであった。梅をはじめいろいろな花々、また真鶴半島から相模湾、初島の眺望は素晴らしかった。 (完)



仙元山 118m・乳頭山 202m


2019年1月19日(土)
天候:快晴

京急新逗子駅下車。他山行会2名を含む21名で、少し寒いが雲一つない快晴の下歩き始めた。
登山口から急登を少し登って振り返ると、大きな富士山が見えた。10分ほどで仙元山山頂に到着。目の前には、葉山の家並み、ヨットが浮かぶ相模湾、江の島、鎌倉の街並み、伊豆半島、さらに伊豆半島の上に富士山がそびえ、素晴らしい景色。コンロで湯を沸かし、ドリップコーヒーを飲みながら絶景を堪能する。
この山頂は以前放映されたテレビドラマのロケ地になったところで、その展望の良さ、アクセスのしやすさ、また春の桜で有名だ。今回は仙元山から三浦アルプスを歩き、相模湾から東京湾まで三浦半島を横断するという企画で、東京湾近くの乳頭山を目指して仙元山を後にした。すぐに最大の難所、247段の木段が現れたが、全員難なく登り切る。その後昼食をとる送電線鉄塔下までは、三浦アルプスの長い長いアップダウンが続いた。展望がなくやや退屈だが、奥多摩の山と違い、南国を思わせる多数のツルや、常緑樹のヤツデ、アオキ、さらに背丈ほどの竹が登山道わきに茂り、南国の趣があった。昼食後、乳頭山に登頂。山頂からは田浦港、横須賀本港が近くに見え、遠くは横浜ランドマークタワーや千葉のコンビナートも見えた。下山はロープを使うとこともあったが、全員無事下山し解散した。


仙元山への登り



仙元山からの眺望 広角24oの画角で撮影 富士山の右手の島は江の島



望遠レンズで撮影 来年のオリンピックではここからヨットレースを観戦できるだろう



仙元山で景色を楽しむ



247段の階段を登る



昨年の台風の影響 登山道には倒木があった



乳頭山からの眺望 左手奥は横浜、右手の湾は田浦港



乳頭山で景色を楽しむ



下山途中の梅林の梅はまだだがスイセンが咲いていた


今回のルートは京急提供のハイキングマップに掲載されており、冬に歩くには適当なコースであった。また家族を連れて仙元山だけ登り、景色を楽しんだのち、葉山、逗子の海岸で遊ぶのもお勧めである。 (完)



鶴ヶ鳥屋山 1374.4m


2018年12月1日(土)
天候:晴れ

高尾駅に新人、他山行会からの参加者を含む総勢21名が集合。笹子駅で下車し、駅前で準備体操。冬晴れの青空の下、まずは林道を進む。熊出没の看板が立つ林道の終点で、いよいよ登山道に入る。
船橋沢に沿って進み、渡渉を繰り返す。沢から離れると急登が待っており、この勾配は今年の流行語の「半端ない」でした。林道を横切ってもさらに急登が続き、出発から約2時間40分要してようやく尾根の宝越えに到着。尾根は風が強く、皆ヤッケを着こむ。麓から尾根までの広葉樹はほとんど落葉、尾根の北側には滝子山、南南西に三つ峠山と富士山が樹間から見えた。小さなアップダウンを繰り返し、きれいなブナ林を抜けると、鶴ヶ鳥屋山山頂に到着した。


笹子駅前で準備体操



船橋沢を何回も渡渉する



植林帯の急登



山頂に続く尾根道、すべて葉が落ち木々の間から富士山が見える



富士山と三ツ峠山



左から富士山、三ツ峠山、尾根伝いに西ある本社ケ丸


集合写真を撮った後、南に開けた山頂の一角で富士山を見ながら昼食。急登を登った甲斐があったというものだ。柿、リンゴなどがどんどん皆に回される。よくまあこんなに持ってきたものだ。


