外貨兌換券 (FEC = Foreign Exchange Certificate) (現在は廃止)
下記、外貨兌換券は中国政府が外貨を管理するために1979年に導入した紙幣。
当時、中国では外国人が観光や商用で外貨を両替すると渡される外貨兌換券(FEC)と一般の中国人が使用する人民幣(RMB)の2種類の通貨が流通していた。
外貨兌換券は再び外貨に両替できたが、人民幣は外貨に両替できなかった。
額面の価値は同じだったが、外貨兌換券は人民幣で買えない外国製品が買える等の理由で、中国人が外貨兌換券を入手しようと、闇両替が多くなる。
闇両替のレートは、FEC1元=RMB1.5〜1.8元程だった。
しかし、1995年1月1日に外貨兌換券はすべて廃止になり、人民幣に一本化された。
現在、外国人にも人民幣が渡され人民幣から外貨に両替することも可能になった。(ただし、再両替は6000元まで。両替の時に発行された両替証書が必要。) |
紙幣イメージ(表) |
紙幣イメージ(裏) |
券 種 |
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兌換券 100元札 (170mm×70mm) 表:万里の長城の風景 裏:外貨兌換券の説明 |
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兌換券 50元札 (170mm×70mm) 表:桂林・象鼻山の風景 裏:外貨兌換券の説明 |
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兌換券 10元札 (164mm×66mm) 表:揚子江の風景 裏:外貨兌換券の説明 |
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兌換券 5元札 (158mm×62mm) 表:黄山・迎客松の風景 裏:外貨兌換券の説明 |
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兌換券 1元札 (152mm×58mm) 表:杭州西湖・日月潭の風景 裏:外貨兌換券の説明 |
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兌換券 5角札 (134mm×52mm) 表:北京・天壇公園の風景 裏:外貨兌換券の説明 |
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兌換券 1角札 (128mm×48mm) 表:貴州・黄果樹大瀑布の風景 裏:外貨兌換券の説明 |