学生時代(1991年から1994年)は無縁だった入れ替え戦も卒業後はすっかり常連となってしまいました。ともすれば優勝争い以上に盛り上がる入れ替え戦の観戦記です。もう2度とこのようなハラハラはごめんだ〜。
そして更新されませんように。
と思いきや開設2シーズン目に続き2001年秋も入れ替え戦に望む。
山脇、上野の両輪で乗り越えた2001年から3年後の秋、6シーズンぶりにまたもや専修大との入替戦へ。。。。

2012年秋季、専修大との入替戦に敗れ、2部降格。このページが早期に更新されることを願う。(2012年11月5日)
2013年秋季、更新する機会も昇格を果たせず。。。またこのページが早期に更新されることを願う。(2013年11月10日)


2014年秋(対戦校:1部最下位・駒澤大)

11月10日(日) 連続完封負け。昇格の夢、持越し
東洋大
駒澤大 ×
【投手陣】
東洋大:●能間
駒澤大:○片山、高橋、今永

【試合経過】
【3回裏】1番西村(凌)が2ベースヒット、2番砂川がヒットで出塁し、1死1・3塁とすると、3番下川のゴロの間に1点。

【所感〜大阪より〜】
神宮で投げる能間君を見たい。そんな思いを抱き続けた1年だった。入替戦で帰りかけた神宮もまた第二球場へ戻ることになってしまった。春2位の駒大はやはり強かった。春6勝を挙げた駒大エース今永に見事に抑えられた。
能間君そして4年生の夢は来年に託される。
1シーズン、いやせめて1年で戻りたかった1部。遠い遠い神宮なのか。能間君に頼り切りだったこの2年だったが、まさに今、否が応でも脱却の時を迎えている。
私自身も行けなかった神宮。来年こそ行きたい。

11月9日(土)
駒澤大
東洋大
【投手陣】
駒澤大:○今永
東洋大:●能間、原、増渕、阿部

【試合経過】
【6回表】9番前田、1番西村がヒットで出塁、2番砂川が犠打で送り1死2・3塁とすると、3番下川のタイムリーヒットで2点。尚も1死3塁とすると、4番江越の犠飛で1点。この回3点。

【所感〜大阪より〜】
待ちに待った神宮球場。仕事で大きなトラブルを抱えてしまい、大阪の仕事場からのPC観戦。悔しい。気持ちは神宮だ。
長い1年、ついにたどり着いた神宮球場だ。
そして対戦相手はライバル駒大。気持ちはヒートアップ。

相手エースに完封、自軍エースは中盤に力尽きの展開。でも内容どうこうは問われない試合だと思う。まだ戦いは終わったわけではない。我々は2部校、チャレンジャーだ。崖っぷちから這い上がる
この秋、負けたら終わりの試合を終盤3試合拾ってきた。

まだ戦いは終わったわけではない。

2013年秋(対戦校:2部優勝・専修大)
昨春全日本大学選手権連覇の偉業の翌年、もたらされた苦戦。2勝10敗勝ち点なしで迎えた入替戦。

11月4日(日)
2部降格。追加点奪えず、終盤力尽きる。。。。

専修大
東洋大
【投手陣】
専修大:山田、○池田、大野
東洋大:阿部、●佐藤、能間、藤田

【試合経過】
【3回裏】1番藤井が四球で出塁。2番坂本のショートゴロでランナーが入れ代わり、3番緒方のヒットで1死3塁とすると、4番戸田の打席間の暴投で1点先制。
【8回表】8番渡邊がヒットで出塁。1番矢幡のヒットで1死3塁とすると、2番市原の犠飛で1点。続く3番仁藤の打席間に矢幡が盗塁を決め、仁藤のタイムリーヒットで1点。この回2点を返す。

【所感〜神宮球場〜】
現実がやってきた。いつの日かこの日が来るかもしれないとはずっと考えていた。
改めて一部で戦う素晴らしさを来春は思い知ることになるだろう。
今年はしばしお休みもしてしまったが【所感〜神宮球場〜】の表記も神宮第二球場や●●大学グラウンドと変わることになる。

藤田の先発、酒井の捕手起用、決勝点になってしまった失点も盗塁を決められたのが痛かった。1回戦の立ち上がりに一気呵成できなかったことや、最終回でのエンドラン失敗、2回戦では追加点をあげられなかったこと等々、悔しい敗戦だ。陣容が整わなかったのも厳しい入替戦結果につながった。

1点差での連敗。見方はそれぞれだが、惜敗だったと思う。個人的にはナイスゲーム、感動した試合だった。
1回戦、8回から登板した佐藤の鬼気迫る投球に感動、2回戦も3回から好リリーフ。このまま1点差で佐藤が踏ん張ってくれたらと、心底願ったが届かなかった。
8回、戸田、山口とつながった連打、緒方も2試合で5安打、4年生みな、後輩たちを1部に残したいそんな思いは十分に伝わってきた。藤田、1回戦は打ち込まれたが、2回戦好リリーフだった。土肥も1回戦1失点で踏ん張った。藤井、坂本、森、酒井、スタメン出場、各々光るものがあった。4年生は敗れてはしまったが、後輩に何かを残せた試合だったと思う。
それぞれの進路でまた新たな道を切り開いてほしい。

この入替戦の試合前、売店で食したカレーや、生姜焼き丼を見つめながら、会えなくなったらどうしようとの思い、神宮の椅子も2回戦は心なし座ごこちが悪かった。
試合終了後、しばし居座っていたら、悪気は全くないのだろうが「清掃作業があるから帰ってくれ。」の一言に妙に反応。「出ていけということですね。」と自虐的になるも、ここからが本当の戦い、1シーズンでの1部復帰を誓い、神宮を再び後にした。
必ずや来年6月にこの地に戻ってくると。

