このごろ思うこと パート14

☆神あらざる体験をしている  (2005年7月)

 
先日、EXPO 2005「愛・地球博」を娘と孫と一緒に訪れました。梅雨の中休みで曇り時々晴れのとても暑い日でしたが、楽しい一日を過ごす事ができました。開催以来、最高の入場者数だったらしく人気のパビリオンは2、3時間待ちというありまさでした。その辺りの様子は聞いていたので、並んで入ることはせず、気持ちいい空間を楽しもうと決めていましたし、委ねていました。

  ここだけは行きたいと孫が言っていたところには全く並ぶことなく入る事ができましたし、思っていた以上に癒されたり、楽しめたりしました。後は、並ばずに入れる色々な国のパビリオンに入って楽しみました。そんなとき、何だか心惹かれる音楽が聞こえてきました。娘と孫はまた別のパビリオンに入りそうになったので、私は音楽が聞こえてくる所へ行って見ているから後から来てねと言って分かれました。その音楽はアボリジニの方々の歌と踊りでした。前からアボリジニに関心を持っていたので、心から楽しむ事ができました。そしてその出会いに感謝しました。

  今回の万博のテーマは「地球との共生」です。科学・文明の進化・生活の近代化のため犠牲にされてきた自然、ガイア地球を見直し、自然の叡智から学ぼうというものです。私達人間はもうこれ以上自然を破壊すると大変な事になるぞ!という所までくるとクルリと反転して、大変なことにならないためにはどうすればいいのだろうという想いが出てくるもののようです。

  水素電池で走るバスが瀬戸会場と長久手会場間でピストン輸送をしていました。地球は全て(動物・植物・鉱物)の命を育む母なる一つの生命体であるという認識を持った人々が増え、私たちの集合意識が変ることによって、クリーンエネルギーがどんどん表に表れてくると確信しています。地球さんに感謝!!

  下記のお便りをいただきましたので、皆様とシェアーしたく思います。


K・Mさまからのお便り

  はじめまして、私はある縁でこのHPを知りました。そして津留晃一さんのことも始めて知りました。とても感銘を受けて一生懸命に読んでいます。私も以前から「神との対話」を何度も読み、もっと知りたいと思っておりましたので素直に入ってきます。

  ただ少し、気になることがあるのです。私がずっと導かれてきた方の教えの中には、畏敬の念と感謝の思いというものが人間の目覚めということにおいて、とても重要な感覚であると教えられています。でもこのHPのメッセージからはあまり感じられないのが気になりました。それについてどのように言われているのか、とくに畏敬ということについてあったら教えていただきたく思います。

  私達は人類の集合意識をシフトさせ、新しい時代を開くことを願いとし目的としている集団の者です。



返事

  はじめまして。津留のメッセージを熱心に読んで下さっているとのこと。お心に響くものがあったら幸いです。

  畏敬の念・感謝の想いについてのお尋ねですね。津留のメッセージは、アセンションの時代に向けて今までの古い価値観・思考形態を打ち崩すためのものです。

  ですから、代々信じ込まされてきた、宗教的・道徳的価値観(例えば自分の外に従うべき神や権威があって、それらに認められ、罰せられないためには○○でなければならない、といったような・・・)はもう不要であると繰り返し語っています。

  大いなる神が、あらゆる体験のため魂を分かち、物質化し、今のこの自分という体験を望んでしているのだということ。自分は、自分という宇宙の創造主(神)なのだということ。全ては愛であり、良いも悪いも、罪も罰もないということ。起きてくること全ては自らの創造であり、責任であり、また進化への道であり、愛である。それらを理解し、受け入れたとき、自然とあらゆるもの全てに感謝の念が湧き上がってきます。

  そして、地上の古い窮屈な価値観を脱ぎ捨て、大いなるワンネスの意識、深遠な宇宙の真理に触れた時、その無限の叡智・神秘・愛に、身も心も喜び・震え、自然と宇宙の壮大さへの畏敬の念が湧いてくるでしょう。 津留も、私たちもそれらの想いはすばらしく尊いものであると感じています。

  繰り返しになりますが、当時津留が伝えていたのは、古い価値観から来るコントロール、感謝や畏敬の押し付け(誤った使われ方)に息がつまり、自分を責め、苦しんでいる人々に向けられた、解放のメッセージなのです。

