Vol.2

発 行:破竹会幹事
発行日:1996.10. 6

=幹事会より=
 すっかり秋たけなわとなり、旬の味覚も勢ぞろいした今日この頃ですが、皆様もお元気にお過ごしのことと思います。
さて、11月23日の第5回破竹会総会も間近に迫って参りました。我々役員も久々の旧交を暖める楽しい会にすべく、準備を進めております。今回の『破竹会通信 Vol.2』は、破竹会総会、懇親会の最終案内と共に、創刊号で皆様にご協力を頂きました「破竹会アンケート」の集計結果と、その結果を踏まえた我々の活動方針につきご報告させて頂きます。 

=第5回破竹会総会最終御案内=
 天高く“私”肥える秋にならないようにダイエットに励んでおります。(谷口談)
 さて過日破竹会通信創刊号にてご連絡致しました総会、懇親会、二次会の最終案内をさせて頂きます。前回のアンケー卜によりますと前総会を上回り、会員 l53名中、出席者 l00名、二次会出席者51名と、連休中にもかかわらず多数の出席が見込まれ今から楽しみのことと思います。また総会では“身近な破竹会”をどう目指すのか活発な討議を期待しております。そして懇親会では学生時代にお世話になった金光、仁田原、井出、名波先生をお迎えし昔話に花を咲かせたいと思います。
 つきましては出欠の最終確認を致しますので同封の葉書に必要事項をご記入の上、10月31日までに必ずご投函下さいますようお願いします。なお総会開始時刻が変更となりましたのでご注意下さい。                    

【鈴木聡行・櫻井 誠・谷口 誠】

    日時:平成8年11月23日(土曜日・祝日)
        午後3時30分  受付開始
        午後4時     総会       水道橋TDCビル二階 血脇記念ホール
        午後5時10分  記念撮影     水道橋TDCビル一階(東歯:03-3262-3421)
        午後5時30分  懇親会      東京グリーンホテル水道橋(03-3295-4161)
        午後8時     二次会      お茶の水 プラザ御茶ノ水2F
                          “わいわいPLAZA”(03-3295-4133)
        会費: 総会および懇親会  10,000円(夫婦会員の2人目、同伴者 5,000円)
        二次会         3,000円(一律) 
  会費振込:会費は前回と同様、前もってお振り込み頂きますので、参加される会(懇親会、二次会)の会費を下記の口座宛までお振り込み下さい。11月10日までに振込を完了してください。なおご不明の点がございましたらご連絡ください。
    

=卒業アルバム未掲載クラブ・同好会写真の別刷り作成について=
 破竹会通信創刊号にてご報告しました通り、今回アルバム未掲載クラブ・同好会写真の別刷りが完成しましたので同封致します。紆余曲折のあった卒業アルバムではありましたが皆様のご協力により卒後13年目にしてやっと完了することができました。ここにお礼を申し上げると共にご報告致します。

 【常磐 修】

=訃報=
 平成8年7月31日 傳田(旧姓 斎藤)ひとみさんご尊父  斎藤 利夫氏 御逝去
 平成8年9月29日 関根 弘 前東京歯科大学学長 御逝去
 

=会務報告=(平成8年5月13日以降)
 平成8年7月7日 破竹会アンケート集計、役員会のあり方について (水道橋病院にて、参加12名)
 平成8年9月9日 破竹会通信第2号、総会事前資料について    (水道橋病院にて、参加7名)
 平成8年10月6日 第5回総会、破竹会通信発送作業について    (水道橋病院にて、参加9名)


=アンケート集計結果=
 153名の会員中、143名からの回答を頂きました。以下にその結果を示します。 

《幹事会より》
─同窓会について─
 平成8年11月23日の破竹会総会に‥‥‥ □出席する     99名
           懇親会に‥‥‥‥‥ □出席する     100名
           二次会に‥‥‥‥‥ □出席する      51名
─会則の改正について─
 会の運営方法および年会費の徴収を含む会則の改正について‥‥‥
   □同意する                     121名
   □同意しない                      2名
      理由: 改正理由、年会費徴収理由を明示すべき・歯科医師として仕事をしていないため等
   □部分的に同意する‥‥                18名
      同意できない部分: 年会費に慶弔費を含めるべきでない・会計報告の詳細を見てから・
                  会費が高くなりすぎると困る・破竹会通信が立派過ぎる 等

