アウランガバード(Aurangabad)

人口 約1,210,000人
面積 196平方km
標高 513m
言語 ヒンディ語/英語
都市紹介
ムンバイの東350kmの場所にあり、ダウラタバード、インドを代表する石窟寺院のエローラ石窟やアジャンタ石窟
への観光拠点です。エローラへはバスで約50分と日帰りで行く事が出来、アジャンタは100km離れており日帰りで
少々きついですがバスが出ています。アウランガバード自体の見所は、タージ・マハールを模して建てられた
ビービー・カ・マクバラー廟です。また、街から3kmの山には仏教石窟があります。郊外へ出るとイメージどおりの
デカン高原の風景を楽しめます。内陸の乾燥地帯にあるため、夏は非常に暑く、雨季には気温が下がり、雨量も
ムンバイの2分の1程度と少ないです。ここはムガル帝国6代皇帝アウラングゼーブ帝が1681年から1701年まで
過ごし、皇帝にちなみ都市名を命名しました。
観光地紹介
ビービー・カ・マクバラー〜Bibi Ka Maqbara〜
料金 US2$
営業時間 日の出〜22:00
所要時間 約1〜2時間
休館日 無休
アクセス方法 アウランガバード駅から車で20分
解説
ムガル帝国6代皇帝アウラングゼーブ帝の第一王妃ディルラス・バヌ・ベグムの霊廟です。
17世紀後半に息子アーザム・シャーによりアグラのタージ・マハールを元に建造され、タージ・マハルは豪華な
大理石造りだが、こちらの霊廟の大半は漆喰が使われています。デカン高原に残る唯一のムガル建築です。
翻訳すると「婦人の墓」の意味だが、タージ・マハルに似ている為、「貧乏人のタージ」の愛称を得ている。
エローラ石窟群〜Kailasa Temple〜
料金 US5$
営業時間 06:00〜17:30(4から8月は、09:00〜17:30)
所要時間 約半日
休館日 火曜日
アクセス方法 アウランガバードのセントラル・バススタンドからバスで約1時間
解説
エローラ34石窟は、シャラナドリ台地(Charanandri hills)の垂直な崖に彫られています。
34石窟は全長2kmにも及び、エローラは5世紀から10世紀の間に造られており、仏教窟は南端に当たる
第1窟から第12窟までで、ヒンドゥー教窟は、中央にある第13窟から第29窟になり、ジャイナ教窟は
北端の第30窟から第34窟になっております。いくつもの宗教がほぼ同じ時期に造られている事からインド
における宗教の寛容性を表している石窟と言え、観光で見る最も規模が大きい石窟は第16窟の
カイラーサ寺院(ヒンドゥー教窟)です。ここはヒンドゥー教の神シヴァが住むというカイラーサ山の事で、
クリシュナ1世が王位に就いた際に着工が行われ完成までに1世紀以上の時間を費やし、岩山のすそから
寺院全体を丸ごと掘り出してある。主寺院の大きさは、高さ32m、奥行50m、幅33mにもなります。
アジャンタ石窟群〜Ajanta Temple〜
料金 US5$
営業時間 09:00〜17:30
所要時間 終日が望ましい
休館日 月曜日
アクセス方法 アウランガバードのセントラル・バススタンドからバスで約3時間
解説
8世紀をかけ、ワゴーラー川湾曲部を囲む断岸を550mにわたりくりぬいて築かれた大小30の石窟
で構成されるインド最大の仏教石窟寺院群です。前期と後期に分かれる。前期の石窟は紀元前1世紀から紀元後
1世紀のもので簡素な物であり、石窟内にはストゥーパという仏塔が祭られています。仏像は存在せずストゥーパ
をブッダそのものとして礼拝していました。5世紀から7世紀の後期になると、石窟内は仏像で埋め尽くされるよう
になりました。涅槃仏像や様々な菩薩像が彫られ、更に鮮やかな色彩の壁画などが描かれています。中でも
最高傑作と言われる壁画は【蓮華手菩薩像】で、日本の法隆寺壁画にも影響を与えたとも言われています。
この石窟はアジアの仏教美術の源流とも言われていましたが、7世紀を過ぎると、インドでは仏教は衰退し、
この石窟も忘れ去られたと言われた。壁画が特にたくさん残っているのは第1、2、16、17窟で紀元前後までに遡る
仏教絵画最古の遺品、第9、第10窟壁画も興味深いでしょう。

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