  ですから、あえて文章のなかに感謝の想いを大切にしましょう、畏敬の念を忘れないようにしましょうとは書いていないのですね。義務として強制されてきたものと、本来内側から自然と湧き上がってくるものとの、混同・誤解を避けるためだと思います。

  津留は津留に与えられた役割を果たし、メッセージを遺し、必要な方々が、今でもこのメッセージに出会われている・・・。まさに、完璧な宇宙の導きに感謝と畏敬の念を感じます。

 ご質問ありがとうございました。



K・Mさまからの再度のお便り

 
山口様、丁寧な返信ありがとうございました。言われるとおり、確かに素晴らしいから必要だからというだけでは感謝も畏敬もまったく感じることはできませんでした。私がそれを感じることができるようになってきたのは、自分の世界や人間に対する理解(認識・わかりかた)の変化があったためです。

  このHPで津留さんのメッセージと出会い、山口さんとお話ができることはとてもうれしく思います。そして必然だったのだろうと思います。私の中のもう一人の自分が引き出した現実だと理解しています。そして、津留さんのメッセージに出会えたことは、私にとってなにか決定的な変化をもたらすような予感がしております。

  あなた方の言葉では「アセンションの時代」。私たちの言葉で言うならば「ビッククロスの時代」を生み出していくための魁としての私たちだと思っています。そして、その同じ目的を共有している同志だと思います。ありがとうございました。また何かありましたら質問させてください。



  「神が神あらざる者を体験したくて、自ら望んで体験しているのが人間の姿である」という考え方を自分の中心に据えると良い/悪いが消えます。恐れの心・弱い心・妬み心・裁く心・人に隠したくなるような醜い(とされている)心でさえ、そのまま在っていいと自分を許すと肩の力が抜けます。それらを体験するために人間になって地球へ体験旅行にきたのだから・・・と。

  「頑張って浄化、修行をして正しい(?)心、清い心の持ち主にならなくてはならない」という思いを外すとニュートラルな心の位置に立つ事ができます。その上で、浄化したいと湧き上がってくる思いは、○○ねばならないからするのではなく、○○したいからするのですから、そこに遊び心があり、あせりがありません。しなくてもいい事をするのは趣味ですから、楽しくやっていけるのではないでしょうか。

  津留のメッセージはあくまでも人間津留が自分の見えている自分の宇宙での見え方を書いているだけです。ですから津留信者になる必要は全くありません。そのメッセージの中から、自分の心に響いてくる所だけを受け入れて、ご自分のオリジナル宇宙観を大切になさって下さい。



☆娘の旅立ち  (2005年8月)

 娘は長い間、幼少期の過酷な体験からくるブロックの浄化に真剣に取り組んでいましたが、やっとさなぎから蝶へと脱皮するステージに立つことができたようです。

 私の庇護のもとから旅立つ時です。娘が選択した、シングルマザーとして出産・子育てするという道をサポートしようと決意してから8年。私は自分でも気づかないくらい頑張って二人を支えてきたのだと思い知らされました。

 先日娘から「ソウルメイトに、真のパートナーにめぐり合えたの」と報告を受けたとき、私は少しの寂しさを感じつつも、重荷が降りたように、こわばっていた肩が急に軽くなるのを体感しました。そして「ああ、私は深いところに隠してはいても、こんなに二人のことを背負い、守っていたのだ」と知ったのです。

 人様にアドバイスするときには『「今・ここ」しかありません。心配とは意識が「今・ここ」を離れて未来に飛び、まだ起きてもいない事を想像するときに感じるものです・・・』といつも言っておきながら、自分自身まだまだ宇宙に委ねきっていなかった事がはっきりわかりました。

 愛することは美しいことです。素晴らしいことです。でも愛しすぎることは「執着」するということでもあります。私は娘と孫を愛するあまり、執着し、「孫がもう少し成長するまでは絶対に死ねない」と思い、言葉にも出していました。そのままの気持ちを持ち続け、やがて病気になったらきっと苦しかったと思います。

 旅行先などを考えるときも「まず、孫が喜ぶ所」を優先して決めていました。自分のエネルギーを過度に注ぎ込んでいたのです。少しきつい言い方にとられるかもしれませんが、それでは「私が私ではなかった」ということですよね。今まで私が握り締めていた「娘と孫」への執着を少しずつ、少しずつ手放して行こうと思います。