【打撃成績】
位置 氏名 学年 出身校 打数 安打 打点  9
【遊】 藤井 東洋大姫路 0 0 二ゴ 四球 三振 三振
 打 大槻  3  PL学園   1 0  0                   三振
【二】 坂本 浦和学院 遊ゴ 捕ゴ 中安 三振
【指】 緒方 PL学園 右安 右安 三振 一ゴ
【一】 戸田 前橋商 四球 三振 右安 中安
走左 角  3  日大三   0 0  0                   
【中】 山口 PL学園 遊飛 振逃 三ゴ 中安
【左】 岩井川 中京大中京 右二安 二ゴ 一飛
佐藤秀 帝京
 打  渋谷  2  桐蔭学園  1 0  0                 三振  
日大三
【中】 黒川 桐生第一 三FC 左安 遊ゴ 左飛
 【捕】 酒井  4  埼玉栄  右飛 犠打 右飛 一ゴ
 一 杉本  3   東洋大姫路  1 0  0                   
 【三】 森  4  東亜学園  遊直併 遊ゴ 三振
 打  林 1  桐生第一  三振
合計 33
【投手成績】
氏名 学年 出身校 回数 被安打 四死球 奪三振 自責点
阿部 浦和学院
 佐藤  4  東洋大姫路 6 1/3
能間 桐蔭学園 1/3
藤田 浜田 1 1/3

11月3日(土)
1点差、粘るも届かず。。。
東洋大
専修大 ×
【投手陣】
東洋大:●藤田、土肥、佐藤
専修大:○春山、大野
【本塁打】
専修大:荒木3ラン(2回・藤田)

【試合経過】
【1回表】2番坂本がヒットで出塁、3番緒方の打席間に坂本が盗塁を決め、緒方のタイムリーヒットで1点。
【2回裏】5番河合がヒットで出塁。6番三浦が犠打で送り、7番大久保のゴロの間に進塁し、2死3塁。続く8番渡邊が死球で出塁し、9番荒木の3ランホームランで3点を返す。
【3回裏】2番市原が3ベースヒットで出塁、3番仁藤のタイムリー2ベースヒットで1点。
【5回表】2番坂本、3番緒方がヒットで出塁し、2死1・3塁とすると、4番戸田の打球をショートがエラーし、1点。
【5回裏】1番矢幡がヒットで出塁、2番市原が犠打で送り、3番仁藤がタイムリーヒットで1点。
【8回表】3番緒方が四球で出塁、4番戸田の打球が併殺崩れとなり、5番山口がヒットで1死1・2塁とすると、6番岩井川のタイムリーヒットで1点。7番代打渋谷の内野ゴロで進塁し、8番酒井のタイムリーヒットで1点。この回2点。


【所感〜神宮球場〜】
先制するも、乗り切れなかった先発の藤田。最終カードで好投を見せた藤田に先発を託した。リリーフ待機かと見ていた
だけにこの起用に不安がよぎった。
初回、いきなりの連打も4番スクイズ失敗、盗塁死と専大の失策ににも助けられたものの、2回、3ランを浴びた藤田。
高く舞い上がった打球が風に乗ってギリギリに飛び込む9番打者
によるもの。はあ、、、苦しい。
初回、主将緒方のタイムリー、戸田死球で一気に専大の出鼻をくじきたかったが連打が出ず。
後を繋いだ土肥が1失点、佐藤が1イニングを好投、打線も今季初の2ケタ安打、1点差まで追いすがるも届かず敗戦。
最終回、1死2番坂本安打出塁もエンドラン失敗で2塁盗塁失敗の策も痛かったか。先勝を許してしまったが、相手エースをマウンドから引きずりおろし、2回戦、逆襲して再戦の暁には必ずやの思いで神宮を後にした。

【打撃成績】
位置 氏名 学年 出身校 打数 安打 打点  9
【右】 黒川 桐生第一 遊ゴ 中飛 内安 右飛  左邪飛
【二】 坂本 浦和学院 内安 三飛 中安 二ゴ  左安
【指】 緒方 PL学園 中安 中安 右安 四球  
平野 徳島商  三振
【一】 戸田 前橋商 死球 二ゴ 遊失 二ゴ  
【中】 山口 PL学園 三振 二ゴ 投ゴ 中安  
【左】 岩井川 中京大中京 二ゴ 遊ゴ 一ゴ 中安  
【遊】 藤井 東洋大姫路 左飛 右安 遊ゴ  
渋谷 桐蔭学園 遊ゴ  
 走 角  3  日大三  0  0  0                   
 遊 中川  3  柳井  0  0  0                   
 【捕】 酒井  4  埼玉栄  4  1  1     左飛    左飛   三振   内安  
 【三】 森  4  東亜学園  2  0  0     三振     一ゴ         
 打三  林 1  桐生第一  2  0  0              左飛   二直  
合計 37 11  
【投手成績】
氏名 学年 出身校 回数 被安打 四死球 奪三振 自責点
藤田 浜田 2 0/3
土肥 埼玉栄
佐藤 東洋大姫路


2004年秋(対戦校:2部優勝・専修大)
3年前入替戦を勝ち抜いた4年生が、よもやの入替戦。エース上野が未勝利、打線も瀧、田爪、上岡の不調、5番打者が固定できずつながりを欠き3勝9敗の勝ち点1という結果に。
終盤、山脇の復調は心強い。そして大広にも期待がかかる。優勝できなかった4年間だったが、最後の最後で投打がかみあった集大成を見たい。

