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Since: Oct. 3, 2002
Last updated: June, 2012

参考図書集
References

手元にあるお薦め参考図書を書き出したアラカルトです。徐々に補充します。

0. 光の科学全般、光エレクトロニクス、量子エレクトロニクス、レーザ物理



1. 光エレクトロニクスから光半導体エレクトロニクスの、科学と技術

半導体の電子物性 (エレクトロクスから光エレクトロニクスの大部分)

  • 御子柴宣夫、半導体の物理、1982年、培風館
    工学部の初心者向けに執筆された、半導体の電子物性の教科書。

  • C. Kittel, Introduction to Solid State Physics, 7th ed., 1996, John Wiley and Sons, Inc.: 固体物理の世界標準教科書
    最初から全て読む必要は、無い。狙いを定めて学ぶ場合は、濃く解説する教科書・良い図表を豊富に含む教科書のほうが、判りやすい(ことが多い)。

  • 豊田著、半導体の科学とその応用、裳華房
    かなりコンパクトな、半導体物理の入門書
 

光半導体エレクトロニクス

  • B.E.A. Saleh and M.C. Teich, Fundamentals of Photonics, second edition, John Wiley and Sons, Inc., 2007.
    比較的最近の世代の教授が網羅的に執筆した入門書。

  • Amnon Yariv, Optical Electronics in Modern Communications, 5th edition, Oxford University Press, 1997.

  • 米津著、光通信素子工学、1984年、工学図書。
    やや古いが、半導体光デバイス工学分野で人気の高い入門書。

  • 永井治男・安達定雄・福井孝志、III-V族半導体混晶、1998年、コロナ社。

     

  • 中澤・鎌田編、光物性・デバイス工学の基礎、1999年、培風館。
    量子力学初歩から光デバイスまでをコンパクトにまとめた入門書

  • 針生尚著、光エレクトロニクスデバイス、1990年初版/1999年改訂版、培風館。
    化合物半導体の<混晶組成・バンドギャップ・格子定数>対応図、ヘテロ接合・励起電子閉込め作用などが含まれる。
    導波路構造とその原理が、無い。
    学部3年生専門科目用にコンパクトな入門書。

  • 西原・裏著、光エレクトロニクス入門、1997年初版、2005年改訂版、コロナ社。
    導波路構造とその原理が、有る。
    ヘテロ接合・励起電子閉込め作用は、かなり簡略(6.4.3節)。
    化合物半導体の<混晶組成・バンドギャップ・格子定数>対応図が無い。

半導体レーザ

  • 前出の米津著、光通信素子工学、1984年、工学図書

  • 伊藤良一・中村道治編、半導体レーザ -基礎と応用、1989年、培風館

  • 沼居貴陽、半導体レーザ工学の基礎、1996年、丸善

  • 栖原敏明、半導体レーザの基礎、共立出版、1998年


導波路構造(xyz直交座標導波路と円筒導波路)と導波モードの理論モデル
導波モード: シングルモード・高次モード・マルチモード。
進行方向に直交するx軸横モード・y軸横モード、進行方向: 縦モード。
xyz直交座標導波路: 半導体レーザ、半導体光増幅器、EAM光変調器、LN光変調器、フォトニック結晶導波路。
円筒座標導波路: 光ファイバーケーブル、光ファイバー増幅器、フォトニックファイバー。
(導波モードの理論モデルは、基本的に、入出力に対して線形、かつ、受動的な理論モデルである。)

  • D. Marcuse, Theory of dielectric optical waveguides, Academic Press.

  • 小柴正則、光導波路解析、朝倉書店。

  • 河野健治・鬼頭勤、光導波路解析の基礎、現代工学社。


光通信分野の光エレクトロニクス(概要解説書)

  • 末松安晴・小林功郎、フォトニクス -光エレクトロニクスとその進展-、2007年、オーム社


  • 土屋・三上編、半導体フォトニクス工学、1995年、コロナ社
    詳しく、かつ、幅広い専門書

  • 末松・伊賀著、光ファイバー通信入門、改訂3版、1989年、オーム社
    半導体光通信デバイスの入門書


2. 光パルス信号発生・制御・伝播、非線形光学、レーザ物理


3. 超高速 光ロジックゲートの先端研究


4. 光情報通信デバイス工学からシステム工学まで





5. 技術論文を執筆し、研究結果を発表する時に

[本格的な手引き書] [入門編]

6. 実験技術、シミュレーション技術



7. 現代の科学と技術の源

[量子力学の草創期〜原子核分裂〜宇宙物理] [電子、光子、量子力学、フェルミ分布とディラック分布] [量子力学に端を発した材料科学の多彩さ] [トランジスタ革命の草創期]
[閑話休題: 科学から技術へ、技術から文化へ、文化から科学へ...]
電子工学以外の科学技術(生命工学、地球史、宇宙、社会科学、言語と哲学)を広く見渡しつつ、
科学技術における「未来の電子工学の位置付け、これからの新たな創造」を試みていきます。

8. 常用辞典・辞書




電気通信大学 電子工学専攻/電子工学科 上野芳康
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