 娘は自分を信じて宇宙に全託し、最善なタイミングでパートナーのヒデさんを見つけました。さすが、我が娘です。これからは娘も孫もヒデさんに託し、私は私の心のままに生きていくつもりです。

 娘の気持ちは彼女のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/newwavenewwind/diary/200507240000/)を読んでいただくとして、ヒデさんのお気持ちをシェアーさせていただきます。これは娘に来たメールを読ませてもらって感動し、是非にとお願いして掲載を承諾していただいた文章です。


「絶望の底から、至福の極みへと、すくい上げてくれたもの」

すべてを自分の「外へ、外へ」と求め続けた結果、
昨年12月、僕は日本を離れ、はるか遠く海外にまで行き着いていました。
そして、すべては行き詰っていました。
自分自身に、この世に、価値を感じることができなくなっていました。

そんなとき、不思議な結びつきから、津留さんのメッセージを目にし、
そして、このサイトにたどり着いたのです。

津留さんのメッセージは、そのどれもが、驚きでした。
これほどまでに、あたたかく、やさしく、救いを感じさせてくれ、
しかも、論理性を好む僕を満足させてくれるメッセージは、初めてでした。

気がつけば、毎日4〜5時間、むさぼるように読み続けていました。
そして気づけば、あるメッセージが、常に僕の目の前にあったのです。

『私の内側には無限の豊かさが元々内在している、
 無限に豊かな私にどんなものも必要がない』   (「選択」より)


何一つ手にしておらず、そして何一つ望む気になれないでいた自分に、ピッタリの
メッセージでした。

そして、一つの決意が、僕のこころの中に生まれます。
ただ、この言葉を信じてみよう、と。
この考え方を選択しよう、と。

すべては、そこから始まりました。

そして、それが、今年2月でした。

その後も、状態は、一見、まったく変わっていないように思えました。
そんな中、予定の帰国日を直前に控えたある日、一つのサイトに出会いました。
彼女のブログです。
でも、その時、特に何かを感じたわけではありません。
ただ、そのとき以来、不思議と、毎日かならず、訪問し続けることになります。

帰国後も、何一つ、大きな変化があったわけではありません。
こころは、いまだに、自分や世の中に対する無価値感でおおわれていました。

ただ、小さな行動が、小さな変化が、徐々に、徐々に、起きてきました。

そして、はっきりとは認識できないほどながら、少しずつ、
彼女に対する好意が、生まれてきていることに、気づき始めたのです。
(娘さんに対する好意は、はじめからありました(笑))

そして、彼女の日記に、コメントを書き込むようになります。
書き込む回数が増えるにつれ、彼女への好意も増えていきます。

「彼女に、二人に、会ってみたい」
絶望の底に落ち込んで以来、はじめて、湧き上がった願望でした。
二人の存在は、すべてのものに対して無価値を感じていた中で、
はじめて感じた、価値あるものでした。

ついに、どうしても会ってみたいという気持ちが抑えがたくなった時、
僕は、津留さんに、サポートをお願いしていました。

「そもそも、二人の存在を知ることになったきっかけは、あなたです。
もし、あの二人と縁があるのなら、どうか、会えるよう、導いてください。」

はっきりとした言葉にこそしませんでしたが、しかし、そう祈りました。
縁があるなら、津留さんが導いてくれるはず、という思いは、常にありました。

そして、夏至をすぎた、最初の土曜日。
あまりの天気の良さに、太陽のエネルギーを満喫しようと、
近くにある、お気に入りの公園へ行きました。

公園の入り口を入ったときです。
普段は置かれていない、看板のようなものがあることに気がつきました。
「日曜日、ホタル鑑賞会を行います」

そのとき、ふと、思ったのです。
「ふたりと会うなら、今だ! 自然が大好きな二人なら、興味あるはず。
 そして、縁があるなら、この誘いに乗ってくれるはず」
そして僕は、彼女のリアクションを引き起こすことを意識しながら、
日記にコメントを書いたのです。

彼女は、その狙いにまんまとひっかかり(笑)、そして、はじめて、会うことになっ
たのです。
そして、その後、今生での誕生以来、ずっと離れ離れであったソウルメイトは、
互いに、急激に魅かれあっていったのでした。