11月7日(日)
専修大の守乱につけこみ、大量得点。上野も好投し、連勝で1部残留。
専修大
東洋大 ×
【投手陣】
専修大:阿部、高山、田中、品川、長谷川
東洋大:上野、永井、山脇
【本塁打】
専修大:長谷川(8回2ラン・永井)
東洋大:山本(2回ソロ・阿部)
【所感〜神宮球場より〜】
連勝で入替戦を乗り越えた。今日も6回上野が負傷退場するまで、好投。1回戦の山脇との両輪で見事連勝で乗り切った。3回の、相手の守備の乱れ、幸運な内野安打でビックイニング。終わってみれば、力の差がでた、今年のチームは入替戦に回るようなチームではなかった
ともいえるが、やっぱり入替戦、怖い1戦には変わりはない。
入替戦で好投した山脇、上野に支えられ、この4年、1部で勝ち抜いてきた。でも優勝には届かなかった。残留を決めたが優勝には届かなかった4年生の無念さを来年晴らし、優勝争いに加わって欲しい。
【試合経過】
☆3回裏:山本のソロホームランで先制。
☆4回裏:先頭、大広のセカンド内野安打(ややセカンドの早急それる)、大槻犠打成功で1死2塁。田爪ファースト内野安打(ピッチャーベースカバー遅れる)で1死1塁3塁。筒井もセカンド内野安打でタイムリー2対0。山本四球で満塁。田中はサード内野安打とサード悪送球で4点目。1塁3塁から瀧がレフト前タイムリーで5対0。荘野犠打成功で2死2塁3塁から上岡がタイムリー2塁打で7対0に。
★8回表:松本のヒット、長谷川の2ランホームランで7対2。
☆8回裏:先頭田中四球、瀧ライト前ヒット、荘野四球で満塁。大広押し出し四球で8対2
【打撃成績】
位置 氏名 学年 出身校 打数 安打 打点
【中】 桐蔭学園 二ゴ 三振 左安 三振 右安
【右】 荘野 PL学園 左安 遊失 犠打 二ゴ 死球
【指】 上岡 太田商 二ゴ 三振 右ニ安 遊ゴ 遊飛
【三】 大広 桐生第一 二飛 二内安・中飛 中安 四球
【二】 大槻 徳島商 三振 犠打 四球 遊併 一ゴ
【一】 田爪 浦和学院 三振 一内安 右ニ安 一内安 三振
【左】 筒井 PL学園 三振 二内安 一ゴ 遊失
【遊】 山本 PL学園 左本 四球 四球 中飛
【捕】 田中 如水館 中飛 三内安 遊直併 四球
合計 34 12
【投手成績】
氏名 学年 出身校 回数 被安打 四死球 奪三振 自責点
上野 帝京 5回1/3
永井 東農大二 3回
山脇 東洋大姫路 2/3

11月6日(土)
チャンスで押し切れない苦しい展開も山脇の好投で先勝
東洋大
専修大
【投手陣】
東洋大:山脇、愛甲(7回1/3〜)、永井(8回2/3〜)
専修大:西村、高山、田中
【所感〜神宮球場より〜】
まずは先勝。毎回安打ながらなかなか追加点が奪えない苦しい展開だったが、山脇が7回途中まで1失点でよく持ちこたえ勝利を呼び込んだ。チャンスで押し切れないリーグ戦同様、不本意な試合内容も入替戦だけに結果が求められる。
まずは先勝。大きな一歩を踏み出したが、あと1勝の壁が立ちはだかる。
【試合経過】
☆1回表:1死後、荘野四球、上岡タイムリーでで1死一塁二塁。大広倒れるも、大槻のセンター前タイムリーで先制。
☆3回表:先頭、荘野が内野安打。上岡三振の後、大広、大槻の四死球で1死満塁。田爪のセンター犠牲フライで2対0
★6回裏:1死後、1番松本レフト前ヒット、バント成功で2死2塁、3番長谷川を敬遠するも、4番森にセンター前タイムリーを浴び、2対1。
☆9回表:先頭大広四球、大槻ライト前ヒットで無死1塁3塁。田爪、セカンドフィルダースチョイスで大広生還、3対1。途中出場、鎗田バント見送りの間にセカンドランナー牽制死、鎗田はレフトフライで2死1塁。ここから山本のサード強襲2塁打、田中のセンター前タイムリーでもう1点追加し4対1。

【打撃成績】
位置 氏名 学年 出身校 打数 安打 打点
【中】 桐蔭学園 三振 右飛 二ゴ 三振 中飛 三ゴ
【右】 荘野 PL学園 四球 二内安 遊直 四球 四球
【指】 上岡 太田商 右安 三振 遊飛 右飛 三振
【三】 大広 桐生第一 三直 四球 中安 左安 四球
【二】 大槻 徳島商 中安 死球 中飛 三犠 右安
【一】 田爪 浦和学院 三振 中犠飛 中飛 左飛 二FC
【左】 筒井 PL学園 投ゴ 一ゴ
長谷部 成田
名田 東洋大姫路 中飛
鎗田 成田 左飛
【遊】 山本 PL学園 三振 左飛 左安 捕邪飛 三二安
【捕】 田中 如水館 二ゴ 左安 左安 中安 中安
合計 38 13

【投手成績】
氏名 学年 出身校 回数 被安打 四死球 奪三振 自責点
山脇 東洋大姫路 6回1/3
愛甲 東洋大姫路 1回1/3
永井 東農大二 1回1/3

2001年秋(対戦校:2部優勝・専修大)
今シーズンもエース長谷川は未勝利。エース不在の中、1年山脇が成長を見せ2勝、同じく1年上野も1勝をあげるものの3勝10敗1分けの勝ち点1にとどまり2季連続の入れ替え戦となってしまった。
対する専修大は2季連続の完全優勝。立正大との激しい優勝争いを勝ち抜いての入れ替え戦進出である。

