2004年盛夏ソウルへの一人旅 ただ映画を観るだけの旅
2004年7月29日(木)〜7月31日(土)2泊3日

3度目のソウルへの旅
会社が2日程休めそうなのがわかった時点でバタバタと韓国へ行くことを決める。
こんなに遊んでいいのかとも思いつつ、オンとオフの切り替えが大事だ。と自分を納得させつつソウルへ向かう。
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韓国はこの夏、やはり人気のスポットらしい。飛行機が取れず、行きは羽田→金浦帰りは仁川→成田という変則的な旅となる。
本当にあっという間の旅だったが、やり残したことはない。帰り際にアンドレ・キムさんをロッテ・ホテルで見かけたのもいい思い出だ。
撫でつけた髪、きっちり描いた眉、足首、手首をすぼめた白の上下。ファッションショーの際と同じ装いだったので見間違うこともなかった。


旅の宿から
前回と同様光化門(クァンファムン)のサモ・モーテルに宿泊。今回は1泊4000円のオンドル部屋に宿泊。
今回は何故か部屋の電気が切れていた。夜遅く宿のお兄さんとハングルで会話する元気もなく、浴室の明かりと
テレビの明かりで二晩過ごす。
しかし宿のお兄さんはキム・レウォンにちょっと似た感じのいい人だった。(ちょっと誉めすぎかもしれないが・・・)
夏にはなんの意味もないオンドル部屋


あいつは格好よかった(クノムン モシソッタ)舞台挨拶

2004年7月29日(木) 18時25分 三成(サムソン)メガボックス 舞台挨拶

映画のオープニングが始まったと思ったら、急に場内が明るくなり司会の女性が登場。「皆さん早く映画を観たいと思いますが、
今日は出演者が挨拶に来ています。」
その言葉を促されるように、赤いTシャツにGパン姿のソン・スンホン(宋承憲)を先頭に花美男4人が登場。
(オルチャン、モムチャンというチャンという音の持つ弾けた感じもいいが、私はどちらかというと花美男(コッミナン)という単語の方が好きだ。
チャンという音の持つ弾けた感じもいいが、花美男という漢字の字面から想像をめぐらせるほうがちょっと奥ゆかしいのではという単純な理由
なのだが)遠目から見ても、ソン・スンホン(宋承憲)は少し疲れているように見えた。1箇所につきほんの数分の挨拶とはいえ、
公開の1週間ほど前から何箇所も舞台挨拶をこなしているはずだ。観ているほうからしたら短い1回の舞台挨拶でも、出演者にしたら、
1日に何度ものことだ。人疲れもするに違いない。私が観た舞台挨拶の後もプチョンとプピョンのCGVで舞台挨拶があるようだった。
結局その日は1日9回の舞台挨拶をこなしたらしい)翌日の30日も1日ソウルで舞台挨拶をし、31日はテグ、8月1日は釜山
での舞台挨拶が予定されているようだった。
異常な暑さが続いている日本と同様ソウルもとても暑い日々が続いているようだった。(7月29日ソウルも熱帯夜だったようだ)
小さい劇場での挨拶とはいえ、いくつもの携帯のカメラ、デジカメが4人に向けられ、フラッシュがたかれていた。いくつものフラッシュ
の光が出演者皆の元気を奪うことなく、作品を愛する人が沢山劇場に足を運んでいるという事実が、これからの励みになればと
影ながら祈るばかりだ。

日本に帰って来てからサイトに紹介されている写真をゆっくり見ると赤いTシャツ姿のソン・スンホン(宋承憲)は私が思ったよりもかなり元気そうだった。
反対に私は29日(木)12時半過ぎに金浦空港へ着いてから、サムソンのメガボックスでの舞台挨拶まで5時間あまり殆ど座ることもなくいたのだ。
一人で観ていた私は誰と感動も分かち合う訳にもいかず、隣の女性たちのように手を振るわけでもなく、ソン・スンホン(宋承憲)を遠目に観ながら、
ソン・スンホン(宋承憲)って本当にいるんだな〜とぼーっと見つめていただけのような気もする。
疲れていたのは結局私の方だったのかもしれない。