いま思えば、あれは間違いなく、津留さんのサポートでした。
だって、会うきっかけが「ホタル」だったのですから。

あのとき、津留さんがホタルを愛してらしたこと、
福岡に戻られるきっかけにまでなっていたことは、
僕の顕在意識の中からは、まったく消えていました。
つまり、僕の中に、ホタルと津留さんを結びつける考えは、なかったのです。
だから、後日、このサイトでそのことを改めて知ったとき、
ビックリするとともに、ふと、気づきました。
ああ、やはり、サポートいただいたのだ、と。

約半年間という、驚くべき短い時間で、
絶望の底から、至福の極みにいたった道のりは、
津留さんの一つのメッセージで始まりました。
そして、ポイントとなるべきもっとも重要なイベントにおいて、
津留さんのサポートをいただきました。

彼女が言っています。
「津留さんがキューピット役を果たしてくれたこと、
私たちの未来にお墨付きをいただいたみたいで、
最高にハッピーな気分になりました(*^O^*)/」
これ以上に心強いお墨付きは、僕には、望むべくもありません。
今は、ただ、津留さんに、感謝の気持ちでいっぱいです.。      ヒデ




☆この世は体験の世界  (2005年9月)

 まだまだ残暑は続きますが、朝晩はしのぎ易くなってきましたね。この夏は私にとって大きな変化の時となりました。

 人は今の生活が明日も続くと思いがちです。そして突然の変化に心が揺れます。突然ソウルメイトとめぐり合い、幸せの絶頂にいる娘のそばに在って、孫や私、主人、孫のパパの心に様々な感情が湧き出てきています。そしてそれぞれの感情を体験中です。

 孫はヒデさんが大好きです。でもパパのことも大好きです。これからは今までのように自分とママとパパの3人で食事をしたり、旅行へ行ったりできないと知り、心が複雑に揺れています。(孫はパパとはデートをしているのですが・・・)

 先日、夕方に私と娘と孫の3人で散歩をしていたとき、、急に不安感が来たようで、パパが可哀想と泣きます。ママは、「あなたは乗り越えられないような体験は決めてきていないので、きっと乗り越えられるわ。人は同じところにい続けることはできないの、変化していくものなのよ。でも、辛い気持ちになったらどんなことでもお話してね。パパに会いたくなったら、いつでも連絡してあげるからね」と言うとやっといつもの明るい顔になりました。

 昨日、法事で帰ってきたとき、孫が指しゃぶりをしているのに気づき、「赤ちゃんがえりしちゃったね」と言うと、「ママのエネルギーがヒデさんの方へ行ってるのでさみしいの」と言っていました。ああ、体験しているな。一人っ子で今までママの全ての愛を一心に受けてきたのですもの、でもだんだん自分の中で折り合いをつけるでしょう。私もできるだけ孫が安心できるように心をくばっていくつもりです。

 それとは別の話ですが、ここ半年くらいの間に主人のアルコール依存症が進みました。飲みすぎている時は一日中ほとんど食事をとらなかったり、歩くことさえままならなかったりします。

 ある時、夜私がダンスのレッスンに行って帰ってきたら、血まみれでベッドに寝ている主人を発見し驚いてしまいました。枕も頭の下のベットも血の海です。死んでいるのかとそっと顔を近づけると寝息が聞こえてきてホッと安心しました。どうしたのと聞いても「解らない」と言うだけ・・・。どこから出血しているのかさえわからないくらい顔面血だらけです。顔をそっと拭いて、やっと眉間からの出血だとわかりました。泥酔しどこかへぶつけたものの、自分で治療することも出来ず、そのまま寝てしまったようです。

 翌朝、救急外来で見ていただき、その部分は止血が難しい場所だと言われ、完全に血が止まったのは2日後でした。家中のお酒をかくしてしまったのですが、病院から帰るやいなや「お願いしますから、お酒を出してください。」「そんなに意地悪をしないで少しだけでいいからお酒を下さい。」と懇願する主人をみて、今までありのままの主人を受け入れようとしていた私の中がプチンと切れてしまいました。