11月5日(月)3回戦
専修大エース酒井から2点を奪う。上野も9回途中までソロ本塁打1本に抑える好投。山脇へリレーし専修大を振り切り1部残留を勝ち取った。
合計
東洋大
専修大
投手
東洋大:上野、山脇
専修大:酒井、加納、上間
位置 氏名 学年 出身校 打数 安打 打点
【中】 吉田 堀越 三振 一ゴ 三振 二ゴ 三振
【二】 浜田 京都西 三振 左安打 右二塁打 三振
【指】 高谷 土浦日大 三振 三振 投ゴ 二ゴ
【左】右 小板 浦和学院 中安打 四球 四球 三振
【一】 浦崎 PL学園 投犠打 遊内安打 三犠打 右中2塁打
【遊】 岩館 成田 三ゴ 中安打 四球 遊飛
【三】 薗田 前橋工 三振 投ゴ 三振 三振
【右】 松村 熊本工 三振 投ゴ
早川 東海大相模 左飛 捕妨害
【捕】 飯田 愛工大名電 三振 二ゴ 投ゴ 右安打
31
氏名 学年 出身校 回数 打者 安打 四死球 三振 失点 自責点
上野 帝京 30
山脇 東洋大姫路
【経過・神宮球場より】
1回東洋大は専修大・酒井に対し3者連続三振。専修大は1回1番佐竹はセカンド内野安打、2番松元は送りバント、3番二瓶はファーストファールフライ、4番本永は四球で歩くも5番船越はサードゴロに倒れ無得点。
2回東洋大は先頭小板がセンター前ヒット、5番浦崎が送りバントでランナー2塁となるも6番岩館サードゴロ、7番薗田は三振に倒れ無得点。
3回は双方3者凡退。4回東洋大は先頭2番浜田がレフト前ヒットで出塁。連続ワイルドピッチで無死3塁とチャンスが広がる。3番高谷は三振に倒れるが4番小板は四球でつなぐ。5番浦崎は高いバウンドのショート内野安打で三塁ランナー浜田が生還し先制点を奪う。6番岩館もセンター前ヒットを放ち2対0とする。
専修大も4回に先頭4番本永がレフト前ヒット、5番船越が送りバントを決め1死2塁とするが6番坂上はショートゴロ、代打中平はレフトフライに倒れまたしても無得点。
5回東洋大は2死から2番浜田がライト線へ2塁打を放つも3番高谷はピッチャーゴロに倒れ追加点ならず。
6回東洋大はこの回から代わった加納に対し2つの四球、送りバントはさみ1死1、2塁とするも7番薗田、途中出場の早川ともにピッチャーゴロに倒れまたしても追加点ならず。
6回専修大は2死走者なしから4番本永が特大のレフトスタンド中段に飛び込むソロホームランで2対1と1点差に詰め寄る。
追加点が欲しい東洋大は8回2死から5番浦崎が右中間へ2塁打を放つも6番岩館はショートフライに倒れる。しかし9回1死後早川が打撃妨害で出塁。9番飯田のヒットエンドランが決まり1、3塁となる。ここでピッチャーは上間に交代。1番吉田は三振に倒れるが2番浜田の打席でワイルドピッチが飛び出し3塁ランナーは生還、2塁ランナーは本塁封死。1点を追加し3対1と2点差で最終回を迎える。
9回専修大最後の攻撃はまず先頭3番二瓶がレフト前ヒットで出塁。ここで上野から山脇へ交代。代わった山脇は1塁ベースカバーがないにもかかわらず牽制球を擬投ボークを取られる。4番本永には四球を与え無死1、2塁となり5番船越の送りバントが決まり1死2、3塁1打同点の場面を迎える。6番坂上はセンターへ犠牲フライで1点を返し4対3と1点差に詰め寄る2死2塁となる。最後のバッター7番中平の打球は力なくセンターへ上がりこれを吉田ががっちりつかんでゲームセット。

【所感・神宮球場より】
1回戦を落とし崖っプチから這い上がった連勝だった。最後の最後で粘り強さをみせた。
入れ替え戦3回戦・双方の気迫がぶつかり手に汗握る接戦だった。先発は昨日2回途中降板の上野。9回途中まで本永の本塁打1本に押え込む力投を見せ秋の不振を払拭してくれた。
打線も初戦に完封を喫した酒井に3回まで6三振を喫したが4回に四球を挟み打線がつながり貴重な2点を先制できたのが大きかった。
追加点が奪えず重苦しい展開が続いたが9回に打撃妨害、バッテリーエラーか貴重な追加点を奪った。
9回は先頭バッターの出塁を許し苦しい場面を迎えたが山脇が乗り切って1点差で東洋大が1部の座を勝ち取った。
4回、9回の得点と2回戦での追加点も専修大のバッテリーエラーに漬け込み貴重な得点を挙げた。入れ替え戦の恐ろしさを痛感させられた3戦だった。
4年生の活躍も目立った入れ替え戦だった。2回戦で好リリーフをみせた中島、2回戦先制打の薗田、2回戦勝ち越し打、3回戦先制打の浦崎、守備でも薗田は好守を見せチームを救ってくれた。
4年生の活躍を受け、来年も神宮で東洋大野球部と再会できる。が上位5校は大きな戦力ダウンもなく強敵そろいだ。三浦をはじめ主力選手が抜け厳しい戦いを余儀なくされた1年だったが、1年生投手が大活躍し厳しい戦いを乗り越えてきた。来年、最上級生を迎える長谷川、新2年生投手陣山脇、上野らと高谷、小板、岩館ら打線が絡めば充分上位進出、優勝も目指せるメンバーだ。来年こそ神宮で歓喜のときを迎えたい。