サムソンのメガボックスはチケットを購入する人でごった返していた。30分ほど並んでチケットを購入。

メガボックス内のCDショップではOSTの宣伝POPが貼られていた

劇場内で大掛かりな宣伝が行われていたクォン・サンウ主演の@神父授業

みな携帯で撮影するのに必死だった舞台挨拶

映画の帰り、地下鉄の中からぼーっと眺めた漢江


あいつは格好よかった(クノムン モシソッタ)&狼の誘惑(ヌクテエ ユホク)


あいつは格好よかった(出処  ソン・スンホン(宋承憲)公式HPより)

あいつは格好よかったとはなんとも凄いタイトルだ。ソン・スンホン(宋承憲)が少しでも格好よく見えなかったら、高校生を演じることに
観客が少しでも矛盾を感じたら、そこで映画そのものが成立しなくなってしまうのだから。演じる側にとったら高いハードルだったに違いない。
あまりにも直接的なタイトルに現実感を持たせるために、実年齢とかけ離れた役を演じるために、ソン・スンホン(宋承憲)がかなり努力したで
あろうことは想像に難くない。
しかし楽しいコメディに役者の努力の跡が見えるのは似合わないし、無理している感じが画面に出てしまうのはもっといただけない。
しかし弾けた高校生を演じるソン・スンホン(宋承憲)はワイヤーで吊られるアクションシーンをもこなし、回し蹴りまで見せてくれるのだ。
以前撮影された@イルタンティオよりも若々しい感じだった。そしてやっぱり男前で格好よかった。

ソン・スンホン(宋承憲)演じるチン・ウンソンとチョン・ダビン演じるハン・イェウォン。
何故か親しくなるこの二人を描くのに、特別ロマンティックな風景が用意されているわけではない。
病院のベット、校門の前、カラオケボックス、公園のベンチと二人が一緒の時間を過ごす場所もありきたりだし、出てくる小物もウサギだったり、
写真だったり、ペアの携帯だったりどこにでもあるものばかりだ。
私が特に気に入ったのは、指輪のサイズを調べようとする場面だ。普段悪態をつき悪ぶっていながらも、純情さを感じさせる可愛い場面だと思う。
この普通さ加減と、小さなエピソードを印象的な小物を使いつつ一つの物語に積み上げていく様はネット小説ならではの手法なのだろう。
何故かエンドロールで明かされる秘密があまりにもあっさり描かれている。直接的な題名からは想像出来ない奥ゆかしさだ。

アイドル映画の王道か?狼の誘惑

狼の誘惑は平凡な女子高生、そしてその女子高生をを何故か「姉さん」と呼ぶ高校生、平凡な女子高生を何故か好きになる高校生、この三人の物語だ。

主演のカン・ドンウォンが涙を流せば、胸の前で手を合わせ、彼が喧嘩で血を流せばその傷を手当てできないもどかしさを感じつつ手を合わせ、
彼がバイクを走らせれば、まるで彼の腰に手を回すかのように胸の前で手を合わせと、こんなにも女子中高生が胸の前で手を合わせうっとるする
映画を観たのは初めてだった。観客の女子中高生は本当に映画と現実の区別がついていないかのようだった。本人たちからは映画を楽しんでいる
と反論されそうだが、カン・ドンウォンに何の思い入れもない私にとっては、うっとりする女子中高生のなかに混じりながら、居場所のない感じの2時間だった。

女子中高生は一緒に出演しているチョ・ハンソンをどれくらい観ていたのだろう。私はドラマ@ナイスガイで見慣れているせいもあり、なんとなく無視されている
チョ・ハンソンになかり同情してしまった。彼もそこそこ格好よかったと思うのだが・・・
映画は胸の前で手を合わせうっとりしていても問題ない、とてもシンプルなストーリーだった。

この2本の映画を比べてみると・・・

平凡な女子高生と花美男の高校生の物語と話のコンセプトはほぼ一緒だ。
狼の誘惑がカン・ドンウォン一人にスポットをあてた女子高生志向なのに比べ、あいつは格好よかったの方はソン・スンホン(宋承憲)の格好よさも
十二分に描きつつも、チョン・ダビンの普通の女子高生ぶりも可愛らしく描いている。
タンバリンを片手にカラオケに興じる場面などは、カラオケ場面ベストテンを選ぶ機会があるとするなら、間違いなく1位に押したい場面だ。
ソン・スンホン(宋承憲)のカラオケ場面は次点といったところか。
笑える場面もあいつは格好よかったの方がふんだんに盛り込まれている。スラングで笑わせる場面もさることながら、ソン・スンホン(宋承憲)が
格好をつける場面も笑わせるし、(授業中の携帯場面などのやり取りは最高だ)チョン・ダビンの可愛らしさを残しつつの捨て身の場面
(何度も出てくる走る場面はどれも笑わせてくれる)も好印象だ。
カン・ドンウォンのちょっと寂しげな雰囲気と若さをいう素材の良さを活かしきることに重点を置いた狼の誘惑と、演じることによって平凡さと格好よさを
表そうとしたあいつは格好よかった。
どちらも大袈裟な主題があるわけでなく、若々しくて、ちょっと楽しくて、そして最後にほろっとさせる。どちらを好むかは本当に見る側の好み一つだろう。