昼食時に回ってきた大量のりんご 旨かった〜。

下山がこの山行のハイライト。頂上から少し降りた所にとんでもない急斜面と、滑りやすい一枚岩があるのだ。
会員数名が先行してロープを設置。全員が通過したらロープを撤収し、下山している一行を追い越して次の急斜面にまたロープを設置。なんとか無事降りることができた。下山口にていったん解散し、初狩駅まで各自のペースで歩いた。


この山行の核心部、ロープ伝いに急斜面を下る



急こう配を降りてほっとし、振り返って見た鶴ヶ鳥屋山頂



下山口近く


この山を侮ってはいけない。高度差も700m以上ある上、登り下りとも急斜面があり、それ相応の準備が必要。しかし、富士山と三ツ峠山の両方を眺められ、富士山を目の前に見ながら山頂で休憩できるなど魅力もいっぱいの山である。  (完)



荒船山 1423m(最高点 経塚山)


2018年11月10日(土)
天候:ガスのち晴れ時々曇り

20名の会員を乗せたマイクロバスは雲が空に浮かぶも日差しがまぶしい関越道を離れ、上信越自動車道へ。上天気を期待したが荒船山に近づくとあたりはガスに覆われ始めた。準備体操の後、登山開始。
足元は前日の雨が多かったようでかなりぬかるんでいる。少しすると岩壁が現れた。鋏岩修験道場跡だ。
一杯水と呼ばれる水場を通過し、岩場の急登を越えると笹原の平坦地に到着した。到着と同時にガスは取れ、日が射すようになった。荒船山はテーブルマウンテンの形をした特異な山容を呈しており、その山容から荒海を超える船にたとえられ、その船尾の艫に当たる艫岩に到着したのだ。
艫岩の展望台付近は断崖絶壁で過去転落死亡事故が何件も起きている。展望台の淵には花束が置かれていた。ガスが取れた艫岩からの180度の眺めは素晴らしかった。昼食後、船の船首に当たる荒船山の最高点の経塚山を往復。下山は相沢分岐から中の宮経由でマイクロバスが待つ相沢登山口に下り、入浴後全員無事西東京市に帰着した。


ガスの中を九十九折に登る



鋏岩修験道場跡



岩場の急登



トモ岩近くの笹原の平坦地



艫岩展望台からの180度の眺望



テーブルマウンテン荒船山の山頂 経塚山



下山途中には紅葉も楽しめた



ふかふかの落ち葉を踏みしめて相沢登山口を目指す


この山は個人山行だとマイカーを使って内山峠からのピストンになってしまうが、マイクロバスが使えるお陰で下山は違ったルートを取れ、又入浴する時間的余裕もあり、山行会の良さを改めて感じるた山行であった。  (完)




秩父古道・ミューズパーク


2018年10月20日(土)
天候:晴れ

1週間ほど続いた曇天から解放され、晴れ間の見える天気に旅の楽しさが期待された。
参加者は、直行組も含め21名。西武秩父駅に定刻に着き、混雑が予想されたバスには全員が座れ、本日の最高点ミューズパーク中央に到着。直ぐにミューズの泉前で集合写真を撮影。偶然開催にぶつかった「秩父はんじょう博」の屋台列の人混みの中を歩き始めた。期待されたイチョウの色付きは、台風の影響を受け、葉が少なく迫力に欠けた。


最高地点のミューズパーク中央、良い天気だ



秩父はんじょう博が開催されていて道の両側に屋台が並び混雑していた


展望台へのアプローチは人の少ない林道で、癒される。展望台では秩父の街を見下ろし、後半のルートを確認し、第23番札所音楽寺へと向かう。梵鐘の音が美しくこの名がついたと云われる寺は、音楽関係者の信仰が厚く有名・無名の芸能人の祈願とお礼参りが多いとの事。江戸巡礼古道にある13賢人の石像を拝み、本日の昼食の予定地百花園東屋に向かう。


展望台からの眺望 武甲山が良く見える



音楽寺の梵鐘 本当に音が良いか試してみた



江戸巡礼古道にある13賢人の石像


次の目的地武甲酒造は見学予約をしているので、余った時間を利用し、途中にある第16番札所西光寺に立ち寄る。武甲酒造に定刻に到着。店主の簡単な酒造工程の案内の後、待望の利き酒タイムに入る。



