2003年晩夏 香港への旅(何故か韓流も感じる旅)
2003年9月19日〜22日 短いそして一人の旅。


旅の前の一杯
搭乗前、ハイネケンの大きな看板につられフラフラと中に入る。席についているのは、私の倍はゆうに
ありそうな、欧米系の男性ばかり。日本人は女性は勿論男性さえも殆ど店の中にはいない。
しかしビール好きの私には旅立つ前の誘惑は捨てがたく。
(勿論キリンの一番絞り)

アメリカの航空会社

UAに乗ったのは初めてだったが、全てにおいて大味だった。勿論香港の新聞などあるはずもなく。
搭乗前のチェックは大変厳しく、係りの女性は大変申し訳なさそうに、しかし全部のビニール袋と
ポーチを全て開けてチェックしていた。
寝巻きにするTシャツを風呂敷に包んでいたのだが、さすがにそれは開けなかった。
(というか風呂敷に荷物を包んでいることにとてもビックリしたようだった。でも風呂敷はかなり便利である。)


香港安康演唱会(ANDY&WILLIAM HK SINFONITTA)


紅葉した木、ベンチを配した舞台は、秋の公園での野外コンサートといった趣だった。

二人の声がこんなにも好きだったことを、改めて認識したコンサートだった。
歌の上手下手、曲調の好み、そんなことよりもなによりも、声そのものが自分にとってどんなに心地いいもので
あるかどうかがどんなに重要であるか。
舞台の上で手を繋ぎTwinsの歌を仲良く歌う二人を観ているうちに、一人旅は気楽ではあるけれど、ちょっと寂しいな
などとシンミリしたりしてしまった。


歌は色々な記憶を呼び起こす。
ピアノにあわせて蘇永康が歌う@テレサ・テンの歌、許志安が歌う@中山美穂の世界中の誰よりもきっと、アンコールで二人が歌うレスリーの歌。
二人の歌声がオリジナルの歌を聞いた時を鮮やかに甦らせてくれた。そしてまた新しい思い出を作ってくれる。

許志安(アンディ・ホイ)のOn my story
マーク・ルイのプロディユースした大男人もいいが、10曲目の飯島愛世界がやっぱり凄い。
香港人許志安(アンディ・ホイ)からみたプラトニック・ラブな飯島愛。


二人の衣装コンセプトに対しては謎が残る。蘇永康の総督と声を掛けたくなるような、ミリタリー調の衣装、
そして許志安(アンディ・ホイ)のブルーのスパンコールの上下。そして空耳でなければ
許志安(アンディ・ホイ)への「サミー!」という掛け声・・・・・


映画あれこれ

「向左走、向右走」  会えない時間が愛を育てる?
台湾の絵本作家 幾米(ジミー)の同名の絵本(邦題 君のいる場所)を原作にした映画。
(映画の中では乗っていなかったと思うが・・・ 記憶がちょっと曖昧だ)

縁があるはずなのに、彼は右に彼女は左に曲がる癖があるので、何故かすれ違ってしまう
同じアパートの隣室に住む二人。
台北の街で普通の毎日を少しだけ寂しそうにでも静かに自分らしく生きようとする二人。
原作は寂しくすれ違ってしまう、二人をシンプルに描いた絵本だったが、映画は二人の学生時代の
エピソードと彼に恋する食堂の女性、彼女に恋する医師のエピソードを足して映画らしく仕上げている。
原作と比べると随分軽妙なエピソードが多くなってはいるが、悪乗りはしていないし、
主演の二人(金城武、ジジ・リョン)も原作の雰囲気からそんなに離れておらず、絵的にも綺麗だった。
金城君は横顔の方が印象が強いので、バイオリニスト役は適役か。
見えなくなったメモの変わりに、二人が絶対に消えてなくなることのない、回転木馬にこだわるあたりが
二人の寂しさを表していてちょっと可笑しくも悲しい。
林雪さんが金城君が働くレストランのマネージャーで出演。

黒い傘の中二人の赤と緑の傘が浮かび上がる場面をカバーにしたサンウドトラック
購入する時お店の人が「私も金城君のファンなんです」と話し掛けてきた。(笑)
(ジジ・リョンが赤い傘をさしているカバーバージョンもあった)