誰にでも秘密はある(ヌグナ ピミルン イッタ)

腰は軽いが口は堅い?

三姉妹とそれぞれ関係をもつ色男ビョンホン。
三女との時間の流れを最後まで見せておきながら、時間を行ったり来たりするストーリー展開は、見せようによってはもっと驚きのある展開に
なっていたかもしれない。
しかしこの映画はビョンホン演じる男が女性にたいして、日々どんなにまめに忙しく過ごしているのか。そしてその忙しさを相手に悟らせずに
いかに明るい秘密にしていくかが徐々に明らかになることに面白さがあるのだろう。
この映画は秘密を持つことの善悪を問う映画ではなく、ビョンホンの笑顔は、秘密を持つことの免罪符になりうるかどうかを2時間かけて証明する映画だ。
実際今のビョンホンの笑顔に、それだけの力はあるに違いない。

映画自体がコミカルなつくりだから、チェ・ジウが見せる演技もコミカルだ。妹に恋愛経験がないことをからかわれて、声を荒げる様や
知識に頼ろうとAVビデオを観まくる演技は、面白くはある。けれど彼女の演技は、何故か当然するだろうと簡単に予想が出来てしまうのだ。
こう演じるだろうと予想される演技を当然のごとくきっちり演じているチェ・ジウ。
これは彼女の演技力云々というより役柄の設定そのものにあるだろう。奥手でがり勉だからと眼鏡をかけ、地味な服装。確かにそうだが、それ以上の何かがなく
、ステレオタイプの人物設定のせいで彼女の演技まで簡単に予想させるものになってしまっているのだ。
これは妹、姉の設定にもあてはまることで、それぞれ新しい一面を見せられているのは解るが、それが観ている側にとっては新鮮な驚きとなって感じられないのだ。


韓国式ビールの楽しみ方

韓国の人は食事の後生ビールを楽しむのだという。食事の後ビールを飲む習慣がないので、なんとなくしっくりこないが、郷にいれば郷に従えだ。
新村(シンチョン)でサムギョプサルを食べた後生ビールを飲み行く。中ジョッキが1600W位で楽しめるお店が沢山あるのだ。

サムギョプサルは美味しかったが、一緒に飲んだOBビールは温くて物足りなくなんとなく不完全燃焼だったが、こちらの生ビールは全然違った。
ジョッキごと冷凍庫にでも入れていたのではないかと思われるハイトビールはキンキンに冷えており、何杯も飲めるのではないかと思える
ノド越しの軽さだった。
食事の後のビールがこんなにも美味しいものだとは思わなかった。連れて行ってくれたCさんが「食事の後に冷えたビールを飲むのは
2度楽しめて得する気分ですよ」といっていたが、まさにその通りだった。

店の中ではサッカー中継(アジア選手権)が放送されていた。大学生らしきグループが何組もサッカー観戦をしていた。
点が入った時の盛り上がりは事前に解っていてもかなりなものだった。


今回の旅の主食 キンパップとキムチ

舞台挨拶の前に食べたキムチキンパップ(味は覚えていない・・・)

キムチチャーハン4000Wサムゲタン5000W1000wのコンビニキンパップ


オマケ

街角で

モムチャンでオルチャンのクォン・サンウ

タルムン ジャケット(似たジャケット!)
今回購入したCD イ・ジフンの第5集positionの日本デビュー版

ソウル劇場の看板ソウル劇場をチョンノ側から見てみると


今回は本当に映画を楽しむだけの旅だった。
なんと勿体無い旅と思う人も多いに違いないが、私にとってはとても楽しく贅沢な旅だった。

4月の旅に続き今回も一緒に生ビールを飲んでくれたCさんに感謝・・・

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