Vol.9

    発 行:破竹会幹事会
                                発行日:2003.4.1  

=はじめに=
 新しい年も早くも3ヶ月が過ぎ、春の気配を感じるようになりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて昨年9月の連休に地方総会が開催され、参加者は楽しい一時を過ごしました(その様子はHP上にて!)。
次回は東京での卒後20周年記念総会となります。役員一同、さっそく準備に取り掛かりはじめました。会員の皆様の参加、お手伝い、よろしくお願い致します。
今号では総会の報告、勉強会の予告などを掲載致しました。

【破竹会幹事会】

=鈴木聡行会長挨拶=
 皆様、お元気ですか?それぞれの地域でそれぞれの立場で、毎日忙しく過ごされていることでしょう。早いもので前回の破竹会通信を発行してから2年が過ぎようとしています。日々次々と出来事や事件が起こり、いろいろなことに一喜一憂し、さまざまなことを考えさせられ、あの感動ですらあっという間に忘却の彼方に消え去る2年間だったような気がしています。情けないことに世の中の動きについて行けず、傷口の痛みにただ慣れる事を強いて過ごしている自分を見つけたそんな日々でありました。21世紀への期待も現実の厳しさに若干の影を感じる今日この頃ですが、未来への希望や提言をしっかりと意識し信じて、毎日の糧として生きて行きたいと思っています。私たちの日々の臨床は、目の前に居る患者さんに現在の医療水準に照らし相応の医療を提供することでありましょう。最先端の医療に執念を燃やし、専門性の追求は医療人としての心得であり、姿である一方、患者さんにとって1番身近なかかりつけ歯科医としての機能を身に付け全人的医療を目指し、血圧や体温という生活医療の一つとして口の健康を通して患者さんとコミュニケートできる歯医者で居たいものです。EBM, PTC, PMTC, 3DS, POHC, OHC, ADL, QOL、市民の目線に立った施策、ノーマライゼーション、ヘルスプロモーション、健康日本21、健康つくり、介護予防、医科・福祉との連携、チーム医療、地域医療と、歯科界には専門性とより分かりやすい必要性と社会性が求められています。今一度地域における自分自身の社会的立場を考えてみてください。歯科的関わりの必要性がより認知され、裾野の広がった歯科界になって行くことを願うのは私だけでしょうか?
破竹会におきましては、9月に石川県片山津温泉で第8回破竹会総会を開催し、盛会となったことをご報告いたします。これもひとえにご尽力下さいました新谷夫婦、牧野君をはじめ役員幹事の皆様のお陰だと感謝いたしております。今回は所用にて残念ながら出席できませんでしたが、参加した人の話を聞いていますと、私たちの繋がりはより強く深くなり熟成を始めているようです。次回は卒後20年という節目の総会になります。沢山の方にご出席いただけるような企画運営の検討をしたいと思っていますので、ご期待ください。今後も会員皆様の情報を出来るだけ早く正確にお伝えできるよう執行部一同弛まぬ努力をしてゆく所存ですので、ご理解ご協力の程宜しくお願いいたします。

                                             【会長 鈴木 聡行】

=第8回破竹会石川総会を終えて=
 かねてより地方総会を進めてまいりました第89期破竹会は二回目の地方総会(第8回破竹会総会)を9月21日に石川県の加賀温泉郷にて石川県在住の新谷博明、京子夫妻のお世話で行いました。当日は土曜日であるのを考慮し、交通手段につきましては各自がスケジュールに合わせ手配して集まり、宴会場となる宿のみを幹事が予約しました。男性陣の一部は羽田を午前8:40に出発し、午前、午後と金沢を観光したり、名古屋、神戸と車で来る会員もおり、各々がそれぞれのスケジュールで無事、到着。総勢21名の参加で日本海の素材を生かした料理に舌鼓を打ち、時間の経つのも忘れて酒を酌み交わし、お互いの近況や昔話などで大いに盛り上がりました。翌22日は金沢観光、富山県観光に別れ、私たちは富山県在住の牧野 明君のガイドにより砺波、彫刻の町井波と見学し、その夜は世界遺産として有名な五箇山合掌造りに宿泊、宿主とコキリコ節を唄いながら、山菜料理やいわなの骨酒を楽しみました。翌23日は高岡市内の牧野君のご自宅を勝手に訪問、ひと休みをさせていただき、帰郷いたしました。地方総会の目的は会員の親睦はもちろん、普通の旅行では体験できないその地方ならではのものを体験させて頂くことも大事な目的となっております。次回は卒後20周年の記念となりますが、引き続き地方総会も企画していくつもりです。