西光寺



武甲酒造



我先にと試飲する


最後の秩父神社で15時に解散した。

秋の一日、のんびりと古道を散策、酒蔵で試飲と買い物。秋を満喫した一日でした。 (完)




爺ヶ岳 2670m・鹿島槍ヶ岳 2889m


2018年10月5日(金)−7日(日)
天候:3日間共 晴れ時々ガス

台風25号の接近で登山可能かどうか危ぶまれたが、中日の6日が晴れの予報なのを頼みに、山荘に停滞を覚悟で予定通りマイクロバスで西東京を出発した。参加人数は14名。
一日目は扇沢の柏原新道を種池山荘まで。二日目は爺ヶ岳中峰、冷池山荘を経て鹿島槍ヶ岳をピストン。三日目は種池山荘から柏原新道を下るというコース設定で、天候により適宜変更することとした。

一日目
金曜日なので順調に登山口到着。曇り空だが柏原新道の紅葉は盛りで、登るに従い雲の合間から青空が覗き、眼下に扇沢の駐車場も見えた。樹林帯を抜けると左手に岩小屋沢岳が現れ、針の木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳などのアルプスの景色に皆『これだけで充分』と慰め合う。台風のせいか道は空いていてた。
最初と最後に少し急登があり不調者も出たが、荷を分担して無事種池山荘に着く。山荘前はチングルマの紅葉とハイマツが美しい。あと週間の営業なので生ビールが900円→500円に値下げ、満員の筈が、キャンセルか多いのか、個人客も疎ら、3階の団体部屋は貸切状態であった。


柏原新道、登りはじめ。まだ緑が多い



途中のケルン。稜線上に種池山荘が見える



眼下に扇沢、そのずっと奥に針の木岳、スバリ岳も見える



柏原新道の紅葉  背景に鳴沢岳、岩小屋沢岳の稜線



赤、黄、緑のコントラストが素晴らしい!



中途は「水平道」と呼ばれる比較的緩い登りを行く



山腹にかけられた錦繍を思わせる紅葉に足が止まる



稜線上に建つ目的地の種池山荘、この最後の登りがきつい



山荘前のお花畑、赤く色付くチングルマの草紅葉、雲がどんどん流れていく

二日目
夜中は強風で窓もガタガタ鳴っていたが、朝には青空が広がり、雲海の遥か先に浅間山、富士山、南アルプスが浮かぶ。6:20爺が岳に向かって出発、20分程で振り返ると、デーンと立山・剱岳の雄姿が!! 皆歓声を上げる。出発から45分で南峰到着、剱をバックに写真撮影。



5:27AM  種池山荘前からの展望。富士山、南アルプスが良く見えた



爺ヶ岳」南峰  「みんな、写真撮るよ〜」  剱・立山連峰が素晴らしい


中峰から巻道に降り、稜線沿いに冷池山荘、鹿島槍ヶ岳を望みながらしばらく下降。右側が切れ落ちたところもあり、注意しながら進むとようやく冷乗越。ここから冷池山荘、布引山、鹿島槍ヶ岳南峰へずっと登りになる。山荘で休憩後、少しピッチを上げる。右下には大町の街を、左前方には遠く日本海と能登半島を望みながら稜線を登って行く。両側の谷には黄葉・紅葉の中に岳樺の白が踊っている。布引山頂はスルー。稜線の東からガスがどんどん上がってくる。ガスより先に山頂に立とうと皆頑張る。
11時ジャスト、鹿島槍ヶ岳南峰に登頂 !! なんと冷池山荘から2時間、コースタイムより20分も早く登頂した事になる。皆感激して各々写真を撮ったり、360℃の眺望を堪能した。


紅葉に縁どられた池の横を通って冷池山荘に向かう バックは爺ヶ岳の三峰



鹿島槍ヶ岳南峰直下  ガスがかからないうちに山頂を目指す



山頂近くから望遠レンズで撮影した剱岳 さすが「岩の殿堂」、すごい迫力!



