2002年5月21日(火)〜25日(土)の香港への一人旅。




ウィリアム・ソーのコンサートへ  5月21日 22日

ケリー・チャンとのデュエットを聴いたのが彼のベストCDを購入するきっかけだった。
3年近く前のことだ。それから新譜が発売されると購入し、一人で地味に楽しんでいた。
彼の歌の上手さには定評があり、私が今更言葉を並べ立て説明するまでもない。
いつか生の歌を聴いてみたいと思っていた明星の一人と思っていた彼のコンサートが
旅行中にあるという。足を運ばない理由はない。


歌の上手さだけでも十分なはずなのに、ダンス、お喋り、多彩なゲスト、これでもかのファンサービス。
香港で芸能人として評価されることの厳しさをシミジミ感じさせるコンサート構成だった。
そんな様々な仕掛けを用意しながらもオトナっぽい雰囲気のするコンサートだったのに
感心する。ファンが彼の歌をじっくり聴きたいという気持ちが伝わってくるのだろう。
香港での王道をいくような今回のコンサートも十分楽しんだが、
もっとこじんまりした会場で、MCも最小限、彼一人の歌が中心になるような(アンプラグドのような)
コンサートを観てみたい。

歌の上手さに唸る

ファンサービスのため歌いながら握手すること数曲。(握手でも足りずハグすること数え切れず)
それでも歌をおろそかにしない姿勢に関心する。
円形のステージを囲むように陣取るコーラスとバンドメンバー。
そしてベストアルバムとでもいうような選曲。
ニュートラルなファンの一人としては楽しめるコンサート構成だった。

多彩なゲスト

1日目イーソン・チャン アンディ・ホイ  エドモンド・リョン フローラ・チャン

2日目 ハッケン・リー ニコラス・ツェー アニタ・ムイ  エドモンド・リョン フローラ・チャン

ビデオ出演  ケリー・チャン  小春  ジャッキー・チュン

友達っていいよね がコンセプト?とも思える沢山のゲスト。
楽しくていいが、落ち着かない感じが否めない。


ニコラス・ツェー

ビデオ出演した1日目には客席からブーイングがあったようだ。
(自分も観ていたのにあったようだというのは、ビデオに出ていることが嬉しくて私は全然気がつかなかったから。)

そして2日目は本人が登場。1日目のゲスト イーソンやアンディ・ホイがTシャツ・Gパン姿とラフだったのと
対照的に神妙な面持ちのジャケット姿で登場。
ウィリアムからはまだ若いから色々あるだろうが頑張れと励まされていたようだった。
(言葉は一言もわからないのであくまでも雰囲気だけでそう思う。)

アルバム Me(今回の旅で購入)
ロックとアイドルぽっさが、ほどよく調和されているのに驚く。
彼のアルバムの中で一番しっくり聴ける1枚だと思う。
自分のやりたい歌をここまで出来るようになったのに、スキャンダルで泥まみれになり、
作品まで汚れたイメージにならないことを祈るばかり。
周りもいけないかもしれないが、結局は自分の評価になるのだ。周りをコントロールする
オトナっぽさを身につけて欲しい。


ジャッキー・チュン

ビデオで登場。インスタントラーメンを作る姿が妙に似合っていた。ゲストが多く落ち着かないと
いいながら、彼が登場すればよかったのにと思う・・・


アーティストが違えば違うだけのスタイルがある。

香港コロシアムでのコンサートは2001年末のレオン・ライのコンサートしか観たことがなかった。
あたり前かもしれないが、アーティストが違えば違うだけのスタイルがあるんだということを改めて実感。
レオンの場合は取り立ててゲストもなく、割と淡々と進む。握手タイムは2曲だけだし、
(ましてやハグなどしたら血の雨が降るだろう。)その握手タイムの時はどうしても歌がおろそかになってしまう。
しかし、韓国ダンサーとの群舞はそれなりに迫力があるし、また落ち着いて歌を楽しむことも出来る。
どちらがいいというものでもない。
明星が百人いたら百通りのコンサートがある。そのなかで自分の趣味にあったコンサートを楽しむだけだ。




やっぱり香港映画

今回の旅で観ることの出来た2作品。

偸窺無罪(The peeping)