11月4日(日)2回戦
4年中島が好リリーフ。専修大の自滅にも助けられ快勝。1勝1敗のタイに持ち込む。
合計
専修大
東洋大 × 10
投手
専修大:上間、伊藤、江草、近藤、小西
東洋大:上野、中島
位置 氏名 学年 出身校 打数 安打 打点
【中】 吉田 堀越 遊ゴ 三振 中飛 四球 右中三塁打 死球
【二】 浜田 京都西 三振 三振 死球 一ゴ 左安打 中飛
【指】 高谷 土浦日大 四球 死球 一失
若林 前橋工業 四球
田口 長崎日大 三振逃げ
【右】 小板 浦和学院 三振 投犠打 四球 四球 左二塁打
【一】 浦崎 PL学園 三振 左安打 左安打 三振 二ゴ
【遊】 岩館 成田 死球 三振 一犠打 左安打 四球
【三】 薗田 前橋工 右中三塁打 三振 三振 右安打 右安打
【左】 森山 日本文理
早川 東海大相模 四球 三振
松村 熊本工 三ゴ
中田 浦和学院 三ゴ 三振
【捕】 飯田 愛工大名電 四球 三振 中安打 一飛 投ゴ
氏名 学年 出身校 回数 打者 安打 四死球 三振 失点 自責点
上野 帝京 1・2/3 11
中島 土浦日大 7・1/3 25
【経過・神宮球場より】
先制は今日も専修大。1回1番佐竹のセカンドゴロを浜田が痛いエラー。2番二瓶は送りバント。3番阿部はショートゴロに倒れるも4番本永がライト右へのタイムリー2塁打を放ち1点を先制。5番船越、6番坂上は連続四球で2死満塁も7番中平はサードゴロに倒れる。
続く2回も専修大は8番先頭の下地が四球で歩く。9番松元は送りバント。1番佐竹はセーフティー気味の送りバントで2死3塁。2番二瓶がレフト前タイムリーヒットで2対0。ここで先発上野から中島へスイッチ。3番阿部はキャッチャーファールフライへ倒れる。
2点を先制された東洋大は2回1死後、6番岩館が死球で歩き7番薗田が右中間タイムリー3塁打で1点を返す。ワイルドピッチも重なり一気に同点に追いつく。動揺したのか8番早川、9番飯田に連続四球を出すも1番吉田、2番浜田が連続三振に倒れる。
4回、中島は1死後9番松元、1番佐竹に連続ヒットを浴びるも2番二瓶のセーフティーバントがサード前方へのファールフライを薗田がダイビングキャッチ。3番阿部もショートフライに討ち取りこの回を無失点で乗り切る。
5回に東洋大は2番浜田が死球で歩き3番高谷の送りバントをファースト船越が落球。この間サードベースのカバーががらあきで浜田が3塁を陥れ無死1、3塁となる。4番小板も四球で歩き無死満塁。ここで5番浦崎がレフト前2点タイムリーヒットを放ち4対2ついにリードを奪う。ここで上間から伊藤へスイッチする。
6番岩館の送りバントが決まり1死2.3塁となるも7番薗田三振、代打松村もサードゴロに倒れ2点止まり。
東洋大の猛攻は6回、7回も続く。6回は先頭9番飯田がセンター前ヒット。1番吉田は四球で無死1、2塁。ここで2番浜田の思い切った送りバントのシフトをとってくる専修大の逆をつくようなダブルスチールが成功。浜田はファーストゴロに倒れるも代打若林(投手・江草に交代)の四球のラストボールがワイルドピッチとなりなんと2者生還で6対2。4番小板が四球で続くも5番浦崎は三振で2アウト。しかし6番岩館がレフト前へタイムリーヒットでまず1点。しかし2塁ランナーはホームタッチアウト7対2とする。
7回(投手・小西に交代)は先頭薗田がライト前ヒット。2死後1番吉田が右中間へタイムリー3塁打。2番浜田もレフト前へ落とすタイムリーヒットで続く。代打田振り逃げ、4番小板のタイムリー2塁打飛び出し今季初の2ケタ10点を奪う。
中島は5回以降は2つの四球を許すも併殺打に討ち取りノヒットピッチングの好リリーフ。上野の早期降板のピンチを見事に救った。

【所感】
初回エラーが絡み先制を許す嫌な展開。2回にも上野はタイムリーを打たれ早々に降板し重苦しい雰囲気が流れた。がこのピンチを4年生が見事に救ってくれた。1点目のタイムリー、同点のホームを踏んだ薗田。サードの守備でも当たっている二瓶のセーフティーバントをファールグラウンドでのナイスキャッチを見せてくれた。
5番に入った浦崎も5回無死満塁から勝ち越しとなる2点タイムリー。
そして中島が2回途中から専修大を0点に抑える好リリーフ。4回に1死後連続ヒットを浴びるも薗田の好守にも救われ見事に粘ったのが大きかった。
まさしく今日は4年生がチームのピンチを救ってくれた。これでタイ。明日の戦いにすべてがかかる。
エース酒井を打ち崩せるのか。山脇を中心に投手陣が踏ん張りきれるのか。運命の1戦が始まる。