【谷口 誠】

=破竹会石川総会旅行のご報告(1)=
 去る、平成14年9月21日に破竹会石川総会が開催されました。それに伴い早出組の怪しいオヤジ4人組(谷口、堤、丸島、渡邉(武))で金沢観光をしてまいりました。汗ばむほどの晴天の中兼六園や武家屋敷を散策して、NHK大河ドラマ「利家とまつ」で一躍脚光をあびた加賀百二十万石の歴史と文化に触れ、お昼には小料理屋でビール片手に美味しい加賀料理を堪能致しました。金沢市内は清潔でよく整備されており、道路脇に流れる用水路には魚が泳いでいて旅人の心を和ませるたたずまいを見せておりました。
 夕刻より石川県加賀温泉郷のホテル佳水郷にて総会、懇親会が開催され、会員、家族の総勢21名が参加いたしました。皆の近況報告や診療の話などで大いに盛り上がり、2次会、3次会と時間の経つのも忘れて酒を酌み交わしました。
翌22日、女性陣は新谷夫妻の案内で金沢市内観光へ、川崎一家(親子4人)、谷口、堤、平井、丸島、渡邉武之の9名は現地幹事の牧野君の案内で富山観光へ向かいました。この日はあいにくの曇り空でしたが、小松空港で航空自衛隊による航空ショーもあり、道中ブルーインパルスの曲技飛行も観られました。名物の小鮎の塩焼きに舌鼓を打ち、井波の彫刻村、瑞泉寺、彫刻博物館を観光、夜は世界遺産五箇山の合掌造りの民宿にお世話になりました。五箇山の民宿では宿のお爺さんに「こきりこ節」を習い、「岩魚の骨酒」や「ぶなこけ(キノコ)酒」などの珍しいお酒に一同酔いしれて深夜遅くまで盛り上がり親交を深めました。23日は和紙の里、高岡市内、まきの歯科、牧野君宅などを見学して、最後に氷見の港でお土産を買って無事帰途につきました。
 今回の地方総会に参加して地元を愛する幹事さん達のもてなしに感動し、いつまでも変わらぬ友情に触れ、本当に参加して良かったとつくづく思いました。今回参加出来なかった皆さんも次回には是非参加して、この楽しいひとときを一緒に共有しようじゃありませんか。今回お世話下さった新谷ご夫妻、牧野君に新ためて感謝致します。尚、旅行の詳細は破竹会HP:http;//www1.ttcn.ne.jp/~Hachiku-kai/で総会速報にて紹介しております。重ねてご覧下さい。

【堤 正幸】

=破竹会石川総会旅行のご報告(2) 小松、金沢にて= 
 天候の崩れが予想されていたにもかかわらず、日頃の行いが良いのか何とか3日間雨にも見舞われず過ごすことができました。21日先発隊よりやや遅れ午後に金沢入りをした私と伝田さんは4〜5度目の来訪であった為今回は趣を変え東山の方へ足を伸ばしてみました。両脇に御茶屋が並ぶ風情はいかにも城下町といった感がありました。その一軒の御茶屋を改築した食事処に入り、昼食を取りましたが、中は昭和といっても前半の頃の建物であろう、内装をあまりいじらず黒光りのする階段を昇り格子戸の窓から外を眺めゆったりと食事しました。夕刻宿に着き続々と顔ぶれがそろい総会が始まりました。会の途中牧野君が用意してくれたスライドショーは郷土色たっぷりで見ごたえのあるあるものでした。近況報告がなされ日付が変わるまで語り明かせたのも宿泊ならではの事でしょう。仕事に趣味に精力的に活躍する牧野君、幼稚園に入ったお嬢さんの話になると目を細める丸島君、3人の男の子の母となり孤軍奮闘している様子が目に浮かぶ旧大国さん妻の采配も夫の実力のうちと言われ恥ずかしそうにしていた旧牧野さん。20年以上のお付き合いの中少し違う顔を垣間見たような気もします。5年10年ぶりに会ったとしてもそのブランクがすっと埋められ学生の頃にプレイバックできるのも同級生だからこそと実感しました。卒業してすぐの頃より今のほうが皆に会いたいと思い同窓会がより楽しみになってきたのは私ばかりでしょうか。
さて翌22日二日酔いもなく9名程で金沢市内の観光へと向かいました。兼六園の内側、ほど高い所から市内を見下ろすと高層建築が少なく園の外観や雰囲気を損なわず調和されているような気がしました。忍者寺、利家とまつの記念館を巡りその夜私と伝田さん、佐久間さんは高岡市内に宿泊しました。翌日、ちょうど高岡の大仏祭りの開催中で私達3名は「大仏うどん」に未練たっぷりでしたが、飛行機に間に合わないといけないので後髪を引かれるように帰京しました。本当に 色気はどこかにふっ飛び食い気まみれの3人旅でした。
 最後に、今回役員の方の隅の席に座らせていただきずっと進み具合を見せていただきました。毎度の役員会でも飲んで騒いで帰って来るだけで何のお役にも立てなかったことをこの場を借りてお詫びしたいと思います。この旅行の企画が最初に話し合われたのは私の記憶ですと、2001年の春です。1年半の準備です。役員の方は本当に忙しい方ばかりなのに自分の時間を削って何度も話し合いを持ち、どうして皆の為にこんなに一生懸命でいられるのか不思議でした。それが旅行を終えて少しわかったような気がします。旅行は終わりましたが皆の笑顔が頭から離れません。携わった幹事の皆様本当にありがとうございました。次は区切りの卒20周年です。次回に繋いで多数の参加を心待ちにしたいと思います。