5月22日 ミラマーで鑑賞。お客さんは私も含めて3人・・・・・・・

誉めようとするなら@ワイルドシングス 香港版か?
しかしチープだし、オチが漁夫の利なのもいただけず。
ダニエル・ウーが出演していなかったら席を立ったかもしれない。それほど彼が出演していることに頼りっきりの作品。
そして例の如く 彼の裸体を観ることが出来る。今は彼にとって作品を選ばず、きた仕事をこなす時期なのかもしれない。
そんな彼にエールを送りたい。
脱ぐことを強要され嫌かもしれない。でも人に見せられるものがあり、それを他人から望まれるということは、
それだけで素晴らしいこと。
本人が見せたくても、見る価値もないものが世の中には溢れているのだから。

當男人恋成女人
(Wemen from Mars)

5月23日 又一城で鑑賞 公開初日ということもあり観客は20名前後。

罰当たり男三人組。天使2人(スーチーとルイス・クー)により
お仕置きのため○○を取られてしまい四苦八苦という暢気なコメディ。
特別出演の天使二人組の他にも
ジャン・ユー スティーブン・フォン クリスティ・ヨンとゲストが目白押し。

イーキンは相変わらずサッパリした芸風である。
ダッミンは相変わらず。
マイケルも風貌は欧米人だが心は香港男児という、ひねりもなにもないそのままの役柄だったが、
慌てふためく様は彼が一番様になっていた。


マイケル・ウォン
去年の6月(2001年6月)ランドマークのダビドフ(葉巻専門店)の前で偶然見かけた。
お店と前の通路を何度も行ったりきたりしていたのだが、そのわずか5分余りの
間でも片時も携帯電話を話すことはなかった。話す言葉も広東語だったし、
見かけはどうあれ、行動は香港人そのものだった。




甘いものあれこれ


上環の王栄記
家族でやっているらしい。お店のご主人が写真入りの名詞をくれた。

家族はここのドライマンゴーがすっかり気に入っている。私もここのマンゴーを食べてから他のものを食べられなくなった。
今回の休暇先を香港に決めたのも、このドライマンゴーのことが頭にあったからといっても過言ではない。
そのくらい1袋17ドルのこのお菓子に魅了されているのだ。
そしてこの店に何回も足を運んでしまうのは、お店の人がとても感じがいいからでもある。
上環という土地柄のせいなのか、素朴な感じとノンビリした感じにほっとする。




銅鑼湾駅 そば 公鳳
今回初めて生姜キャンディーを購入。
生姜味のヌガーなのだが、ほどよい甘さと生姜のピリッとした感じが癖になる。
秤売りで28ドルだった。もっと沢山購入すればよかったと後悔している。
今度香港に行きたくなるとしたら、この飴のせいかもしれない。


港澳義順牛女乃公司の牛乳プリン

広東語の呼びかけに答えられず席につくと間髪入れず目の前に日本語メニューが差し出された。
「ツメタイノ?アッタカイノ?」
牛乳プリンを指差し、選ぶように言う。
日本人だから牛乳プリンしか選ばないだろうということらしい。

おそらく日本人客が来るとだれにでもやっているのだろう。
眺めているお店の女の子が苦笑していた。でも嫌味な感じはしないし、牛乳プリンも美味しかった。

本当は新発売だという蓮の実のせ牛乳プリンが食べたかったのだが、それはまた今度の楽しみである。




食べ物あれこれ

鶏記 
(チムサーチョイ駅そば)
シンプルなワンタン麺を頼んだつもりだったのに、
指差した方向がわるかったのか、カレー味のワンタン麺が出てきてしまった。
勿論カレー味でも海老はぷりぷりだし、
カレー味のワンタン麺を頼んでいる人も多いようだが、シンプルなワンタンで十分なような気がする。

九記牛月南
(上環駅 傍)
ここでもカレー味が幅を利かせていた.
同席したカップルはお店の人に薦められたカレー味があまり気に入らなかった様子で
二人で押し付けあっていた。
私は一番シンプルな牛肉麺を食べる。
こんなに沢山の牛肉なのにちっとも重くない。それでいて牛肉の美味さもしっかりと残っている。
あまりの美味しさに誰かにすぐ感動を伝えたいのだが、そこは一人旅の寂しさ。美味しさを心の奥で
じっくり噛み締めるのみ・・・・

羅富記粥麺専家
(セントラル 駅そば)