11月3日(土) 1回戦
山脇が痛恨の2ランホームランを浴びる。専修大エース酒井が3安打完封14奪三振。先勝を許す。
合計
東洋大
専修大
投手
東洋大:山脇、中島
専修大:酒井
位置 氏名 学年 出身校 打数 安打 打点
【中】 吉田 堀越 投直 投犠 死球 三ゴ
【左】 早川 東海大相模 投ゴ 三振 三振
松田 東亜学園 三振
【指】 高谷 土浦日大 左安 三ゴ 遊飛 三振
【右】 小板 浦和学院 右飛 三ゴ 左飛 右飛
【一】 耳道 浦和学院 三振 三振 三振
浦崎 PL学園
【遊】 岩舘 成田 四球 三振 三振
【捕】 飯田 愛工大名電 三振 三振 三振
【三】 桐蔭学園 右安 二ゴ 三振
【二】 浜田 京都西 三内安 三振 二飛
28
氏名 学年 出身校 回数 打者 安打 三振 四死球 失点 自責点
山脇 東洋大姫路 27
中島 土浦日大
【経過・神宮球場より】
1回東洋大は2死から高谷がサードオーバーのヒットで出塁するも4番小板がライトフライに倒れ無失点。
2回東洋大は1死から岩館が四球、7番飯田三振のあと8番瀧がライト前ヒットを放つも3塁を狙った岩館がタッチアウト。
対する専修大も1回2回と先頭バッターがヒットで出塁、送りバントでランナー2塁となるも後続が続かず無得点。
3回東洋大は先頭9番浜田が内野安打で出塁。1番吉田送りバント成功で1死2塁となるも2番早川三振、3番高谷がサードゴロに倒れチャンスを逃す。
専修大は3回1死から1番佐竹のセンター前ヒットの後、2番二瓶のライトオーバーの2ランホームランが飛び出し2点を先制。その後3番阿部に内野安打を許すも山脇は後続を断つ。
4回以降は両投手の投げ合い。酒井はストレート主体に組み替え三振を奪う。
東洋大は6回、先頭の1番吉田が死球で出塁するも2番早川はスリーバント失敗、高谷、小板は続けず。
専修大は7回に先頭6番坂上が二塁打で出塁するも後続が続かず追加点ならず。
9回東洋大の最後の攻撃も代打松田、3番高谷が三振、4番小板がライトフライに倒れゲームセット

【所感】
序盤はお互いにチャンスをつぶしあったが専修大が2ランホームランで波にのった。
専修大先発の酒井は先制点をもらった後、140kmを超す(MAXは146kmだったと思う。)ストレート主体の組み立てに変え押しまくり4回以降は東洋大打線をノーヒットに抑え込んだ。
山脇は一発を浴びたものの粘り強いピッチングを見せてくれた。
3回の1死2塁のチャンスを生かせず。チャンスに打てなかった3番高谷、4番小板のノーヒットが痛い。中軸が相手エースを打ち砕く1打が飛び出さないとやはり厳しい戦いとなってしまう。
後がない2回戦。低調な打線の奮起が望まれる。
2001年春(対戦校:2部優勝・専修大)
昨秋の優勝の立役者エース三浦・小川のバッテリーの抜けた穴をうめきれず入れ替え戦へ。
エース長谷川の四球連発の乱調、岩館、小板を中心とした打線の不調など投打が全くかみあわず2勝10敗
勝ち点0。
対する専修大は酒井、上間の両エースが健在で10勝1敗勝ち点5の完全優勝。
打ち勝つ展開で5点以上とらなければ相当な苦戦が予想される。
専修有利の評価の中、試合は始まった。

6月10日(日) 2回戦
上野7回・2/3を無失点に抑える。山脇、長谷川のリレーで逃げ切り1部残留を決めた。長谷川、上野の好投で入れ替え戦を乗り切った。
合計
専修大
東洋大 ×
投手
専修大:上間、伊藤、加納
東洋大:上野、山脇、長谷川
位置 氏名 学年 打数 安打 打点
【左】 早川
【遊】 岩館
山下
【中】 吉田
【右】 小板
【三】 大広
【指】 若林
【指】 高谷
【一】 浦崎
【捕】 福田
小西
飯田
【二】 浜田
氏名 学年 回数 安打 自責点
上野 7・2/3
山脇 1/3
長谷川
【総評】
2度の内野フライの落球など頂けない場面もあったが、初スタメン・若林の勝ち越し3塁打が飛び出し投げては上野、山脇、長谷川のリレーで逃げ切った。
長谷川の復活、上野の好投で入れ替え戦を乗り切った。
第1戦での坂上の2度のバントミス、エラー、四球が得点につながるなど専修の固さにも助けられた入れ替え戦だった。
厳しい戦いが続いた春だったが若い選手が目立つだけにこの戦いを乗り越え秋からの飛躍に期待します。