「大丈夫」

カメラを銃に見立てたアクションシーンとエリック・ツァンのラブシーンだけでも充分に料金分は楽しめる映画。
(というか、そのほかには特に目新しいものもないのだが、でもバカバカしくて面白い。)
エリック・ツァンはこの後も新作の公開が控えているようだが、出演男性陣の中で一番元気だった。
それに比べて陳小春はやや疲れ気味なのか、元気のなさが気にかかる。
客演も豪華。レオン・カーファイも客演だろうか。客演とは思えない老顔まで見せて怪演。
林雪さんがネットカフェに乗り込む警官役で出演。(ホントにコツコツと働いていると感心する)
エリック・ツァンの次の作品は非典人生


予告編色々

無間道U  10月1日の公開に備え、至る所に看板があった。

男性出演陣を後ろに従えて、どうだといわんばかりに中央に立つカリーナ・ラウ

カリーナ・ラムと共演しているイーキンの新作   @恋之風景 (試写を見たジジ・リョンは涙したらしい)
プサン映画祭に出品されるようだ。


自分でもびっくり

何気なしにHMVで試聴した余文楽(ショーン・ユー)のCD。曲調云々より声が好みだった。
7曲入りのミニアルバム なんだかとても豪華な写真集付きである。

信和中心
無間道Vで共演する黎明(レオン・ライ)、アンディ・ラウ、梁朝偉(トニー・レオン)の三人が揃っている写真を
と思い、久しぶりに足を運ぶ。

アンディの写真はほほ全て本人のみのショット。梁朝偉(トニー・レオン)の写真は写真そのものの数が少なく、
結局この写真は黎明(レオン・ライ)の写真の中から選ぶ。


心の友 黎明(レオン・ライ) 
スー・チーが信邪しているというタイの白龍王して「小心女人」らしい黎明(レオン・ライ)。
(小人というのは確か自分の周りにいる災いの元の人のことだと思うが・・・
まぁよくないことを言われていることだけは確かだ。


今回の挑戦

空腹だったからか、物珍しかったからか、結構美味しく食す。


値段重視

ジョーダンのドルセット・ガーデンのシングルルームはわびさびの世界に通じるものあり。
余計なものはないもない。(バスタブさえも・・・)

顔さえもあらえない幅の狭い洗面台。顔を洗おうと屈むと洗面台の上の棚に顔がぶつかる。

忙しい

ジョーダンのドルセット・ガーデンを出発→
セントラル(羅富記、壇島珈琲餅店 朝食)→上環(林奇苑、王栄記 お茶とドライマンゴーを購入)
→銅鑼湾(公鳳 しょうが飴を購入)→油麻地(ブロードウェイシネマティック 映画鑑賞)
→旺角(信和中心 写真を購入)→尖沙咀(美麗華商場 夕食)→香港コロシアム(コンサート)
→ジョーダンのドルセット・ガーデン

1日で全て済ませようとするとこんなハードスケジュールになる。
この間に雲呑も食べ許留山でマンゴープリンも食べたのだ。一人旅の感傷に浸っている暇など
あるわけなし。



コンサートを終えての帰り道、道端の電光掲示板を見上げると時刻23:30 気温 31度  湿度 66% 疲れるはずである。


まだまだ韓流
一番人気はペ・ヨンジュン(裴勇俊)のようだったが、他にも沢山の韓国俳優の影が。

街角の新聞スタンドにも沢山並んでいた。
この充実度で40ドルは安いと思う。

銅鑼湾のclride(韓国のカジュアルブランド ソン・ヘギョとイ・ジョンジェがブランドモデル)の
壁には「オールイン全面応援」の文字が躍っていた。


購入したお店に人に「It's Korean Ok?」と念を押される。
ソン・スンホン(宋承憲)主演のドラマ ポップコーン(中国語では爆米花)のvcd

簡体字でも解る通り吹き替え版は北京語の@夏の香りのvcd

(中身はソフトケース入り そして20回ドラマなのに何故か30枚組である。)

又一城の映画館の寒さに負けて観るを諦めた@クラシック

又一城ではチョン・ジヒョン主演の@四人の食卓も公開予定のようだった。


多謝  
渡航前、「向左走、向右走」に原作本があることを教えてくださったSさんに感謝。原作を読んでいたお陰で
映画を十二分に堪能することが出来ました。
そして蘇永康迷の皆さんに感謝。楽しい会話とともに、香港老飯店で食した金華ハムと揚げ湯葉の入った
麭、とても美味でした。


旅 のページへ

表紙へ