 

《通信網管理委員会より》 
 @幹事会より提案した電話連絡網(別紙)につき‥‥
   □同意する                      137名
   □同意しない                       6名
         理由: あまり面識がない・緊急時の連絡とは?・県がまたがっている 等 
         希望事項: 県がまたがっているので修正して欲しい・緊急時に限定 等          
 AFAX 通信網の整備について‥‥
   FAX を‥‥□持っている                  113名
          □持っていない                   26名     
               □購入予定あり        11名
               □購入予定なし          5名
 B破竹会からの通信をFAX により送ることについて‥‥
   □希望する                      121名
   □希望しない                       23名
           理由: FAXをもっていない 等
     希望する場合‥‥
       ?送付先   □自宅 47名 ・  □勤務先 77名 ・  □その他 2名
       ?この夜間無鳴動送信システムに‥‥
              □同意する 100名 □同意しない 15名
 Cパソコン通信について‥‥
   □現在行っている                    25名
       使用コンピュータ: Macintosh  16名  Windows系 他 11名
       使用しているNet… NIFTY-Serve  16名 インターネット 9名
   □現在行っていない                   110名
     ?今後行う予定 ‥‥ □あり  45名  ・ □なし  55名
   □パソコン通信に関する資料を送って欲しい          47名
   □パソコン通信上の『破竹会会議室』への参加を‥‥ □希望する 27名 ・ □希望しない 34名   

 以上が集計結果です。その他の意見欄には近況報告の他、我々役員の労を労う励ましのお言葉も多数頂きました。
 一方、少数意見ではありましたが、破竹会の運営状態が分からない、会則改正案もないうちに改正に関するアンケートはナンセンスである、破竹会機構図なるものは総会の承認をもってできるはず、などの厳しい意見もありました。しかし、破竹会通信創刊号でご説明した通り、この機構については破竹会の活動を活性化するために暫定的に構築し、試行しつつ、問題点を洗い出す過程のものです。会則改正に関してもほとんどの方から同意を頂きましたが、皆様の意見を取り入れ、これらの試行期間を踏まえた上で慎重に検討を重ねていく所存です。


=アンケート結果に対して=
 アンケートに付随して皆様から頂きましたご指摘、ご質問に対して幹事会として以下のように回答させて頂きます。
《会の運営について》                        
 昨年の平成7年12月までは、定期的な幹事会等の会議は聞催せず総会開催年度に、開催準備の為の活動のみを行っていました。活動状況(会務)につきましては、総会毎に報告させて頂きましたが、これからは定期的に幹事会(役員会)を開催し、会運営の検討を実施し、その経過を破竹会通信を通じて皆様にお伝えしたいと考えております。また、今までは会計報告等も総会に出席された方にのみにお渡しし、欠席された方にはお送りしていませんでした。これからは破竹会通信と共に全ての方にお送りします。また、今回は現行会則を掲載致しました。
 運営の基盤となる事柄は、以下の5項目と考えております。そして、スローガンは「身近な破竹会」です。
   1. 会員情報の収集、整埋、提示(破竹会通信の発行)     2. 連絡網の整備、管理 
   3. 会費、共済の管理      4. 同窓会の開催      5. 記録、保存   
 破竹会通信創刊号に、会の運営を活発化させる為には、現行会則に規定されていない、執行部の増員を伴う明確な破竹会運営機構が必要であり、会務を円滑に遂行していく為には、会費の徴収など若干の会則改正を行わなければならない、と掲載させて頂きました。現行会則では、役員(会長、副会長、会計)3名が執行部(現在は、渡邊武之君が副会長と会計の代行2役)として会の運営を司ることになっておりますが、とても2名では153名のお世話はできません。そこで、世話人頭としましては、創刊号に掲載した『破竹会機構図』のような運営機構を作り、会務を遂行するに至りました。この機構も動きだしたばかりで流動的なものです。しばらくの試行期間を経て改善されるものと思われます。しかし前述したように現行会則では規定されていない役員構成であり、このような形で会務を執行するならば会則を改正する必要が生じてきます。その点を皆様にご理解頂き、ご協力をお願い致します。                        