【経過】
先発上野は初回連打を浴び無死1塁2塁のピンチをまねく。3番船越のバントミスにも助けられ後続を断ち無失点で乗り切る。対する東洋大は初回にで1番早川の死球、2番岩館のレフト前ヒットで3番吉田の送りバントで一死2塁3塁から4番小板のライトへの犠牲フライで1点を先制。2回、3回、4回、5回と毎回出塁するも3回、5回と併殺打でチャンスをつぶし追加点がなかなか奪えない。
上野は2回、3回、5回は三者凡退。4回は大広の落球、5番中平のレフト前ヒットで1アウト1、2塁のピンチを招くが後続を断ち5回まで0に抑える。
しかし、6回2死から4番本永がレフト前ヒットで出塁。盗塁も成功しスコアリングポジションへ。ここで5番中平がライト線へ落とし1対1の同点に。しかし、2塁を欲張ってチェンジ。
東洋大は6回裏すかざず勝ち越し点を奪う。1死から小板が四球で出塁。5番大広の送りバントで2死2塁。ここで初スタメン、ここまで2打数2安打の右バッター若林。ここまで粘り強く投げていた左腕・上間から右中間を破る勝ち越し3塁打が飛び出す。続く浦崎も変わった伊藤から詰まりながらもライト線に落ちる2塁打で3対1へ。
7回にも9番浜田の内野安打をきっかけに1回戦本塁打を放った吉田のタイムリーが飛び出し4対1とリードを広げる。
しかし、専修も簡単には引き下がらない。8回、代打渡辺の内野安打、4番本永に四球を許し2アウト1塁2塁のピンチを招く。ここで山脇に投手交代。山脇は代わり端、5番阿部に四球を許し2アウト満塁としてしまう。ここで6番沢祇をサードファールフライに討ち取りこの回無失点。
9回はいよいよ長谷川が登場。しかしここでまたもや痛いミスが発生。サード大広の上空にフライがあがる。スタンドからは4回の落球がよぎりなんともいえない歓声がもれる。深追いする大広そして急に足が止まる。9回から守備に入った山下が急きょフライを捕りにいくが足がおいつかずに落球。ノーアウトで出塁を許す嫌な展開。
8番下地はセカンドゴロ。ゲッツーの期待がなんとセカンド浜田が1塁ランナーをタッチにいくもここでまたもや落球。しかしここで悪夢の悪夢は専修のミスに救われる。アウトと思い込んだランナーがセカンドベースを離れており、セカンドベースにボールがわたり1アウト。代打高橋は三振に倒れ2アウトに。いよいよあと一人。ここまで2戦4安打と好調な佐竹。1ストライクからの2球目はショートゴロ。山下がセカンドベースを踏みゲームセット。厳しい春の戦いは連勝で1部残留で幕を閉じた。

6月9日(土) 1回戦
エース長谷川、12奪三振で完投。3番吉田4安打1本塁打 9回裏無死満塁のピンチも無失点で乗り切り先勝。
合計
東洋大
専修大
投手
東洋大:長谷川
専修大:酒井、伊藤
本塁打
東洋大:吉田
専修大:下地
位置 氏名 学年 打数 安打 打点
【左】 早川
【遊】 岩館
山下
【中】 吉田
【右】 小板
【指】 高谷
【三】 大広
【一】 浦崎
【捕】 飯田
【二】 浜田
氏名 学年 回数 安打 自責点
長谷川
【総評】
長谷川が2四死球と安定した投球を見せたのが大きかった。9回裏2アウト満塁のピンチにも連続三振を奪うなど入れ替え戦になってようやくエースの意地を見せてくれた。シーズン中に見せた乱調、逃げのピッチングではなくランナーを許しても堂々と勝負を挑み後続を断つ。長谷川がついにエースとなった。
2回に四球、エラーをつき、吉田のホームランが飛び出し3点の先制が大きかった。6回大広の犠牲フライで1点を追加したがこれも四球が絡んでいた。シーズン中の東洋の悪いパターンを専修が演じてくれた。
専修大は4盗塁、4四球、バントミスなど総じて動きが固かった。戦前の専修有利の声が強かったが、捕手の弱肩をつき2回戦もかき回していけば1部残留が見えてきそうだ。
1回戦は快勝とは言えなかったが、専修のミスを確実ものにし4盗塁バッテリーを揺さぶることができなたの勝利につながった。2回戦もかき回していきたいところだ。
【経過】
専修大先発の酒井の140kmを超すストレートにため息。1回3番吉田が内野安打、盗塁、悪送球で2アウト3塁と先制のチャンスを掴むが4番小板は三振で先制のチャンスを逃す。
対する東洋大先発長谷川は1番佐竹にセンター前ヒットを許すが2番坂上のバントをピッチャーフライで討ち取り1アウト。キャッチャー飯田が佐竹の盗塁を阻止し2アウト。3番船越はサードゴロで3人で攻撃終了。
3回東洋大は先頭8番飯田が四球で出塁。9番浜田の送りバントで1アウト2塁。1番早川はショートゴロエラーで出塁1アウト1塁3塁に。早川は盗塁を決め1アウト2塁3塁となり2番岩館のショートゴロの間に貴重な1点を先制。続く3番吉田は初球をたたき快音とともにライトスタンドへ一直線2ランホームランで3点を先制する。
点をとった後の3回裏の守りが重要であるがショート岩館のエラーで先頭バッターを塁に出してしまう。
ここでは専修のちぐはぐな攻撃に助けられ8番下地は三振ゲッツーで2アウト9番田山も三振に討ち取り3回裏を0に抑える。
6回に東洋大は追加点を奪う。先頭3番吉田がホームランの後の打席でバントヒットで出塁。4番小板は四球で歩きノーアウト1塁2塁。5番高谷の送りバントで1アウト2塁3塁に。6番大広はライトへ犠牲フライを打ち上げ3塁ランナーが生還し4対0とする。
長谷川は4回、5回と先頭バッターにヒットを許し送りバントでスコアリングポジションにランナーを背負うが後続を討ち取り無失点で乗り切る。
6回に初の四球を許し1番佐竹がレフト前ヒットで続きノーアウト1塁2塁。しかしまたここで2番坂上が今日2回目のバントミスでピッチャーフライ。3番船越はショートライナー、1塁ランナーが飛び出しておりゲッツーでチェンジまたもや0に抑える。
長谷川は8回に8番下地にソロホームランを許すが4対1の3点差で最終回を迎える。4対1のスコアも見て98年秋入れ替え戦1回戦の9回裏ノーアウト満塁のピンチが脳裏をいよぎったがよもや全く同じシーンが訪れるとは・・・・。
先頭の2番坂上はセカンドを強襲。浜田はギャクシングルでキャッチするも1塁へ悪送球ノーアウト2塁に。
3番船越には頭部へ死球、ノーアウト1塁2塁。4番本永はライト前ヒットで続きあっという間にノーアウト満塁の大ピンチに。
しかしここで長谷川はエースの意地を見せる。5番岩下、6番二瓶を連続三振に討ち取り2アウトに。
あと1人。代打中平を迎える。1エンド1からの3球目、レフトへ飛球があがる。風にながされ打球へレフトフェンス際へ。まさか代打サヨナラ満塁ホームランか・・・打球はレフト早川のグラブの中へ。ゲームセット。
9回のピンチをしのぎ貴重な1勝をもぎ取った。