 精神世界を解ったつもりで、ありのままの主人を受け入れようとしてきた気持ちが「血まみれ」事件でキレてしまい、感情が噴出し、怒りがあふれてきます。もう止まりません。そして「ああ、今は感情を味わう時なんだ」と感じ、このところ二人の間に諍いがたえませんでした。

 そんな時、娘のブログで私たち夫婦のことを

    私にとって、一番キツイのは^^;
    父と母の激しい感情的なぶつかり合いを間近で見ること。

と書かれ、今は感情を体験中なのだから放っておいて、この問題が自分の腑に落ちたとき、自分で書くからと言いました。すると「パパを批判したくなる自分の価値観を見てみれば・・・」と言われましたが、いいの、もう疲れたのと無視していました。

 辛くて、せめて娘に話して共感して欲しい。愚痴を言うのは内側にたまっていた感情を出すいい方法なのです。けれど愚痴を聞かされるほうは、自分まで辛くなるのでやめて欲しいと思うのは当たり前のことですよね。でも、ただ「そうね」と共感されたらどんなに楽になるでしょう。自分でもちゃんと解っているのです。だから、セッションして欲しいわけではないのです。

 でもすぐに内側に心を向け、主人を「そのままではいけない」と思っている自分の価値観をいっぱい発見しました。「見栄をはって生きるのは無駄なことよ。世間なんて自分の心のなかにしかないのに」「自分の正しさを押し付けないで、一人一人違っていていいのだから・・・」「一日中家にいてお酒ばかり飲んでいないでボランティアか趣味を探せばいいのに・・・」等等。

 いつもいつもこんな批判的なエネルギーを出している私の側にいたら、居心地が悪く、ますます飲んでしまうのですね。私は被害者だと思っていたけれど、加害者でもあったんだと解りました。そしてM2でたくさん浄化しました。

 そしてさんざん感情を出し切ったせいでしょう、「ああもう言い争いをするのは本当にイヤだな」と心底思ったのです。そして主人をそのままでいさせてあげることができるようななりました。

 「これは彼の体験なんだ、今世このままで終わる選択をしても、目覚めて生きる事を選択してもどちらでもいい。彼の選択を尊重しよう」と。すると、私の心が軽くなり、その結果、何となく主人も少し軽くなったように感じます。

 そして私は前から行ってみたかった紅葉のカナダ旅行をしようと決め、親友に話してみたら「行こう、行こう」と、とんとん拍子にその日のうちに申し込みも済ませ、9月18日から26日までカナダに行ってきます。

 津留さんが行きたいと言っていたナイアガラに2泊し、ナイアガラの滝のマイナスイオンにたっぷり浸ってきます。モントリオールに2泊してメイプル街道周辺に広がる紅葉の丘陵地帯であるローレンシャン高原などで紅葉を堪能します。カナディアンロッキーでは巨大雪上車でコロンビア大氷原へ行き、アサバスカ氷河の上を散策します。今からワクワクです。

 これからは自分のやりたい事を優先し、誰かのために○○しなければいけないという価値観を手放して生きて行きます。「自分がイヤだと思う事を自分にさせない」「これからは自分のためにだけ生きる」今はこれをアファメーションしています。

 自分を幸せに出来るのは自分しかいません。寂しさを誰かに埋めてもらいたいという欲求も手放します。自分で自分を幸せに出来たとき、私は光り輝き、その光で周りの人を幸せにできたらいいな・・・

 「未来のいつかではなく、今そうなって下さい。」という津留の声が聞こえます。でも今はまだ揺れています。そうなれない自分を裁かないで、今のままの自分を認め、丸ごと受けいれ、ゆっくり人間として体験を重ねて行こう、そう思っています。

 私たちはただただ体験しているだけなんだ。そしてその体験に良いも悪いもないのだと感じているこのごろです。


 以下の文章はM子さんとのメールのやり取りです。皆さまとシェアーしたく思い掲載いたします。

 山口潤子様、初めまして、M子と申します。今日はお礼を伝えたくてメールをしています。

 数年前、あまちゆうとさんから津留さんのことを知り、CDなどを聞かせていただいたり、ホームページを見せていただいたりしておりました。

 初めは、津留さんのお話される内容が、難しくよく分からなかったのですが、何度も何度もCDを聴き、何度もメッセージを読み、そして日常の中での色んな出来事を通して経験を重ねるにつれて、少しずつ自分の中に「ああ、そうか・・・こういうことなのだ」と感じられるようになってきました。