【以上 会長 鈴木聡行】

《年会費について》
 現行の会則(平成2年10月13日改正)では『第9条 会費は、年1.000円とする。 第1項 平成2年度より10年間会費の徴収は行わない。』とあります。これは卒業準備委員会解散時に残金が2.481.429円(会員1人あたり16.218円)あり、これを破竹会会計に計上することにより、発生した条項であります。この会則により、平成11年度まで年会費を徴収しなくても、現在までの支出状態から予測すると残金がなくなることはありません。しかし確実に目減りしていきます。平成2年当時の銀行の定期預金の利率6%で計算しますと、年間利息150.000円(会員1人約1.000円)の収入が期待できましたが現実は皆様がご存じの通りです。平成12年度になってから年会費1.000円で年間会計収入152.000円では、今後の総会開催、不測の事態に対応しかねるのではないかとの意見が役員会ででました。資金が涸渇する前に必要最小限の会費を徴収し始めたいというのが我々幹事会の見解です。もちろんそのためには極力無駄な支出をせず、明朗な会計をお約束するものです。この点を踏まえた上で会費の設定、徴収時期を検討していきたいと考えております。

《会計報告について》                                   
 5頁に会計報告を掲載しました。昭和59年より、総会開催時に各年ごとの会計報告を行い、総会で承認を頂いております。第4回総会時(平成6年7月)の会計報告以降の現状を報告致します。                         

【以上 会計 渡邊武之】

《破竹会通信発行に関する諸経費について》                  

 今年5月に発送した破竹会通信創刊号発行に要した費用(破竹会通信印刷代、往信用封筒代、および返信用封筒代)は、会員一人あたり約176円と、破竹会アンケートを返送してもらうための切手代を含めた通信費 270円(往信190円、返信80円)の合計約445円でした。 今後同様の破竹会通信を印刷、郵送した場合に必要となる経費は約250円(印刷代150円、通信費80円、封筒代20円)と考えております。
 創刊号の発行に際して、その費用を極力抑えるため、いろいろ検討をし多方面に協力をお願い致しました。印刷に関しては、鈴木の知人(奥村裕二氏 協有社)の好意により紙代、封筒込みで 26.780 円と破格の料金で仕事を引き受けて貰い、今後の協力もとりつけております。また、返信用封筒に関しては、堤君のご友人より無償で提供を受けました。
 その結果、一見豪華なものとなりましたが上述のように非常に安価で作ることができました。しかし、上述の費用には現われない、役員間での通信費、原稿作製時の経費(用紙代、インク代)、そして何より発行に費やした関係者の貴重な時間などがあります。これらは破竹会の活動を充実させようという関係者の心意気で賄っております。我々役員も破竹会通信を発行する以上、有用な広報、情報の掲載、そして費用の軽減に心掛けていきますが、この点にご理解を頂きますよう、お願い申し上げます。

【会長 鈴木聡行】


《通信網管理委員会より》 
@幹事会より提案した電話連絡網について・・・
 ほとんどの方から同意を頂くことができました。
 不同意の理由の中でご質問のあった「緊急時の連絡」とは会員本人と御両親の訃報・罹災情報や我々に縁の深かった大学関係者等の訃報などを想定しております。中には「あまり良く知らない同級生の両親の訃報まで…」等とお考えの方もいらっしゃるとは思いますが、身内に不幸があったときにはなかなか自分で連絡を取る余裕がないものです。そんな時、同級生として連絡をとりあってあげる、そして連絡を受けて励ましの声を掛けてあげる…。このような気持ちをお互い同級生として持っていてもよいのではないでしょうか。ご協力をお願い致します。