2000年春(対戦校:2部優勝・立正大)
主力のエース鈴木、主砲・久保田、近鉄からドラフト指名を受けた前田など主力選手が卒業し、主将でエースの三浦が孤軍・奮闘するも開幕から黒星が続き苦しいシーズンとなった。

終盤の中央戦に勝ち点をあげ、かつては覇権を競い合った王者・駒沢との最下位決定戦にもちこむものの1点差で敗れ、1部復帰後3シーズン目にして早くも入れ替え戦出場となってしまった。最後の最後で勝ってしまう、駒沢らしい粘りのあるいやらしいさをまたまた痛感させられた試合だった。

立正大との第1戦は4対2で勝利し、第2戦はサヨナラ勝ち。第2戦は友人の結婚式と重なりテレホンサービスでひやひやしながら結果を確認していました。

1998年秋(対戦校:1部最下位・立正大)
春の2部リーグではまさかの4位と惨敗。スポーツ新聞で、はじっこのはじっこのほうにある結果に落胆の日々であった。優勝し連勝しなければ1部復帰とはならない現実を改めて実感。

そして雪辱に燃える秋。東濃大に1敗のみの10勝1敗、勝ち点5・完全優勝の好成績で入れ替え戦の出場を決める。対する立正は10連敗での入れ替え戦出場となる。しかし立正大も8シ−ズンにわたり1部にとどまり続けた強敵である。

第1戦は2部の1年間で10勝を挙げたエース・鈴木。序盤からリードを奪い3対1で9回へ。しかしそれまで好投を続けてきた鈴木が立正大の反撃に合いノーアウト満塁の大ピンチ。ブルペンではリリーフ三浦がスタンバイするも鈴木が続投。同点、逆転を覚悟したが続く打者をショートライナーのゲッツ、サードゴロに討ち取り完投勝利。大事な第1戦をとり1部復帰に王手をかけた。

第2戦は福原(阪神)が先発。序盤からリードを奪い5点を奪取。福原も完封で後輩へ1部復帰をプレゼントした。
グランド、スタンドとも喜び爆発。

第2球場は売店もなくスタンドも狭い。見るほう、応援するほうにとっても劣悪な環境であった。TOYOダンスが狭くて反転できないんだから・・・。1年での1部復帰。「来年はここで会える。」、「また神宮球場で応援できる。」そう思い見上げた秋の夕日はとても美しかった。

1997年秋(対戦校:2部優勝・日大)
1997年春に続いて最下位となる。春は中央を下し1部残留を決めたものの、秋はエース吉野を擁する強敵日大との対戦となった。優勝後、4シーズンで3度目の入れ替え戦出場である。

第1戦は延長戦にもつれ、まさかのサヨナラ負け。はやくも後がなくなる。
第2戦は、日大は吉野が第1戦に続き連投。しかし、東洋打線は主砲・久保田(新日鉄君津)を中心に打ち崩し1勝1敗、第3戦にもつれこむ。思わずスタンドから当時の流行語「信じてもいいんですか?いいんです。」と同行した先輩と熱く語りあった。

そして運命の第3戦。日大はまたまた吉野。3連投である。試合は日大がリードを奪い終盤へ。なかなか吉野を打ち崩せない。期待の1年生投手、三浦も登板し、「来年もここで会いたい」と声援を送る。「信じてもいいんですか?いいんです。」を繰り返すが・・・ついに9回へ。吉野が9回を投げきり日大が1部昇格となり歓喜の日大ナインの輪がマウンド上の吉野を中心にできた。
それまでただ逆転を信じ声をからしてきた応援団。むなしいエール交換、そして次ぎにこの神宮でいつ歌えることになるのかわからない校歌斉唱と続く。
時間がたつにつれ2部降格を徐々に実感。秋の夕日に1シーズンでの1部復帰、苦しい時こそ声援を送り続けようと心に誓い神宮球場を後にする。来春の舞台となる第2球場の前を通り家路についた。
1996年春(対戦校:2部優勝・国士館)
1年前は清水(巨人)、エース塩崎を中心に5期連続2位の屈辱を跳ね返し見事優勝を果たしたチームが入れ替え戦。これがまさしく戦国東都。

第1戦は先制され苦しい展開も今岡のホームランなどで終盤じりじりと追い上げる。そして今岡(阪神)の2打席連続同点3ランが飛び出したかと思われたがレフトポールのわずか左への大ファール。私は思わず打った瞬間同点3ランかと思いレフトスタンドへむかって走り出した。しかしファール。その瞬間、血管が切れてしまい椅子を蹴飛ばし大声で我を忘れて叫んでしまった。こんなに興奮してしまったことは後先1度もない。初の入れ替え戦で私自身も高ぶってしまっていた。第1戦に敗れた瞬間、2部降格かと思い呆然とたちつくしていた。

結局、第2戦を勝利し、第3戦は20点以上の大差で連勝。しかも倉のノーヒットノーランのおまけつき。打っては今岡の3試合連続ホームラン。打つべき人が打ち、投げぬく人が投げぬけば1部の力があることを実証した。