 さっき、なぜか気になって、メッセージ集の「遍在するもの」というメッセージを読みました。これまでタイトルが難しそうで読んでいなかったのが、なぜか気になり、今日初めて読みました。

 読み進めて行く内に驚きました。もう一度、読みました。読み終わると、私が現在、囚われていた事柄が消えました。「私は私のままでいていいんだ・・・」と、心から思えたのです。今、自分が自分であることを喜んでいます。

 昨日まで抱えていた「恐れ」を、そのまま受け入れました。出来ない自分を責めずに、受け入れました。

 山口様、メッセージ集をサイトに掲載してくださって、ありがとうございます。津留さん、あまちさんにも光に乗せて心でありがとうを伝えたいと思います。


 M子さま、お便りありがとうございました。津留のメッセージが、必要な方のもとへ届くようにとHPを立ち上げました。そして、必要なかたのもとへ、一番いい時に届いている事を嬉しく思っています。

 「遍在するものへ」は私もとても好きなタイトルです。読むたびに違う感動を覚えます。 そして心から安心します。

 これからも時々このサイトをお訪ねください。



 こんにちは、M子です。

 ここ数日で、山口さんの「このごろ思うこと」を読ませていただきました。とても心に響きました、書いてくださったこと、読むタイミングなどとても嬉しいと 思っています。津留さんの仰っていたことが、とてもすんなり入ってきました。読んでよかった・・・と思うことも幾つかあり、自分の囚われが見えてきました。

 物心ついた時からのブロックや、思い込みの価値観がたくさんあり、それをもう手放したいと思っています。

 私は、妹よりも愛されていないとか、母がそばにいてくれなかったとか、父を大好きだったのに、いざというとき頼れなかったので、すっかり嫌いになってしまい、軽蔑したり見放したりしたけど、本当は大好きで仲直りしたいとか、お金を持つのが恐いとか、競争や責任が恐いとか、人に迫られるのが恐いとか・・・もういっぱいです。

 そして、もうこんな思い込みも、もう沢山! もう終わりにしたい! と思っています。 もう、この問題にはほとほと疲れました。もう、十分に味わったから、卒業したいのです。

 山口さんのエッセイの中で、以前思っていたことをキャンセルして、宇宙に宣言し直すとありました。私もぜひそうしたいと思っています、ぜひ、方法を教えてください。何かよいお智慧を授けてください、宜しくお願いいたします。


 M子さま、お便りありがとうございました。

> 山口さんのエッセイの中で、
> 以前思っていたことをキャンセルして、宇宙に宣言し直すとありました。
> 私もぜひそうしたいと思っています、ぜひ、方法を教えてください。

 今まで自分の中にいて、沢山の体験をさせてくれた様々の価値観に「今まで沢山の気づきをくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝え、その後「もうそれらの体験を終わりにします」と宇宙に伝えて下さい。そしてありたい自分をイメージではっきり描き、その様に生きますと声に出して宇宙に宣言します。

 宇宙は助けを求められない限りは手助けしてはいけないというルールがあるようですから、はっきとり手助けをお願いして下さい。そしてその方法、時期については「私の一番いい時期にそうなりますように」とお願いし、後はお任せして委ねて下さい。

 もう一つ大切な事は、「もう、十分に味わったから卒業したい」という気持ちを良く見てください。マイナスサイドから、そこから逃れたい一心でお願いしてもうまくいきません。今までの苦しい体験は本当に必要だった。十分に感情を体験できて本当によかったとニュートラルな立場から出発してくだいね。

 娘のブログ「これが私の生きる道」の今日の日記にお答えになるような事が書いてありましたので、お読みになったかもしれませんが、転載しておきます。

夢のお告げ?のとおり
昨晩はキャンドルを灯し、お香をたき
ゆったりとスペシャルプレイスの瞑想を楽しみました。

青い静寂の世界。浮かぶピラミッドの中へと入っていきます。
そしてハイヤーセルフを部屋へ迎え入れました。

長い白髪と髭を蓄え賢者の風格、でも目がとても優しいおじいさま。
時と場合に応じて、年齢・容貌が変化するのでいつも楽しみなのです。

私はハイヤーセルフの手をとり、助けを求めました。
「不安の源となっている信念・ブロックを手放せるようお導きください」と。

すると、自然な光の流れを妨げている3つのブロックが
はっきりと浮き上がってきました。

それらのブロックに共通する根っこには
『自分には価値が無い』という信念が居座っていました。

「愛されるに値しない」

「豊かさを受け取るに値しない」

「認められるに値しない」

値しない・・・と自分で退けておきながら、それを渇望している自分。
そして、価値が無い自分を埋め合わせするために
必死に努力したり、相手の望みを叶えなければならないと感じている心。