AFAX連絡網の整備について・・・

B破竹会からの通信をFAXにより送ることについて・・・
 FAXの所有に関しては大多数の方がお持ちであること、また、お持ちでない方でも購入予定である方が多数いらっしゃることがわかりました。またFAXによる通信を希望される方が大多数でした。
 幹事会としても情報を流す以上、伝言ゲームのように不正確にならないこと、連絡する者にとってなるべく負担にならないことを念頭に置いて考えています。例えば訃報では亡くなった方の氏名、年齢、死亡日時、喪主の名前、連絡先、葬儀日時、会場…等、多くの情報を正確に伝えなければなりません。 そこで以上の結果を踏まえて「連絡網・連絡方法」をFAX 使用を基本として以下の様に決めてみました。そして、情報を正確、迅速に連絡する方法として地域毎に連絡を取り合う支部制を導入し、各支部の連絡拠点になる方を支部のお世話係(呼称は支部長)としてお願い致しております。
 この連絡網や連絡方法は暫定的なものであり、実際に使ってみて、問題や不備な点がでてきましたらよりよい形に変えていく予定です。ご意見、ご希望、ご提案等がございましたら鈴木会長、常磐幹事、本郷幹事までご連絡ください。

 

〈破竹会緊急連絡網〉
 住所の移動や皆様からのご意見、ご要望、ご提案を踏まえて多少変更したものを同封しました。
〈連絡方法〉
 T. 緊急連絡の必要性のあるものについて、会長から幹事を通じて各支部の支部長に電話とFAXで連絡が行きます。
 U. 支部長から連絡網に従って個々の会員に連絡が行きます(FAXでの連絡を希望されていない方には電話で)。
 V. 自分の連絡担当相手に連絡がつかなかった場合、支部長にその旨を連絡し、その次の方へ連絡を進めて下さい。
 W. 連絡網の名前の前に「◎」印のついている方は緊急連絡を受けた場合、支部長に確認の連絡(電話でもFAXでも可)を入れて下さい。

〈注意事項〉
 T. 受けた連絡はできるだけ速やかに次の方へ連絡してください。
 U. 「住所、勤務先の変更など会員の皆様の動向、御家族の訃報」については、なるべく速やかに会長鈴木聡行までご連絡下さい。住所、勤務先の変更があった場合、該当支部の支部長に直ちに連絡します。 また、住所、勤務先の変更や訃報等は破竹会通信にも掲載します。
  尚、破竹会通信創刊号でご紹介した「Fネット」というNTTの行っているFAX通信網サービスについてですが、その 後の検討の結果、維持コスト(3,600円/年)、1回の通信コスト(約3,300円)がかなりかかるため見合わせることにしました。Fネットの利用見送りとともに、アンケートでお聞きした「夜間無鳴動送信」もなくなりました。
 

Cパソコン通信について‥‥
 「パソコン通信に関する資料を送って欲しい」47名、「パソコン通信上の「破竹会会議室」への参加を希望する」27名と、我々の予想を上回るご回答を頂きました。そこで今回、有志によるパソコン通信の会を破竹会の一親睦会(ネットワーククラブ:仮称)として発足させ活動を開始することにしました。当初、破竹会の広報活動の一環としての活動を考えていましたが、まずはパソコン通信やインターネットを通じた仲間作りから始め、お互いの意見や情報の交換の場を作ることを目的として破竹会の“親睦会”の形を採ることにしました。もちろんパソコンを現在使っている方だけでなく、これからパソコン通信等を始めたいと思っている全くの初心者も対象ですので是非参加してください。我々も決してエキスパートではありませんのでわからないことはたくさんあります。ご意見、ご提案等もよろしくお願いします。 
 パソコン通信の資料を現在作成中ですので、出来上がり次第、資料を希望された方々にお送りしますので、その上で会に参加ご希望の方はご連絡ください。