【海老沼 るみ】

=次回破竹会総会開催地について【第9回破竹会総会 卒後20周年記念総会】=
 昭和59年3月卒業の89期生による破竹会は、平成16年3月に卒後20年と破竹会発会満20年を迎えます。そこで、この時期に合わせまして第9回破竹会総会を、卒後20周年記念総会として開催したいと企画検討しています。
 現在の案としまして、東京ディズニーランド近辺のホテルで開催し、ご家族の皆様と共に記念総会を楽しみたいと考えております。その他につきましては未定ですが、沢山の方にご出席いただけるような企画にしたいと思っていますので、ご期待ください。

【会長 鈴木 聡行】

=会計報告=
 今回の総会は、出席者が少なく議案も無く、欠席者の委任状を取っていないので会計現状報告に留めさせていただきました。会計関係の報告事項として「平成14年度、15年度の会費各年度3,000円、合計6,000円を徴収いたしたいと思います。」旨の話を致しました。ですから、決算報告は致しておりません。
 以上、カッコいい話でした。ほんとは、「早く乾杯したい!」という会員皆様の視線に勝てず早口での報告でした。誰も、覚えていないだろうな?
 なお、前回の未承認となっている会計報告につきましては次回の総会にて承認をお願いする予定です。
 平成12・13年の年会費は105名の方に振込を頂きました。未納の方は今回の会費と共に是非近日中にお振込ください。 振込用紙を同封いたします。破竹会運営上必要な財源ですのでご協力の程、よろしくお願い致します。
 ご質問等がございましたら、下記までお願い致します。
納入方法  : 郵便為替        
口座番号  :   
加入者名  : 破竹会
振込額   : 6,000円 手数料は各自御負担ください

          【会計 渡邉 武之】

=会務報告=(平成12年6月26日以降)

平成12年 9月24日  平成12年度第2回破竹会役員会  水道橋病院
平成13年 1月21日  平成12年度第3回破竹会役員会  水道橋病院 菩提樹
平成13年 4月 8日  平成13年度第1回破竹会役員会  日立製作所 大崎クラブ
平成13年 9月 9日  平成13年度第2回破竹会役員会  水道橋病院口腔外科外来
平成13年12月22日  平成13年度第3回破竹会役員会  新橋
平成14年 4月21日  平成14年度第1回破竹会役員会  堤歯科クリニック
平成14年12月22日  平成14年度第2回破竹会役員会  日立製作所 大崎クラブ

【堤 正幸】

=第7回破竹会勉強会のお知らせ=
    日時  2003年5月11日(日) 午前10時より
    場所  東京歯科大学 血脇記念ホール
    講師  大川 由一先生(千葉県立衛生短期大学 助教授)
    演題  未定

【勉強会委員 平井 基之】

=破竹会メーリングリストのご案内=
 破竹会ではメーリングリスト(登録者にメールを自動配信するシステム)も活用しており役員会の連絡、日常臨床での問題、社会一般にわたり活発な意見交換を行っております。もちろんこれも無料です。
 参加ご希望の方は常磐修君に参加希望のメールを送って下さい。