登ってきた尾根を望む  遠くに北アルプス最深部の山々



山頂から望む五竜岳 背後に遠く白馬三山


昼食後下山開始。今度は剱岳を右手に同じコースを戻る。冷池山荘から爺ヶ岳への登り返しがきつい。
ハイマツの間をホシガラスが飛ぶ。道のわきにホシガラスの食卓と思われるハイマツの実の食べかすが大量にあった。15:45に種池山荘帰着。予報が外れ雨も降らず風も吹かず、暖かい1日だった。
陽が沈むと空にはまた雲が立ち込め、幻想的で見事な夕焼けを観ることが出来た。これも台風のお蔭か。鹿島槍までの稜線歩きや北アルプス3千m級360度の展望は、全く癖になるほどの素晴らしさだ。



爺ヶ岳に戻って望む鹿島槍ヶ岳 左が南峰 赤い屋根は冷池山荘



種池山荘からは見事な夕焼けを見ることができた


三日目
夜中は前夜に増して山小屋ごと吹き飛びそうな物凄い大嵐だった。その中でも鼾をかく猛者もいた。ところが朝になると再び快晴!! 北陸新幹線や大糸線も止まったというのに、どうしたことか。一度も雨具を使う事なく、本当に今回はラッキーだった。連休残り2日が晴れ予報なので、大勢の登山客が次々に登って来て、すれ違いが大変だ。軽く百人以上とすれ違っただろうか。種池山荘の生ビールも今日は500円→700円に値上がりらしい。お蔭でブルーベリーを食べたり、紅葉の写真を撮ったり、余裕を持って下りることが出来た。さらに幸運なことに途中で虹も見られた。


6:25AM 雨が上がり晴れてきた!



柏原新道の難所のガレ場  落石に注意して速やかに通過する



モミジのグラデーション



爺が岳登山口に帰着

10:15マイクロバスが待つ駐車場に無事到着。帰りは入浴と美味しい善光寺新生蕎麦2段、栗ご飯のセットを楽しみ、上信越道経由で西東京市に16時半頃戻った。(完)




黒川山 1710.1m・鶏冠山 1716m


2018年9月8日(土)

天候:曇り時々雨

黒川山、鶏冠山は甲州から奥多摩に抜ける国道411号線の最高点、柳沢峠から東に張り出した尾根にあり、昔甲州金の主産地であった。公共交通の便が悪く、また今回のように登山口と下山口が違う場合、車での登山も難しい。今回は24名の参加者を得てマイクロバスにて中央高速から登山口の落合へ。
時折小雨が降るなか、緩やかな広葉樹の中を登る。台風による強風のためか登山道に倒木が多い。
登るにつれ登山道の両側や倒木、石の上に苔が目立ってきた。北八ヶ岳を思わせる。
道標がある開けたところに荷物をデポし、鶏冠山山頂にて集合写真。南しか開けていないが、ガスがなければ目の前に大菩薩嶺が見えるはずであった。道標に戻り少し登ると黒川山の三角点、さらに進むと展望台。
ここで昼食。生憎稜線には雲がかかっていたが、晴れていれば雲取山からの奥秩父の山々、南アルプス、大菩薩、御正体山などが楽しめる。
下山は横手山峠、六本木峠を通ってバスが待つ柳沢峠へ。下山ルートは針葉樹や少し下がるとヤマブドウなど多様な植生を観察できた。帰りは入浴後青梅街道経由で無事帰宅した。


快適な紅葉樹林帯を登る



登山道には多くの倒木があった



これ、苔です。 ずいぶん背が高く大きな苔



苔むした岩の間を登る



鶏冠山山頂の祠



黒川山頂上付近にはいろいろな種類のキノコが見られた



黒川山展望台からの眺望、奥秩父の山々



下山道にあった苔むしたイタヤカエデ


名山ではあるがなかなか個人では行きにくい山の一つである。登山道はほとんど土の道でよく整備され登りやすい。コナラ、ブナ、ヤマブドウなど木の種類が多く、新緑、紅葉の時期に又訪れたい山である。(完)




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