 【通信網管理委員会 常磐 修・堤 正幸・本郷 貴士】


=近況報告=
 今回は阪神大震災に罹災された成田、村岡両君に近況報告をお願いしました。

 在学中御世話いただいた皆々様方、御無沙汰しております。音信不通の成田です。
 私は卒業後5年半程東京で勤務したあと、現在の神戸市中央区に引っ越してきました。同北区で開業したのが平成4年ですから今で4年程になります。常々周りから”神戸は地震の無い所だからそれだけは大丈夫”と言われていた所へ、来ちゃいましたね、えらいデカいのが。その折は大変御心配をおかけ致しました。
 今でもつくづく思うのですが、本当にツいていました。住んでいるマンションは一部損壊ですみましたし、何より家族全員怪我さえ無かったのですから。住所は東西にのびた震度7エリアのまん中でありながら、ちょうど200m程ある空白地帯に位置していたのです。
 それでも寝ていたマクラの上に二つ折のタンスは落ちてくるわ、スピーカーは落ちてくるわで、寝ぞうの悪さで生きのびた様なものだなあと思っしまいます。当日9時に北区に住むスタッフから電話があり診療所が無事なのを知って、ココより安全だろうとその日の内に移動したので、避難所も経験せずにすみました。何と北区は当日にガソリンスタンドまで開いていたんですよ。
 そのままスタッフルームで寝泊まりする生活がライフラインの復旧した3月中旬まで続きました。風呂に入れないのが一番の不便でしたが、TVに映る惨状と北区周辺の”普通の生活”とのギャップはあまりにも大きく、しばらくちょうど長距離ドライブの後の身体がフワフワ浮いている様な奇妙な感覚が消えませんでした。今も夜中にバイクの重低音を聞くと心拍数が上がります(縦型地震には地響きがあるんですヨ!!)。マンションが崩れる夢も時々見ます。
 あの時は、これは人生観まで変わるかな?と内心期待していたのですが、三つ子の魂百までとは良く言ったもので相変わらずグータラな性格のままでした。でも普通が一番幸せなんだなあと、思える様になりました。
 最近の話では7月にボーリングのデンタルOB戦でアノ堺市に行ってきました。近辺の地名が変にメジャーになって困った物です。そこで会った後輩達が皆恰幅が良くなっているのに驚きました。妻に言わせると私には悪食が憑いているそうなので、今でも貧相なままです。あ、そうそう、実は私の実弟が今東歯の三年生なんです。言えた義理ではありませんが、関係者の各々何とぞ宜しく御指導下さいます様、平にお願い申し上げます。
 それでは皆様いつの日かお会いできる日までお元気で。

'96 9月 自宅にて   成田 秀弥

             …………………………………………………………………………………………

「震災の教訓」
 未曾有の被害をもたらした兵庫県南部地震からすでに20カ月余りが経ちました。神戸の市街地は壊滅的な打撃を受け一時は復旧の目処が全く立たないほどでありましたが、鉄道は8カ月ほどで、高速道路はこの9月で開通しました。しかしながら市街地の道路は急ピッチで工事しているにもかかわらずまだまだの状態ですし、建物は工事の着工すらこれからのところがまだ多いようです。私の診療所の有りました実家も住居部分が倒壊し全壊の認定を受けました。現在新しい診療所を建設中で何とか今年中には移れる予定です。
 さて、震災の被害は人的被害及びこのような物質的なものだけではありません。テレビ等でも繰り返し報道されていますので今更言うまでもないのですが、経済的にもずたずたにされ、また無事であった住民達にも目に見えない心の傷を残してしまいました。住民の多い都市部での災害だけにこういう面での復興はなかなか進みません。それどころか現在もじわじわと後遺症が重くなっていく人達が大勢いらっしゃるのです。全国から寄せられた義援金も、公共物には湯水のように使われている国のお金も、この人達を救う事は出来ないのです。このようなことを書いている私も、残念ながら救う手立てを知りません。結局のところ、時間が流れていくのを待つしかないような状態です。
 震災後いろいろな援助を受けるにつれ、これに対するお返しといえばこの経験を風化させずに役立てられるようにすることだなと考えておりました。実際、歯科医師会などで歯科的な救援に関するデータなどがまとめられています。しかし災害に対する防衛手段や、災害が起こったあとに取るべき行動等は、簡単なようで実はこれといった正しい方法が有るわけではない事が分かるばかりで皆さんにお教えできるようなことが無くて困っております。今のところたった一つお伝えできるのは、震災後混乱している時に遠くの友人達から掛かってきた安否を気遣う電話がどれだけ励みになったかということだけです。震災後に励ましの電話をくださったり、援助物資さらには義援金までくださった皆さんにこの場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