 尚、破竹会専用の掲示板はその役目を終え廃止いたしました。
 また、昨年11月より破竹会HPに同窓会HPへの相互リンクを貼りましたので、同窓会HPも併せてご覧下さい。
  破竹会HP  http://www1.ttcn.ne.jp/~Hachiku-kai/
  破竹会ML 89kai @egroups.co.jp

【HP管理委員 堤 正幸】

=同窓会本部情報委員会からのお知らせ=
 この度、同窓会本部情報委員会では同窓会HPを刷新致しましたので是非ご覧下さい。現在、随時更新していますのでご意見、ご希望もお寄せ下さい。
 また、各支部、各クラス用のスペースを用意致しました(「会員のページ」→「支部だより、クラス会だより」)。 これはHPのように管理が必要なものではなく、画像付き電子掲示板(BBS)の形で提供されますのでどなたでも気軽にお使い頂けます。但し、管理を容易にするため管理者用パスワードを発行します。各支部の方々、各支部における活動内容を是非、掲載し活用して下さい(現在準備中です)。  
 尚、現在は試用として「会員のページ」→「クラス会のHP」に掲示板を用意してありますので、そちらをご利用下さい。パスワードは「XXXX」です。パスワードの管理は慎重にお願いします。

 東京歯科大学同窓会ホームページURL:http://www.tdc-alumni.jp

【同窓会本部情報委員会  常磐 修】

=破竹会通信の送信方法の変更について=     
 「破竹会緊急通信」は電子化し3種類の方法でお送りしてきました。
 これまで印刷、発送していた「破竹会通信」「勉強会案内」等も次号より電子化し、「e-mail(メーリングリスト)」と「ハイブリッドメール」による送信に変更致します。ページ数が多い場合等は従来通りの印刷版を発刊致しますが、労力、経費削減のため、ご理解、ご協力をお願い致します。今までも印刷は鈴木会長の知人に依頼し非常に安価で行うことができていました。また、発送作業は鈴木デンタルクリニックのスタッフの方々にお願いしていました。
 ご存じのようにe-mailによる送信は無料ですのでe-mail addressをお持ちで常にメールをチェックされている方は是非、メーリングリストにご登録下さい。
 受信方法の変更等がありましたら常磐までご連絡下さい。 

【通信委員  常磐 修 本郷 貴士】

=仲野好夫君、厳島神社で能を舞う!=
 広島県安芸の宮島の、世界遺産に認定された厳島神社の国宝能舞台において、毎年4月16日〜18日に桃花祭神能という御神事の能が奉納されます。翁付き五番立てという全国的にも稀な格式のある形式で3日間にわたって執り行なわれる由緒のある御神事能です。昨年その最後を飾ったのが仲野好夫君の舞う五番目の能「野守」であります。
 ご存じの様に宮島厳島神社国宝能舞台は、現存する能舞台の中でも古いものであり、海面上にあたかも浮いているように設えられたとてもユニークな舞台です。また厳島神社には国内有数のすばらしい能面・能装束が所蔵されており、この年1度の御神事の時に惜しげもなく使用されます。仲野君は東歯の謡曲部に所属し、その後も活動を続け、興業ではない、あくまでも御神事のこの晴舞台にプロに混じって数少ないアマチュアとしての参加でした。
 忘れ去られがちな日本の伝統芸能を守り続けている同級生がいたとは!とても誇りに思うとともに、これからのご活躍を楽しみに、次回の出演のご連絡を心待ちにしております。

=訃報=

・平成13年2月28日  佐藤滋君御尊父  佐藤眞様 御逝去
・平成13年5月21日  奥住守彦君御尊父 奥住光治様 御逝去
・平成13年6月20日  北村信隆君御尊父 北村梧朗様 御逝去
・平成13年7月20日  渡辺千秋君御尊父 渡辺武様 御逝去
・平成13年8月24日  金子俊哉君御尊父 金子公哉様 御逝去
・平成14年2月7日   田口知義君御尊父 田口長博様 御逝去
・平成14年4月9日   長内敬代君御尊父 張仁忠様 御逝去
・平成14年4月20日  山本一普君御尊父 山本二夫様 御逝去
・平成14年9月8日   常磐修君御尊父  常磐宏様 御逝去
・平成14年9月5日   登城宏司君御尊父 御逝去
・平成14年11月13日 林尚徳君御母堂  林尚子様 御逝去
・平成14年12月29日 高野(旧姓杉山)英子さん御尊父 杉山英世様 御逝去

 
            

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