あぁ、今このテーマに向き合う時がきたんだなぁ・・・
私は淡々と、それらの思考・感情エネルギーを眺めていました。

その時、初めて感じる次元のエネルギーに包まれ、私は圧倒されました。
「あなたは、だれですか?」
「大天使サマエル」胸の中に声が響きます。

猛々しい、炎のようなエネルギー。ドキドキします。
でもハイヤーセルフが一緒です。怖くはありません。
「私があなたをサポートします。」・・・意外に優しいかも


私は先日るーえさんの日記で読んだ、『契約の解除』のワークを
ふっと思い出しました。よし、これで行こう!

『私は、現在・過去・未来、あらゆる次元・時空間において結んだ
 [自分の価値の無さを体験する]という契約を、すべて今すぐ解除します。』
アファメーションを3回、声に出して唱えました。

ビジュアライゼーションをフルに使って、契約書をいくつも破り捨て、
自ら身に着けていた鎧兜を脱ぎ去りました。

それらを皆、紫の浄化の炎で焼き尽くし、純粋な光に還しました。
大あくびと涙が出て、ワークは終了。

気づくと、サマエルさんのエネルギーは消えています。
ハイヤーセルフとサマエルさんに感謝して、肉体に戻ってきました。

気になって、少し調べてみると
サマエルさんって死の大天使なんだそうな・・・


死は再生につながる。
私の再生をサポートに来てくれたのでしょうか?

いずれにしても、貴重な体験ありがとうございました。



 山口様、こんなに早くお返事を頂けて感激でした! 教えてくださり有難うございました! ゆうべ、お返事をいただいてから、もう一度、囚われていた価値観を見つめることをしていました。そのままなんだか、眠れずに一晩明かしてしまいました。

 この価値観を、もう卒業だ!と感じたのは、先日あるきっかけがあったのです。これまで何十年も同じ問題に悩んでいたけれど、その体験のおかげで、私はどんな価値観に囚われていたかに行き当たったのです。

 問題の下に本当は何を隠していたかを知る事が出来たのは、問題のおかげだったんだ、と思えたのです。この問題のおかげで、私は大きな荷物を降ろすきっかけをもらえたし、男として生きようとしていたことにも気づけました。

 幸せになることや豊かになること、愛されることなど、受取るのを拒んでいたこと、自分には価値が無いと思っていたこと、だから人が恐いこと、そして本当は父親を大好きだったことを素直に認めることが出来ました。他にも、この問題のおかげ、囚われていた価値観のおかげで、得られたことが沢山あったのです。

 よかったんだ、これで。約束通り予定通りだったんだ、と思えたのは、初めてでした。 さあ、もう卒業、次のステップに進もう、これからは本来の自分として生きたいなあ!と思えたのです。

 その後、山口さんのエッセイを読んで、感動して泣いたり、優しさに触れて泣いたり、はっとしたりしていました。その中で、宇宙のサポートを得るにはルールがあると知り、宇宙のサポートを受けたい!ぜひ教えていただきたい、と思ったのです。

 お嬢さんの日記も私にとってとてもパワフルで、とてもタイミングの良いものに感じました。とてもとても助けになりました。ありがとうございます。

 ゆうべ、宇宙に宣言しました。宣言している内に、私は笑顔でした。ありたい自分を思い浮かべてなのか、どうなのかわかりませんが、笑顔で唇の端も上がっていました。不思議な気分でした。
山口さん、ありがとうございます! 感謝でいっぱいです。 


 M子さま、新しい人生に向かってのご出発おめでとうございます。これからも様々な体験が待っていることでしょうね。

 でも、今の心の位置を思い出し、その位置に立ち戻ればどんな体験もすばらしい体験となることでしょう。

 どうぞ、
今世での体験をお楽しみください。