村岡 光明

 =会計報告=


破竹会会則(現行会則)
昭和60年11月2日施行     平成2年10月13日改正

第1章 総則
(名称) 
  第1条 本会は、破竹会と称する。

(事務局)
  第2条 本会は、事務局を千葉市美浜区真砂1丁目2番2号東京歯科大学内に置く。

(目的)
  第3条 本会は、会員相互の親睦ならびに福祉の増進を図るとともに、母校の発展に寄与することを以て目的とする。

第2章 会員
  第4条 本会の会員を正会員および特別会員とする。
   第1項 正会員は、東京歯科大学第89期生とする。
   第2項 特別会員は、正会員以外の者で在学時のクラス主任、進学課程幹事、学年主任および副主任とする。

第3章 役員
  第5条 本会に次の役員をおく。
        会長 1名、副会長 1名、会計 1名、幹事 若干名、監事2名
   第1項 会長は、東京歯科大学同窓会の重要事項の審議に際し本会の代表とし、評議員として出席するものとする。
   第2項 会長の任期は東京歯科大学同窓会会則第14条に準ずるものとする。
   第3項 副会長、会計および幹事の任期は、評議員の任期に準ずるものとする。
   第4項 本会の執行部は次の役員で運営する。
        会長、副会長および会計
   第5項 幹事は年1回幹事会を開催し、本会の発展に寄与する。

第4章 会計
(経費)
  第6条 本会の経費は、会費および寄付金とする。
(会計)
  第7条 平成2年10月13日を以て特別会計を破棄し、破竹会会計を設ける。
(会計年度)
  第8条 本会の会計年度は、4月1日に始まり翌年の3月31日に終わる。
  第9条 会費は、年1,000円とする。
   第1項 平成2年度より10年間会費の徴収は行わない。 

第5章 共済規定
  第10条 会員の福祉の増進を図るために、共済規定を設ける。
   第1項 共済基金は、会員の慶弔の場合の共済金として運営する。
   第2項 共済基金は、会計に含まれるものとする。
   第3項 共済金の金額は次の通りとする。
        1) 会員の死亡 30,000円および生花または花輪代
        2) 会員の1親等および配偶者の死亡 弔電代
   第4項 その他の場合には、随時審議し対処方法を決定する。
第6章 付則
  第11条 本規約は、正会員の1/2の賛成を以て改正できるものとする。
本規約は、昭和60年11月2日の第2回破竹会総会の議事により決定する。
本規約は、平成2年10月13日の第3回破竹会総会の議事により改正する。

  =破竹会ってナーニ=    
 縁あって昭和59年3月に東京歯科大学を卒業した男女の集まりが破竹会。人生で最も眩しく輝いていた大学生活を共有した仲間の集団。多感で多汗(汁)、多動で本能まかせに生きていたあの頃を知っているのは口固きお前と俺(のハズ)。年々珠玉化する青春の1ページを語り、減り行く髪と深み増すしわを確認しつつ、日頃の裃、厚化粧を拭い去り素顔のままになれる同級生だからこその会。そんな会が破竹会。決して東歯だ、歯医者だ、会長だ、役員だの為ではなくて、同級生全員による同級生全員の為の会。これからは、無理せず無駄なくムラもなく、頼まれたからにゃ後へは引かぬ江戸っ子気質の世話人達の、熱き思いに乗っかって、みんなの笑顔に会うためにやっていきましょ破竹会。

【破竹会会長 鈴木 聡行】

 
            

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