皮蛋痩肉粥
どのガイドブックにも紹介されているが、一口食べてみてその意味がわかった。
ここのお粥を食べると他のものが物足りなくなるのだ。
豚肉にもしっかり味付けがしてあり、お粥もとてもこってりしている。


この3店に共通しているのは、どの店も中途半端な時間に訪れたにも関わらず店内が
満席だったこと。
やっぱりお客さんは正直だ。



旅 やっぱり普段の生活習慣が顔を出す


私の口癖は「まぁいいや」と「面倒くさい」だ
例えばファーストフードで、頼んだものと違うものが出てきたとしても、それがとても高いものでなく、
嫌なものでもなければ、そのままそれを食べたりする。注文が違うと言うのが面倒だったりするのだ。
今回元朗まで足を伸ばすことになったのも、この面倒くさいという性格のおかげだった。

タイポーマーケット駅からバスに乗り、ラムチュンの霊木へ行こうとするが、バス乗り場のおばさんの勢いに押され、
ルートを確認出来ず (まぁいいやと)そのまま出発間際のバスに乗り込む。
バスの中でルートマップを見ようとするが上手くそばまでいくことが出来ず(まぁいいやと)
そのまま席に付く。途中で林村を通り過ぎてしまったことに気が付くが、バスの中は混んでおり、
相変わらずルートマップの前まで行くことが出来ず、確かかどうか確認することが出来ない。
そこは一人旅の気やすさ。まぁいいやとそのままバスに乗り続けとうとう終点の@
元朗まで行ってしまった。
(元朗 何もないことははじめからわかりきっている。でもノンビリと街中を散策したりする)
まぁ普通だったら途中で絶対にバスを降りるだろう。
私だって他人から同じ話を聞いたら絶対に「なんでバスを途中で降りなかったの?」と尋ねるに違いない。
しかしここが「まぁいいや」と「面倒くさい」が口癖の本領発揮といったところ。
ちなみにタイポーマーケットから
元朗までの全行程は約50分。ラムチュンの霊木のある村は20分もバスに
乗れば着くところにあった。意味もなく、30分も地元のバスに乗り続けたことになる。
(往復で考えれば1時間だ。いくら一人旅とはいえ暢気な話である。)
ちなみに1時間以上も余分に時間をかけいった
@ラムチュンの霊木は一人旅にはちょっと寂しいところでもあった。
霊木に御供えが上手く引っかかっても喜ぶ相手もいないとなると、ありがたさも半減である。
他には特に見るものもなく、霊木のおかげで建ったであろう大きな門を眺めてそうそうに林村を後にした。

@ラムチュンの霊木
祈願木ということだろう。
赤やピンクの紙にオレンジが一つついており、その御供えを霊木に向かってなげ、木の枝に上手くひっかかれば
願い事がかなうらしい。

御供えだけだと5ドル、他の事を一緒にお願いする場合は御供えもいれて30ドルくらいになる。
林村のおばさんの勢いにおされ財運も一緒にお願いした。他には婚姻運などもお願いできるようだ。
今回観た映画@當男人恋成女人でもマイケル・ウォンと彼女が
@ラムチュンの霊木を訪れる場面がある。
郊外のデートスポットなのだろう。
しかしデートスポットを一人で訪れるほど間抜けなものはない・・・・


心の友 

心の友 黎明(レオン・ライ)

ワールドカップに出場している中国チーム 応援公式ソング@衝鋒陥陣を街中で何度も耳にし、
MTVを何度も目にした。(楽曲的に素晴らしいもの?かは不明)

もう一人の心の友 トニー・レオン

街中の新聞スタンドで数々のゴシップ誌の表紙を飾っているのを目にする。
スキャンダルまみれといったところか。
そんなことでこれまで出演した作品の輝きが薄れないことを祈るのみ。



ここ2年余りの間になんと5回も香港へ足を運んだことになる。
いつもだったら、香港という土地の持つ不思議なエネルギーをもらえることだけで満足のはずなのに
さすがに5回目ともなると、言葉が喋れないもどかしさが旅について回ることになる。
香港という土地との付き合い方にそろそろ転機がきているのかもしれない。
旅する先に別の場所を選ぶのか、それとも広東語を学んで新たな旅の楽しさを見つけることになるのか?
その答えが見つかるのは半年位先のことになるだろう。

感謝 今回の旅では沢山の蘇永康(ウィリアム・ソー)迷の方にお世話になりました。本当に感謝です。


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